A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
天皇陛下の公務は、憲法で定められている「国事行為」と、それ以外の「公的行為」に分けられます。
またそれらに加えて、天皇自ら直接に神を祀られる「宮中祭祀」があります。
「国事行為」は、内閣総理大臣の任命、国会の召集、衆議院の解散など、国家や政治に関わる仕事です。
「国事行為」は、「天皇が国家機関として行う行為」と定義されます。
天皇自身に、総理大臣の任免などの政治的決定権があるわけではなく、あくまで国の象徴として儀礼的にこなす、事務仕事の一つと言えます。
とは言っても、これが半端な量ではありません。
上奏書類は例年1100~1200件、宮内庁関係書類が約1000件、合わせると年間2000件を超すそうです。
とりわけ大変なのが、春秋の叙勲受章者の裁可をされる時期で、数千人規模の書類を処理しなければならず、ときには書類を静養先の御用邸で処理されることもあると聞きます。
天皇陛下は日々これらの膨大な書類と格闘されていると言っても過言ではないでしょう。
更に、「国事行為」には、法律の公布など国家の運営上重要なものが含まれるため、少し風邪を引いた程度で休むわけにはいきません。
一方、「公的行為」には、外国訪問・地方訪問・内外の賓客の接待・新年の一般参賀・歌会始・園遊会などがそれにあたります。
一般人の仕事でいえば、外勤・営業・接待にあたる業務と言えます。
地方へのお出ましでは、毎年、全国植樹祭・国民体育大会・全国豊かな海づくり大会出席のための3回の地方行幸啓は必須ですし、国際学会ご出席や地方事情視察も加わります。
今上天皇皇后両陛下がともに訪問された先をみると、平成22年までに、国内(道府県)260件、都内になると828件にのぼるとのことで、在位期間で割ると、年平均約50件ですから、1週間に約1回の割合になります。
そしてこれらの公務に加えて、「宮中祭祀」があるのです。
天皇が皇族及び官僚を率いて祭祀に臨み、自ら「告文」を奏上する「大祭」と、天皇親祭ではない「小祭」とがあるようですが、歴代天皇の重要な務めなのです。
こうしてみていくと、もうご高齢になられた両陛下にとっては、かなり体力的にもハードなお仕事を、誠実にこなされていることが窺えます。
私自身、もう少し全体の仕事量を減らして差し上げることはできないのか、検討が必要な時期が来ていると思っています。
ただ、代替できる皇族自体もどんどん減ってきているのも現実ですし、全体を見渡した抜本的改革に早急に取り組むべきだと考えます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
- ・漫画をレンタルでお得に読める!
- ・人生のプチ美学を教えてください!!
- ・10秒目をつむったら…
- ・あなたの習慣について教えてください!!
- ・牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?
- ・【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード
- ・街中で見かけて「グッときた人」の思い出
- ・「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!
- ・幼稚園時代「何組」でしたか?
- ・激凹みから立ち直る方法
- ・1つだけ過去を変えられるとしたら?
- ・【あるあるbot連動企画】あるあるbotに投稿したけど採用されなかったあるある募集
- ・【あるあるbot連動企画】フォロワー20万人のアカウントであなたのあるあるを披露してみませんか?
- ・映画のエンドロール観る派?観ない派?
- ・海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?
- ・誕生日にもらった意外なもの
- ・天使と悪魔選手権
- ・ちょっと先の未来クイズ第2問
- ・【大喜利】【投稿~9/7】 ロボットの住む世界で流行ってる罰ゲームとは?
- ・推しミネラルウォーターはありますか?
- ・都道府県穴埋めゲーム
- ・この人頭いいなと思ったエピソード
- ・準・究極の選択
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
靖国神社には戦争犯罪人以外の...
-
玉音放送の「耐え難きを耐え、...
-
平安時代のセックスについて
-
歴史の○○時代というのは誰が決...
-
【日本史・室町時代】紫式部のN...
-
平安時代の東宮について
-
女王の夫は、側室を持つことを...
-
太平洋戦争が終わった後、連合...
-
天皇が神様になったのはいつから?
-
天皇家は渡来人だったという説...
-
初代天皇は誰ですか
-
近親婚について
-
恩賜と御賜の違い
-
明治時代以降に生きておられた...
-
日本史 枢密院と貴族院の違いを...
-
奈良朝における、駅鈴の保管と...
-
「君が代」の歌詞の意味について
-
東宮の住居、他。
-
なぜ日本の天皇は自分のことを...
-
「姫巫女」という言葉について
おすすめ情報