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「申された」「参りましょう」は、敬語の本などでは誤用とされていますよね。
でも、時代小説のセリフで使われますし、ご年配の方も普通にお使いになります。
実際のところどうなのでしょう?

あと、「申し訳ございません」「とんでもございません」など、以前なら問題なく使えた言葉も、最近は誤用とされるようになりました。
上記の言葉は、所謂文豪と呼ばれる小説家も使ってたのに、最近になって突然誤用扱いになって、不思議に思っております。

最近は、二重敬語はダメ、「お」「ご」を付けすぎるのもダメなど、なんでも誤用扱いをするような風潮で、逆にどう言えばいいのか困ってしまいます。

こういったことは、最近になって出来た決まりによって変化したのでしょうか。
それともずっと昔から問題視されていたものの、放置されていたのでしょうか。
正しい敬語だとか、ビジネス敬語などを謳った本を読んだりもしたのですが、いまいち納得出来ません。

敬語、言葉遣いにお詳しい方、ご回答よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

NO3です。

敬語の使い方とは関係が無い話ですが、例えば、ご存じだろうと思いますが、泉鏡花は病的とも言われるぐらいの非常な潔癖症でした。「豆腐」の「腐」は気持ちが悪いという理由から「豆府」と書いたと言われています。そのように所謂文豪と言える人などが、分かった上で、敢えて異なる文字を使うというような場合はさておき、一般的には広辞苑や大辞林などの辞書に基づいて文章を書いたり話をしたりするのが望まれますね。

インターネットが普及した現在はネット上でいろんな人がいろんなことを書きます。言葉の乱れの原因になっているのかも知れません。国語に関するネット上の情報で自分が最も信頼していますのはやはり文化庁文化審議会国語分科会(旧国語審議会)の公表された資料です。昔の国語審議会の頃とは異なり、必要な資料を探すのがものすごく大変?かも知れませんが、一度探検(どこに何があるか分かり難いです)されてはいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

貴重な情報を提供して下さりありがとうございます。
現在出版されている敬語の本や、インターネットのサイトに書いてあることをを、鵜呑みにするのは危ないとは思いつつも、では何を信頼すれば良いのかと悩んでおりました。
敬語の勉強として、調べてみようと思います。

NO.3のご回答と併せて、ベストアンサーと致します。

お礼日時:2013/10/09 11:16

5W1Hを明確にしないからダメなんじゃないかな?


敬語で重要なのは、相手を持ち上げるのか。自分がへりくだるのか、
その一点さえ間違えなければ、「申された」なんて表現は出てこない。

主語が明確でない文章が多いから分かりにくい。

敬語すら学校教育に盛り込まれない状況だから、酷くなっているだけで
まともな教育を受けて、当人もしっかり学んでおけば誤用は殆ど無かろう。

この回答への補足

>>「申された」なんて表現は出てこない。
ご覧になったことも、お聞きになったこともないとすると、あまり言葉にお詳しい方とは思えません。

>>主語が明確でない文章が多いから分かりにくい。
それは日本の文章特有のものではないでしょうか。
外国語(例えば英語)と比べれば、日本の文章は主語が分かりにくいものです。

>>敬語すら学校教育に盛り込まれない状況だから、酷くなっているだけで
まともな教育を受けて、当人もしっかり学んでおけば誤用は殆ど無かろう。
敬語はわざわざ習うものでしょうか。
あなたの仰るまともな教育が分かりません。

補足日時:2013/10/08 16:18
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 以前は問題がなかったのに、最近「誤用扱いされるようになった言葉」。


 いくつかのパターンがあって、一概には言えません。
 きわめて大雑把に書きます。適宜リンクを張りますので、必要に応じてご参照ください。

1)フツーの言い回しなのに、ヘンな用法が増えたために「誤用扱い」されるようになった
 いわゆる「バイト敬語」(~になります、~でよろしかったでしょうか、~させていただく……etc.)は、ほとんどがこれでしょう。
「大丈夫」「普通に○○」なども同様でしょう。
バイト敬語/若者言葉【お品書き】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n102021

2)ネットなどで珍説が広まって「誤用扱い」されるようになった(使いにくくなった)
 とりあえず、「了解(いた)しました」をあげておきます。
1031)【「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2581. …

3)さまざまな理由で、「誤用」とはいいにくくなったもの
 1)2)とは逆ですが、こちらも増えている気がします。

●申された……「誤用」とする説が優勢ですかね。「おられる」と並んで微妙な話になります
981)【突然ですが問題です【日本語編156】──敬語の難問3 申される 申された【解答?編】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2750. …

●参りましょう……使い方しだいでしょう。目上が目下を促すなら、とくに問題はないでしょう

●申し訳ございません……諸説ありますが、個人的には問題がないと思います
●とんでもございません……「誤用」とは言えません(文化庁が許容してしまいました)
よくある誤用6──誤用とは言い切れない例 申し訳ありません とんでもありません とんでもないです
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116373

●二重敬語
 ケースバイケースです。文化庁の見解は下記をご参照ください。少なくとも、二重敬語は「誤用」ではないはずです。
よくある誤用34──敬語編4 二重敬語
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372

●「お」「ご」を付けすぎるのもダメ
 ケースバイケースです。「付けすぎ」の明確な基準がないのですから、「誤用」だなどとは言えません。
よくある誤用35──敬語編5 二重敬語〈2〉
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133591
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この回答へのお礼

ネットの珍説とは言い得て妙です。
ただ、「申される」は古典でもさんざん使われますし、誤用ではないような気が致します。
「おられる」が微妙とは驚きました。
皇族や御門跡がお書きになった文章にも使われていたのを見たことがあるので、なんら問題ない言葉だと思うのですが。

お礼日時:2013/10/08 16:03

>「申された」


「申す」は非常に守備範囲の広い言葉で、その一つに「言う」の丁寧語としての用法があります。「田中先生がこう申されました」(大辞林)(広辞苑にも「言う」の丁寧語としての説明がありますが例文がぱっとしませんので省略)

>「参る」
「参る」も同じように意味の広い言葉で、その一つに「行く」の丁寧語としての用法があります。「駅までご一緒に参りましょう」(大辞林)
広辞苑では「一般的に重々しい口調で言う時にも使う」となっていて、例として「御一緒に参ります」(広辞苑第4版)

>あと、「申し訳ございません」「とんでもございません」など、以前なら問題なく使えた言葉も、最近は誤用とされるようになりました。
「申し訳ございません」
「申し訳」は名詞で「言い訳」とか「弁解」という意味。
「申し訳ない」は形容詞で相手にすまない気持ちで詫びる時に使う言葉。「迷惑をかけて申し訳ない」(大辞林)
「ない」の丁寧語は「ございません」
「申し訳ございません」は「申し訳ありません」を丁寧に言った言葉。

「とんでもございません」
若干ニュアンスの異なった方面で使われる場合がありますが、その一つに相手の言うことを強く否定する時に使う語。「景気がよさそうだな」に対して「とんでもない、赤字で困っている」。
「ない」の丁寧語は「ございません」

ざっと以上になりまして、おっしゃる通り、むしろ最近の若い人の言葉遣いのほうが乱れて来ているのではないでしょうか?お読みになった本がどのような人が書かれた、どのような本か知りませんが、参考文献とか根拠とか、そういったものを明示していますでしょうか?

なお記者会見の席上で最近良く耳にする言葉に「考えてございません」というのがあります。「ございません」は「ございます」の否定で、「ございます」は動詞「ござる」に助動詞「ます」が付いた「ござります」の転化したもので「ある」(補助動詞を含む)の丁寧語ですので文法的には「考えてありません」ということであり、自分には違和感のある言葉に感じられます。この場合の「ある」は補助動詞ですが同じ補助動詞の「いる」を使って「考えていません」あるいは「考えておりません(丁寧語)」と言った方が自然です。

過剰敬語に関しては国語審議会
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/old_bunka/ko …
でも少し書かれていますが、いわゆる慇懃無礼にならないように気をつける必要があるとは思います。使う場所と相手が問題だということで仮に過剰敬語になったとしても相手に不快感を与えないのであれば別にそれで良いのではないでしょうか?
国語審議会の諸文献はいろいろためになりますのでご参考にされるといいとおもいます。(かく言う自分自身全て読んでいるわけではないですが)
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答ありがとうございます。
「参る」「申す」は、辞書で丁寧語としての意味を持つと書いてあるのに、何故言語学者なのかも分からないような方がお書きになった本や、マナー講師を自称する方のサイトでは誤用とされているのか不思議に思っておりました。
広辞苑の例文にも書いてあるのでしたら間違いありませんね。
その他のご説明もとても分かりやすかったです。

お礼日時:2013/10/08 15:51

> こういったことは、最近になって出来た決まりによって変化したのでしょうか。



違います。

> それともずっと昔から問題視されていたものの、放置されていたのでしょうか。

その通りです。昔はもっとおおらかでたとえ敬語法としておかしいと思われていても平気で使いました。意味がわかればよいのであって誰も気にしません。それをいちいち指摘するようになっただけです。
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この回答へのお礼

>>昔の方がおおらかで
確かにそうですね。
美しい響きよりも用法にうるさくなった現代敬語は好きになれません。

お礼日時:2013/10/08 15:39

「申し訳ありません」「申し訳ございません」が間違いだなどと言うのはばかげています。


「お変わりありませんか」「間違いありません」と同じことです。
「とんでもございません」はちょっと微妙な点がありますが、昔から正しい日本語として使われてきました。
「とん」の語源が断定しにくいからです。
一応「途でもない」だとされています。
「何でもありません」「ほかでもございません」

二重敬語など無用の概念です。
文法に適っているかどうかです。
敬語連結とやらも無用の概念です。
「召し上がっていらっしゃる」は正しく、
「御覧になっていらっしゃる」は間違いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ただ、もう少し根拠が欲しいです。

お礼日時:2013/10/08 15:37

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