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大学探しをしている高校生です。経済学部で学ぶことについてお尋ねします。
経済学部では、具体的に何を学ぶのでしょう。
高校現代社会の経済分野の単元は、勉強が楽しかったのですが、同じような内容なのでしょうか。
教えてください。

A 回答 (3件)

>経済学部では、具体的に何を学ぶのでしょう。



学部の1・2年生では、主に、(現代)経済学の基盤となる基礎理論の二つを学びます。
・ミクロ経済学
・マクロ経済学
この二つの理論を土台して、様々な応用分野や実務的な分野を学習します。
(回答者1の方には、申し訳ないのですが、現在『マルクス経済学』は、全くといいほど教えられていません。事実・現実とかけ離れすぎています。)


>経済分野の単元は、勉強が楽しかったのですが、同じような内容なのでしょうか。
大学(学部)のカラー・指導教官によって、大きく異なりなます。

経済学は、文系の学問と高校の授業では、位置づけられることが多いですが、
実際は、数学・統計学を非常に多く使う学問分野でもあります。

ただし、大学の先生の中には、授業では数学・統計学を全く使わず指導するものの、
御自身の研究分野では、数学・統計学を大量に用いて研究論文を書かれている方々は、非常に多いです。

高校の授業の延長上に「経済学がある」という考えは、非常に危険です。


>経済学部では、具体的に何を学ぶのでしょう
ここ10年ほど、あくまで大学1・2年生に限ってですが、どの大学の経済学部も履修カリキュラムが似る傾向にあります。(前述と説明が重複します。)

・数学(経済学に主に使われるもの→偏微分・統計学等々)
・情報処理に関する授業(主に、R、EXCELにて、統計データ処理の研究を学ぶ)
・経済学の基礎理論(マクロ・ミクロ経済学→場合によっては公務員試験対策問題演習まで)

上記の3つの事項を基礎として、各(応用)分野を学びます。
・金融論 ・労働経済学 ・財政学 ・計量経済学 ・経済政策 ・国際経済学 等々

ここでも、繰り返しますが、高校の授業の延長上に「経済学がある」という考えは、非常に危険です。
教員は、大学では、研究者でもあります。

「分かりやすい正解がハッキリしているものを、一方的に与える存在ではありません」。


また、今日の経済学は、PCで簡単にデータ処理が可能になったことで、
データ解析に基づいたレポートの提出を頻繁に求められます。

つまり、パソコンと統計学(数学)を使いこなせないと、落ちこぼれます。
高校までの文系科目から、「大学では文系と理系の中間くらいに位置づけが変更されるのが”今日の経済学”です。」。

脅すつもりや、不快な思いをさせる気は全くないのですが、
「現代社会で、経済分野だけが好き」ならば、経済学部へ進まないほうがいいと思います。

むしろ、「情報や数学を、実際の社会に活かせる分野を学びたい」と考えられるのならば、「経済学部」へ進学されるのが良いと思います。


まだまだ、時間がおありだと推察しますので、専攻分野の選定には、十分な時間を割かれてください。


蛇足:金融論の中の「ファイナンス理論」では、下記のようなことを習います。
CAPMによる資産評価(1)CAPM・WACC・DCF法
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この回答へのお礼

やはり、高校の授業とはかなり違うようですね。間違った判断をしなくて助かりました。
丁寧なご説明、ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/19 17:52

こんにちは。

経済学部の者です。
学部を選ぶ上で大切なことなので、最後まできちんと読んでみてください(読みにくければすみません・・・)

まずは、経済学部と混同されやすいので言っておきますが、経済学と経営学(商学)は別物です。(大学によっては経済学部の中に経営学科を含む大学もあります)

○経済学部
ミクロ経済学、マクロ経済学を基礎とする。(簡単な数学を使用して、生産者(企業)や消費者、社会という大きな観点から考察します。物の売り方など、商売に関することは全くやりません)
ちなみに、政治経済でも出てくる、需要と供給の関係についてはミクロ経済学のお話です。

この2つを基礎にして、金融や貿易と言った経済事象について学びます。

また、統計学(計量経済学)を勉強する大学も多いです。統計学では数式を多用します。
経済の歴史を学ぶ経済史という授業もあったりします。

これらが多くの大学でも共通している科目で、他の科目は大学によって違うと思います。
基本的に、世の中で起こっていることを、簡単な数式を用いて説明する学問だと思ってください。


○経営学部(商学部)
会計学(簿記など)から始まり、1つの企業に関して学習します。
物の売り方を考えたり(ほとんどは、過去の良い企業の例を紹介する感じです)、労働に関することや、企業の組織について考えたりします。

実際の企業や商売について考える。実学的(現実に使えそうな学問)です。



経済学では簿記も必要ありませんし、商売について考えることはありません。

物を買った時に嬉しいと感じますよね?逆に、企業が物を売れた時にも喜ぶというのは想像できると思います。
この、物を買ったり売ったりした時の幸せ度(経済学部では「効用(こうよう)」という)をどのようにすれば最も高くできるのか?ということを研究するのが経済学です。(この時に最も効用(幸せ度)を大きくする点が、政治経済でも出てきた「均衡点」と呼ばれる点です)


経済学部では、以上のようなことを学びます。
もしあなたが、簿記などを取得したいとか、商売について勉強したいのであれば経済学ではなく経営学(商学)を選択するようにしてください(もう一度言いますが、大学によっては経済学部の中に経済学科と経営学科がある大学も多くあります)




余談ですが、No.1の方がおっしゃられている「マルクス経済」は、現実とあまりにもかけ離れていて、現在の経済学の流行りではないため、取り扱っている大学はほぼ0です。
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この回答へのお礼

経済学部と経営学部は、全く違う学問なのですね。
わかりやすいご説明、ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/19 17:57

> 経済学部では、具体的に何を学ぶのでしょう。



大学による、としか言いようがありませんが、一般的な大学では
・マクロ経済学の基礎
・ミクロ経済学の基礎
・マルクス経済学の基礎
位が共通しています。これに計量経済学などがはいってきたり、会計論・金融論が入ってきたりします。
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この回答へのお礼

答えていただき、ありがとうございました!

お礼日時:2014/06/11 16:48

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