プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんばんわ。
前回こちらで、へり落としがうまくいかないで回答をいただき、目止め液なるものを調べているうちに、
いろんな薬剤があることを知り、さらに調べているうちに、そもそも私のコバ処理の知識自体間違っているのではないかと不安を感じております。
実際、出来上がった作品のコバとブログ等に載っている作品と比べると、私の作品は、光もなくダークサイドに落ちたようなコバをしています。
そこで、私のコバ処理の知識を書いていこうと思います。
間違いや、そこはこうしたほうがいいなどありましたら、アドバイスお願いいたします。

床面同士貼り合わせたヌメ革のコバを処理すると仮定します

『普通にコバをピカピカにする』
1.コバ面に、イリスコバミラーを塗る
2.乾いて固まったら、ヘリを落とす
3.400~600の紙ヤスリで磨いて凹凸をなくす
4.CMC(orトコノール)をコバにつけて磨く
5.凹凸が気になる場合は、ヤスリで磨いて、CMCで磨きなおす
なぜ1番がイリスコバミラーなのかというと、目止め液であり、CMCよりコバが固まり、ヘリが落としやすくなるからです。
なので、ヘリを落とした後は、普通にCMCやトコノールで磨きます。
普通にピカピカする場合、着色もしてないので、2枚が張り合わさっているのがわかります。
なので、次は着色して1枚革のようにしようと思います。

『着色して1枚革のコバみたいにピカピカにする』
1.コバ面に、イリスコバミラーを塗る
2.乾いて固まったら、ヘリを落とす
3.スリッカーなどでコバを磨く→400~600の紙ヤスリで磨いて凹凸をなくす
4.イリスコバミラーを塗る→スリッカーなどでコバを磨く→ヤスリで凹凸をなくす→、、、、を繰り返して凹凸をなくす
5.イリスコバミラーを塗る
6.カラーイリス又は、カラーコバスーパーを塗る(例えば、黒色など)
7.トップコート剤を塗る
なぜ、イリスコバミラーで、磨くのかというと、CMCやトコノールより、皮膜を多く形成するので、それを磨いてつぶすことにより、細かい凹凸を埋めていきます。
その後、カラーイリス等を塗ったら、CMCなどと違い磨いてピカピカにできないので、トップコート剤を塗って艶出しをします。

以上が私のコバ処理に関しての知識です。
一つ付け加えておきますと、私、トコノールでしかコバ処理をしたことがありません。
さもこれが私のやり方ですみたいに書いていますが、ネット拾ったものを私なりにまとめだけなので、情報量もかなり少ないし、かなりアバウトかと思います。
とりあえず、イリスコバミラーとCMCとコバスーパーをまとめ買いして、送料無料にしようかと企んでいます。(なぜか、トップコートだけは持っています)
しかしながら、ネットで拾った知識ゆえ、自分の理解が間違っている場合、購入する商品自体も間違っている可能性があります。
今なら、間違っていてもカートの中を追加変更できます。
どなたか、私の生半可な知識に訂正とご指導のほどお願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちわ。



>床面同士貼り合わせたヌメ革のコバを処理すると仮定します
>2枚が張り合わさっているのがわかります。

この前段階の、裁断が重要。
貼り合せの場合、裁ち落とし分を含めた革を使い。
貼り合せてから裁断する。
2枚の革の床面は、床面処理しないで、サンドペーパーで荒らしてから、
酢酸ビニル系接着剤でべた貼り。しっかりローラーなどで圧着。
完全乾燥(24時間)してから、型紙を置き、スッパリ裁断すれば、
2枚革ではなく両面吟面の1枚革に見えます。

なので、複数枚の貼り合わせが最後に必要なときは、
型紙の段階で予めどこに余白を取って裁断するか考える必要があります。
余りに枚数が多いときは片落とし。1枚=概ね表革を仕上がり線で裁断し、
残りを余白つきで貼り合せて、仕上がり線をガイドに裁断します。

エルメスさんの動画で参考にどうぞ。(中盤あたりでカットしてます)

この動画で使用されている革はシュランケンカーフです。
ですので、コバの仕上げは顔料+染料+α混合にコテ仕上げ。

イリスなどのコバ処理剤は、基本的にクロムなどの磨きができないものに使うと思ってよいです。
原材料は主に樹脂と顔料です。コバミラーは、樹脂のみ。
トコノールは酢酸ビニル系の樹脂とワックスの混合です。

ヌメの場合・・・・目止め液は不要。
磨きだけで十分で、コバ着色にはローパスバチックなどの染料を使います。

ヌメの場合は、パーツをあまりいじらぬうちにできる所はすべてコバ処理を済ませます。
トコノールは色もついてますから、ヌメの色をそのままで仕上げたいときには不向きです。
その場合はCMCかふのりで。やすった後はスリッカーやヘチマと水だけでも十分に艶が出ます。
その後ストッキングで磨き、トップコート仕上げ。

>イリスコバミラーとCMCとコバスーパーをまとめ買いして、送料無料にしようかと企んでいます。

できれば、コバ処理剤は異種混合しないで。相性があるので剥離しやすいかもです。
コバスーパーは容量少ないですし・・・イリスは混色できます。
同じイリスで揃えるなら・・・ここが小分けでお安くて色も豊富。
http://l-phoenix.shop-pro.jp/?pid=14523092

ちなみにコバ処理剤は小分け推奨。(ふたを開けたままや皿だと乾燥固化します)
マニキュアの空き瓶が刷毛もついてて便利ですよ。
クロムやコンビなどには使うと思いますので参考まで
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この回答へのお礼

返事おそくなりました。
ご回答ありがとうございました。
革の種類で薬剤を使い分けるということがよくわかりました。
参考動画のエルメスの職人さんもす、すげーと思いながら見入ってしまいました。
接着剤で貼りあわせていましたが、ハンマーでガンガン叩いたりまではしていませんでした。
動画を見て思ったのが、コバは磨く以外での作業(段差、形を整えるなど)は、手っ取り早く終わらせるのがいいのかなと思いました。
作業を時間をかけすぎるとかえって、コバがふにゃーとかぼこぼこになるのかなとおもいました。
なので、おっしゃる通り、今度財布等を作る時、ちょっと大きめに型をとり、きれいに貼りあわせて、スパッと切ってなるべくヤスリをかけないようにつくってみたいと思います。
あと、イリスを買おうと思ってましたが、クロムなめしの革で作る予定はまだないのでとりあえずCMCを買おうと思います。
アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2014/09/12 01:46

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