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売価還元低価法で商品評価損を計上する場合については理解できたのですが、商品評価損を計上しない場合の処理というか意味がよくわかりません。今まで商品評価損って売価還元法に限らず必ず計上するものだと思っていたのですが、なぜ計上しなくてもいいのでしょうか。売価還元原価法の原価率と売価還元低価法の原価率の両方の原価率を求めて計算するのも手間がかかるので、売価還元低価法の原価率一本で計算できるような簡便な方法が容認されているという感じなのでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

計上しなくてもいい理由のひとつは、他の評価方法に比べて仮定に依存する部分が大きいためです。



売価還元法は、対象の商品の原価率がすべて同じだと仮定して計算します。他の評価方法に比べて、より強い仮定が入り込んできます。そうすると、「商品評価損」が実態とどこまで合致するのか、怪しくなってきます。そのため、商品評価損を計上しないほうがまだましといえます。

もうひとつは、計上しないほうが、今の棚卸資産評価の考え方に合うためです。

今の棚卸資産評価は、売るなどして回収できる金額に基づき資産計上額を決める考え方です。値下げをすれば、値下げ後の売値に基づいて決めることになります。値下げ前の売値でいったん資産計上額を決めて、さらに商品評価損を計上するやり方は、今の考え方に照らして根拠に乏しいといえます。計上せず値下げ後の売値で資産計上額を決めるほうが、今の考え方に合います。

商品評価損を計上しないほうが原則で、計上するのは過去の踏襲、ということです。
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この回答へのお礼

商品評価損を計上しなくてもいい理由というか、むしろ計上しないほうがよいということが良くわかりました。すっきりしました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/09 10:37

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