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日本語だけでなく、英語などでも白人とか黒人と言う表現はあるのに、黄色人種という表現になってしまっていて、黄人という表現がないようです。なぜ、黄人という表現はないのでしょうか。

A 回答 (8件)

 この「黄」は専らヨーロッパから見ての価値観に基づくものであることに異論はないでしょう。

13世紀の昔、それまでに類例を見ない版図を持つ帝国が出現しました。いわゆるモンゴル帝国(その中核をなすのが元朝)です。それまでのヨーロッパは東方からの侵略を経験したこともなく、突然目の前に現れたのが自らとは皮膚の色も言葉も異なる悪魔そのものでした。
 こうした歴史的な経験に基づき、ヨーロッパでは黄禍論と呼ばれる立場があります。殆どの回答者の方が適切に指摘されている様に「ヨーロッパ人種(アーリア人種)」に対する「異人種」との意味で使用される表現で、相手を見下した表現としてタブー視されています。一般的に使われるのは白人に対する有色人種との表記であり、それすらも別な意味での白人優越主義とも呼ばれる考え方を反映しているとも考えられます。
 また類似する表現として「イエロー・ジャーナル」もしくは「イエロー・ペーパー」との言い方もあります。これは新聞報道の本質よりも発行部数の多寡により重点を置いた商業主義的姿勢として批判の対象となる言葉です。
 新聞が本来の機能として「権力に対する批判」であることよりも、扇情的なゴシップ記事や刺激的な表記による週刊誌的なスタイルを持つことに対する批判とご理解していただければ分かり易いかと存じます。
 たとえば、雅子妃の行状を批判したり皇太子には世継ぎがいないとして秋篠宮を皇太子として立太子すべきとの性急な見出しをつける週刊誌もありますが、それは新聞として馴染む性質の報道とはいいかねます。何よりも新聞報道には「主観」は求められません。読者に「事実を伝える」ことで「判断は読者に委ねる」との形でしかありません。新聞にも確かに「社説」との論調を記す部分もありますが、それも「私たちはこう考える」との部分だけです。それによって世間や社会を一つの方向へと導く誤謬が許されることもありません。それを行った瞬間にメディアとしての新聞は死亡宣告を受けたに等しい。これは新聞がかつて犯した苦い経験に基づく自戒でもあります。
 話は横道に逸れてしまい申し訳ありませんが、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」の一節に“red”との言葉がでてきますが、この言葉は赤色との意味ではありません。赤銅色に日焼けした肌を持つとの意味で、イギリスから移住してきた白人に対し、先住民族であるインディオの方々を指す言葉として使われています。
 更に横道に逸れれば、裁判官の法衣がありますが、あれは全て黒で統一されています。それは「黒は何色にも染めることができない」つまり厳粛に中立を守らねばならない立場であるとの理由に他ならないからです。
 色にも人間の意識が反映されていて面白いですね。
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この回答へのお礼

皆様、回答をありがとうございました。とても楽しく、また興味深く読ませていただきました。申し訳ありませんが、お礼をこちらの方へのみ記入させていただき、皆様全員の分も兼ねさせていただきます。

TANUHACHI様、黒の解釈はとても面白く感じました。考えてみれば白の逆なのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2013/07/13 01:17

「黄色人種」と言う言葉もありますよ。

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ありますよ。

黄人とは云いませんが、似たような使い方です。

黄禍論で検索して下さい。
古来白人は、モンゴル帝国をはじめとした東方系民族による侵攻に苦しめられてきた。そのため黄色人種は、西ヨーロッパではタタールのくびきとして、また、ロシア帝国においてはアンチキリストがアジアから現れると信じられ、共に恐れられてきた。

英語では Yellow Peril、ドイツ語では Gelbe Gefahr、フランス語では Le péril jaune 。

『黄色い危険』というのです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Yellow_Peril
http://de.wikipedia.org/wiki/Gelbe_Gefahr
http://fr.wikipedia.org/wiki/P%C3%A9ril_jaune
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それはすごく単純なことなんです。


この表現が、日本語での表現に限ることはわかりますよね?

日本では、黒と白と赤と青だけは特別扱いなんです

つまり、「白い」「黒い」「赤い」「青い」
この4つの色だけは「い」を付けるだけで、色の状態を表すことが出来るんです。

しかし黄は「黄色い」と色を付けないと表せません。

ただ、「黄色人」でも良かったのになぁとは思いますけどね。^^

それからもう一つの理由は、自分たちが黄色人種であるから、わざわざ言葉に出す必要がないためです。

つまり、「白人」と言うときは、外国のかたを差しているわけです。
自分たちが黄色人種なので、「白人黒人」に比べて「黄色人種」という言葉を使う機会はずっと少ないわけです。
機会が少ないので、略称が浸透せず、そのまま黄色人種と呼んでいるわけです。
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白人:White (people) 白色人種


黒人:Negroid 黒色人種
黄色人種:Mongoloid

 英語ではそれぞれ区別があります。

自分たちを中心と考えますので黄色と表現する必要はなく我々よりも白い人を白人、黒い人を黒人と表現しています。
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白色人種、黒色人種が正しい。


白人、黒人は、略称が定着した呼称。

ちなみに、外国人を外人と言うのは蔑称
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黄人は奇人・変人・超人・バロム1に通じやすいため

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米国があって小麦粉国がないのと同じ。

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