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錦織選手に関係してのニュースでグランドスラムという言葉をよく聞くようになりました。「4大大会」を意味しているようです。グランドスラムの決勝に初めて残ったとかグランドスラムで優勝するのを目指す、期待するとかの表現になっています。全米オープンは4大大会の一つですからグランドスラムが試合そのものの意味で使われていることは明らかです。辞書でGrandslamを調べると「主要な大会を全部制覇する」という意味が出てきます。もともとはブリッジの用語のようですが「満塁ホームラン」という意味にも使われているようです。4大大会の1つはGrandslam tournamentとなっています。slamはドアなどをぴしゃりと閉めるというような意味ですからやはり、試合自体を意味するよりはbig gameに勝つという意味の方がもともとだというのは納得できます。

私の質問は次のようなものです。
・グランドスラムという言葉が4大大会そのものを表しているというのは日本だけのことなのか、他の国でもそうなのか。
・もし他の国でもそういう風に使われているのであればいつごろからそういうことになったのか。
・そういう使い方は俗語的なものなのか、ある程度公に認められているものなのか

よろしくお願いします。

(私は元高校の理科の教師です。在職中に教育委員会の科目別研修(1年間のコース)を何度か受けました。自分の担当科目だけ受ける人がほとんどですが私は物理、化学、生物、地学の4つを全部受けたのです。4つ目の研修に参加したときに他の研修参加者から「グランドスラムですね」と言われました。その時の「グランドスラム」はもともとの意味のものだったことになります。
こういう経験からしてもgrandslam tournamentの意味でグランドスラムという言葉を使うようになったのは比較的新しいことだと思っているのです。でもそれがいつごろからのことなのかはわかりません。)

A 回答 (3件)

面白い質問をありがとうございます。

私もテニスをするのですが、グランドスラムについて真剣に考えたことがなかったので、調べてみました。

まず、日本語で下記のような記述をみつけました。
http://kiginjiro.blogspot.jp/2013/07/blog-post_7 …

で、この説明が正しいかどうか英語で調べてみました。
・テニスの「グランドスラム」の語源
http://sorrel.hubpages.com/hub/Tennis---Origins- …

まず、呼び方ですが、slamを使って実に細かく呼ばれていました。
その年の4大大会すべてに優勝した場合、Grand Slam a playerと呼ばれますが、3つだとa “Small Slam”で、4大大会すべてで優勝してはいるが、4つの試合すべてが同じ年でなかった場合は、”Non-Calendar Year Grand Slam”、選手時代を通してトータルとして4大大会すべてで優勝した場合は、“Career Slam”、そしてオリンピックと4大大会すべてで優勝した場合は、“Golden Slam”と呼ばれているんですね。勉強になりました。

そしてGrand Slamの語源はトランプゲームのbridge。それも13トリックのすべてを取って勝つ=完全勝利を意味するとのこと。

加えて英語の言語学辞書も調べてみました。
・slamについて
http://www.etymonline.com/index.php?term=slam
これによると、slamというのは名詞として使われる場合は2つ、動詞として使われる場合が1つあることがわかります。そしてここには、
Grand slam in bridge first recorded 1892
「ブリッジゲームのグランドスラムが最初に記録されたのは1892年」とあります。

これらをふまえて質問にお答えすると
>グランドスラムという言葉が4大大会そのものを表しているというのは日本だけのことなのか、他の国でもそうなのか。
テニスに関しては日本だけでなく世界でも、同じ年に行われる4大大会を総称して使われていると考えて宜しいと思います。正しくはGrandslam tournamentsですが、それを短縮形にしてグランドスラムと使っているようです。

>もし他の国でもそういう風に使われているのであればいつごろからそういうことになったのか。
英語での「グランドスラム」の語源ページを見ると、テニスで使われるようになった最初は1933年、ニューヨークのジャーナリストがオーストラリア人選手ジャック・クロフォードが全豪オープン、全仏オープン、ウインブルトンで優勝した後のアメリカでの大会で負けたときに、「グランドスラムを逃した最初だ」と記載したことと書かれてあります。その後、1938年にアメリカ人ジョン・ドナルド・バッジが4大大会を制覇したことにより、「グランドスラム」という呼び方が定着したとなっています。
野球に関しては、先のOED(言語学辞書)に、1935年からとなっています。
ゴルフでも「グランドスラム」という言い方をしますが、下記によると not an official term「正式な呼び方ではない」となっていますが、テニスと同じように4大大会優勝者をさすようになっているので、もしかしたらテニスの言い方を踏襲したのかもしれませんね。
http://www.topendsports.com/events/golf-majors/g …

>そういう使い方は俗語的なものなのか、ある程度公に認められているものなのか
マスコミが使い出した言い方が一般に浸透して、認知され普通に使われるようになったのではないかと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
hubpagesに書かれている文章を読ませていただきました。ここに書かれているのはすべて4大大会完全制覇の意味のGrand Slamですね。私が質問したのは4大大会完全制覇ではなくて4大大会そのものの意味で使われていることについてです。
wikipediaでGrand Slam を引くと完全制覇の意味と4大大会の中の1つの大会の意味と2つが書かれています。大会自体を意味する使い方についてはnicknameだと書かれています。でも#2様が書かれていますがプロテニス協会の中の文章では全米オープンをグランドスラムだとしています。錦織選手は決勝に残っただけで勝ってはいません。4大大会制覇からは大きく離れています。
#1、#2に書いたお礼も合わせてお読みいただきたいと思います。

テニスでグランドスラムという言葉が使われたのは1933年が初めてであり、、1938年以後定着したとあります。野球では1935年だということです。これは走者一掃の満塁ホームランに対して使われています。wikipediaではラグビーで使われたのが最初になっています。1908年です。Six Nations Championshipの完全制覇です。

お礼日時:2014/09/26 12:41

こんばんは。

おっしゃるポイントは私も疑問に思ってきました。現在メディアで言われるような「全米オープンはグランドスラム大会だ」という言い方は変ですよね。

どうして変かについて考えるのに、まず、grand slamの辞書的な意味に立ち戻って考えてみますと、下記辞書サイト、

Dictionary.com
http://dictionary.reference.com/browse/grand%20s …

で引くと、grand slamは、
Sports. the winning by a single player of several designated major championship contests in one season, as in golf or tennis.
ということです。つまり、
「<スポーツ> 一人の選手が、ひとつのシーズンに、いくつかの名指しされた主要な選手権で優勝すること、たとえばゴルフやテニスで言う。」

てな感じですから、本来、グランドスラムは「大きないくつかの大会を1シーズンで総なめにすること」のはずです。テニスの場合はそれが4大大会なわけで、テニスでは「4大大会を総なめにすること」ということが本来の意味です。

現在メディアで言われているような、「全米オープンはグランドスラム大会だ」という言い方は、「全米オープンは4大大会を総なめにするための大会のひとつだ」ということになり、全米オープンが4大大会のひとつなことを考えれば、それは自明のことです。話がぐるぐる回っているように感じられます(「トートロジー」なんて言いますね)。

ですが、これは日本だけの現象かというとそうではないようです。

US OPEN 2014 NISHIKORI MAKES TENNIS HISTORY, BECOMES FIRST ASIAN MAN IN GRAND SLAM FINAL
http://www.atpworldtour.com/News/Tennis/2014/09/ …

このネットニュースのページはATPという団体のページです。ATPというのはプロテニス協会といって男子のプロテニスツアーを実施している団体だそうですが、このATPのページにも、

"Japan’s Kei Nishikori made tennis history on Saturday when he became the first Asian man to reach a Grand Slam singles final."
(日本の錦織圭は、グランドスラムのひとつの、シングルスの決勝に残った最初の男子アジア選手となって、テニスの歴史を作った)

という言い方がしてあります。全米オープンのシングルス決勝を、"a Grand Slam singles final" と言ってるんですね。

というわけで、

(1) grand slamという言葉が「4大大会を総なめにする」ということを離れて、「4大大会のひとつ」を指すことは、日本だけでなく海外、少なくとも英語圏では行われている。
(3) その言い方は、プロテニス協会のニュースサイトでも使われていることから、ある程度フォーマルにも使われていると考えられる。

というのが答えかと思います。ちなみに、

(2) 海外でそういう言い方が使われるようになったのはいつごろからか?

という点については、私は残念ながらわかりませんし、即座にわかる方法も思いつきません(ニュースメディアなどを時代を追ってしらみつぶしに探せばわかるのかもしれません)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
同じような疑問を持っておられる方が結構おられるように感じました。
#3の回答で参照されているサイト
http://kiginjiro.blogspot.jp/2013/07/blog-post_7
には言葉の使い方、歴史がかなり詳しく書かれていますが、試合そのものを意味する使い方は示されていません。
#1で参照されているwiktionaryで見ると
grand slamとGrand Slamが使い分けられています。grand slamにはもともとの意味し書かれていませんがGrand slamには各競技種目での違いが書かれています。tennisでは2つの意味が載っています。aは4大大会完全制覇の意味ですがbは4大大会の一つの意味です。wikipediaではこのbの使い方をnicknameだとしています。
プロテニス協会がbの意味で使っているということですがおかしいと思います。
最近グランドスラム達成者がいないので混乱はないということかもしれませんがこれから先、達成者(または達成候補者)が出てきた時に混乱するのではないでしょうか。

wikipediaにPepsi Grand Slam (1976–1981)というのが出てきています。大会の名称としてGrand Slamを使っています。こういう言葉使いが試合そのものを意味するような使い方の広がる走りになったのではないでしょうか。テニスやゴルフではスポンサーの力が大きいようです。協会もマスコミもその流れに従うことが多いのでしょう。

お礼日時:2014/09/26 10:09

グランドスラムは、むしろ欧米では一般的な表現です。



テニスやゴルフ4大大会をグランドスラムといい、

満塁ホームランで走者一掃するのもグランドスラムといいます。

ただ、ともに始まりは1900年前後の大会や普及したスポーツでもあり、その頃に誰かが「4大」みたいな雰囲気や「全部総なめ」みたいな雰囲気を表したのが、一般に定着したのだと思います。テニスやゴルフは1930年代にはこの表現が見られるようですね。

Grand Slam - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Grand_Slam

grand slam - Wiktionary
http://en.wiktionary.org/wiki/grand_slam

grand-slam dictionary - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=grand-slam+dict …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
wikipediaにグランドスラムが出ているということを知りませんでした。
さっそく読ませていただきました。
1行目
>Grand Slam commonly names a comprehensive or great achievement. It is derived from the "grand slam" in bridge
achievementですから試合とか大会を表している言葉ではありません。トランプのブリッジでの用語からきているという説明はどこでも見るものですが「完全制覇」、「総なめ」の意味になります。日本語版には競馬、競輪、競艇、モータースポーツ、マラソン、囲碁の例が載っていますがすべてこの意味です。
英語版でtennisを見ると
>Grand slam(tennis) (in use from 1933), one player or pair winning all four major annual tennis tournaments; also a nickname for each of the major tournaments
4大大会の完全制覇という意味のほかに、大会そのものを表すこともあるとなっています。でもそのような使い方はnicknameだとしています。正式な用法ではないということになります。
#2の回答で紹介していただいたDictionary.comのtennnisの項では2つの意味を並べています。
>a.the winning of all major competitions in a season, esp in tennis and golf
>b.one of the 4 major competitions in a season in tennis

bの意味での使い方が広がっているということになります。
でも何かのきっかけがあったのだと思います。単にtournamentの省略ではないと思います。

wiktionaryでは大文字と小文字の2つが載っています。
小文字のgrand slamはもともとの意味だけが載っています。大文字のGrand Slamでは各種目ごとでの使い方が示されています。普通名詞ではなくなっているということです。でもカタカナになってしまうと違いがわかりません。

お礼日時:2014/09/25 17:49

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