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「所賑々敷仕度奉存候」の読み方を教えて下さい。

A 回答 (6件)

江戸期の文書の一部のようですが、このような時には古文書解読関係の辞書・用例集にあたると良いと思います。

古文書辞典で用例をさがすと、「大船新船仕度奉存」という用例があり、読み方を「たいせんしんせんつかまつりたくぞんじたてまつる」としています。そうなると、「所賑々敷仕度奉存候」は、「ところにぎにぎしくつかまつりたくぞんじたてまつりさうらふ(そうろう)」となると思います。
「仕度」は「したく」との読み方もありますが、したくをするのしたくは、江戸時代には「支度」の文字を使うことが多く、したいと意味のしたくは、漢字を使うならば、「為」を使っています。「仕」の江戸時代の用例の多くは、「つかまつる」です。
「度」は希望の助動詞「たし」で、「たから・たく(たかり)・たし・たき(たかる)・たけれ・○」と活用します。意味は、「~たい・~てほしい」です。
「奉」は和製漢文で返って読む字です。文法的には補助動詞で、動詞の連用形について謙譲の意味を表します。意味は、「お~申しあげる」です。
「存」はサ変動詞で、江戸時代の古文書では、「思ふ」・「考ふ」・「心得」の謙譲語として用いられることが多いです。
「賑々敷」は三字ですが、一つの単語で、シク活用の形容詞で、「にぎにぎしく(にぎにぎしから)・にぎにぎしく(にぎにぎしかり)・にぎにぎし・にぎにぎしき(にぎにぎしかる)・にぎにぎしけれ・(にぎにぎしかれ)」と変化します。意味は、現代と同じで、「非常ににぎわしい・とてもにぎやかである」です。
ですから、文の意味は、「~のところ、賑やかにしたいと存じます」のようになると思います。

以上、参考まで。
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この回答へのお礼

とても詳しく解説していただき有難うございました。
取り込みがあり、お礼が遅れまして申し訳ございません。

お礼日時:2014/10/06 20:57

#2さんの回答が正解でしょう。


「……ところ、」で切れます。
「にぎにぎしくつかまつりたくぞんじたてまつりそうろう」
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2014/10/06 21:02

「所賑々敷仕度奉存候」


賑々しきところ したく たてまつりたく ぞんじ そろ (そうろう と伸ばさないで そろ と結ぶ。)
では無いでしょうか。(所の後に レ点 があるように思います。)
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2014/10/06 21:01

「賑賑しく仕(つかまつ)りたく存じ奉り候」はありませんか。

あれっ、同じでしたか。
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2014/10/06 21:01

#1の方のお答えは、かなりよいなと参考にしまして、次のように読むことができるなと思いました。


 でも「所」の前にどんなことが記されていたか気になりました。その書かれていたことがわかると、読み方の見当をつけやすいと感じました。
 「~ところ、にぎにぎしくつかまつりたく、ぞんじたてまつりそうろう。」
  
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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2014/10/06 21:00

    ~ところ、にぎにぎしくしたくたてまつりぞんじそうろう

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この回答へのお礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

お礼日時:2014/10/06 20:59

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