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初めて投稿いたします。よろしくお願いいたします。

立教大学で理念ともなっている言葉

Pro Deo et Patria

というものの出典を探しています。
検索すると様々な場所で使われていることがわかりましたが、元々聖書やその他の文献の何から来ているのかがわかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうかお教え下さい。
よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

> 検索すると様々な場所で使われている



 そのようですね。フィリピンの大学のモットーになってたり、米軍関連のモットーになってたり ・・・

> 元々聖書やその他の文献の何から来ているのか

 異教徒にはいかにも 「聖書」 ぽい印象を受けますが、出典ではなさそうです。

 元々は古代ローマで日常的に用いられていたモットーのような表現らしいです。パターン化している表現のようで Pro aris et focis というのもあります。モットーですから、特に出典というのがあるわけではなくて、言いやすいから口に上っていたのではないでしょうか。

 たとえば Memento mori などという文句はもっと有名でしょうけれど、これも出典があるというわけではなく、古代ローマ人が口にしていた文句で、それが今日まで伝わっているわけです。その類だと思います。

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Latin_phras …
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この回答へのお礼

早速にお教えいただきましてありがとうございます。
そうですか、メメント・モリなどもモットーなので、出典がない場合もあるのですね。
聖書か誰かの宗教書が原典と思っていたのですが。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/09 17:07

こんにちは。


調べてみましたが、まず、Deo et Patriaeという形がありました。これは「神と祖国のために」という意味で、昔、ドイツのあらゆる君主たち(たとえば17世紀ザクセン選帝侯の記念貨幣の刻印)や公共機関(学校など)が使用した標語だそうです。Deo et Patriaは、このDeo et Patriaeのヴァリエーションだそうです。ドイツのフルダという都市が、1794年から96年にかけてフランスに対して起こした同盟戦争の折に財政難に陥り、フルダの領主司教が、宮廷の銀器を提供しましたが、その時に鋳造されたターラー銀貨に刻印されたのが、このDeo et Patriaという語形だそうです。
ラテン語なので、もっとそれ以前のラテン語文献に出てくるのではないかと思ったのですが、今のところ見つかりません。ラテン語の聖書にも検索をかけてみましたが、該当なしと出ました。ラテン語に詳しい方もいらっしゃいますので、ほかの方の回答も待ってみてください。
参照したサイトは以下の通りです(ドイツ語です)。

Hochstift Fulda
http://de.wikipedia.org/wiki/Kontributionsm%C3%B …

ラテン語格言集 Pro Deo et Patria
http://imperiumromanum.com/sprache/sentenzen/sen …

ザクセン選帝侯の記念貨幣
http://de.wikipedia.org/wiki/Vikariatsm%C3%BCnze …

御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

いろいろとお教えいただきましてありがとうございます。
知らないことばかりで驚いております。
聖書にまで検索をかけていただいたとのこと。お手数をおかけしました。お蔭で聖書が原典ではないとわかったことは大きな収穫です。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/09/09 17:40

1。

「神と祖国のために」は、キリスト教と愛国心(軍隊)を結びつける言葉ですから下記のように、従軍僧には最適の表現で、多くの宣教師製造や宗教関係の学校では、標語として使われます。
    http://isme.tamu.edu/ISME07/Borderud07.html

2。    また○○戦争従軍記念といったメダルには必ずとってよいほど下記のように刻まれています。
    https://www.google.com/search?q=pro+deo+et+patri …

3。    非常にありふれたラテン語の言葉ですから、その性格から聖書や有名な文献から出るほどのものではないでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
とても参考になりました。いろいろとお教え頂きましてありがとうございます。
ありふれたラテン語ということで、やはり原典というものはないようですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/11 10:43

No.2です。


説明がちょっと足りませんでしたが、No.2にリンクを張った、ラテン語格言集のサイトでは、左側に格言、右側に出典が書いてあります。もう一度よく見てみると、たいていのものは、出典として、ホメロス、オウィディウス、ウェルギリウス、キケロ、セネカなどのラテン語古典文学や、ヴルガータ訳の聖書などの古いものがあげられています。その中にあって、Pro Deo et Patriaの出典として、No.2でお話しした、ドイツのフルダのターラー銀貨の刻印と出ているので、たぶんこれが一番古い用例なのだと思います。これ以降、Pro Deo et Patriaという標語は、世界中の学校その他で用いられるようになったようです。一つ引っかかっていたのが、New International Versionという英語の聖書の表紙にPro Deo et Patriaと書かれていたことなのですが、これも、もしかすると、聖書に由来することではなく、現在いろいろなところで使われるのと同じように使われたのかもしれません。
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この回答へのお礼

わざわざ再度お知らせ下さって本当にありがとうございます。
私もいくつかの海外の教会や機関に電話やメールで問い合わせてみたのですが、原典は知らないとのことでした。
Tastenkasten様がお教え下さった、ターラー銀貨が最初のもののように感じます。
何度もお手数をおかけしました。ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/11 10:49

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