
イラク戦争では米軍の攻撃のたびに民間人に犠牲者がでると、「誤爆でした」「我々の攻撃によるものではない」「そういう事実は確認していない」等の釈明がよくされます。以前の湾岸戦争のときも「ピンポイント攻撃だから民間人の犠牲者は最小限云々」という説明がありました。
アメリカにとって、いったいいつから戦争で一般人を殺すことが建前上いけなくなったのでしょうか?
かつてのベトナム戦争では非戦闘員である一般人の多くが犠牲になりました。しかし問題とされて取り上げられているのは、「ソンミ村虐殺事件」などの一部だけです。
太平洋戦争では、東京大空襲によって意図的に民間人の住む木造住宅を狙って焼夷弾が落とされましたし、戦争の早期終結という名目によって広島と長崎に原爆が投下されました。これらも民間人の殺傷を狙ってのことです。さらにアメリカによる原爆投下は歴史上唯一の、戦争における大量破壊兵器の使用です。
これらのことについて、アメリカは今でも正しい選択だったと言っています。
戦争で民間人を殺傷することが建前上にせよいけないこととされるような国際的な取り決めがあるとしたら、それが出来たのはいつなのでしょうか?
それとも情報の発達により、戦争の模様がリアルタイムに報道されるようになって、戦争の当事者である国家が国際世論に気を遣うようになったからなのでしょうか?
尚、ここでいうアメリカとはアメリカ政府なりアメリカ軍のとこです。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
またきました。>日本人全員・・・
そうだったようです。
実際、本土決戦を日本が考えているという情報を察知して、本土決戦の試算を行い、出るアメリカ人の犠牲が膨大になるので、原爆という強力平気で脅かして降伏させるという方針に決めた事が確か、アメリカの公式の記録にあり、原爆使用を正当化する理由に使われてます。
戦争当時のアメリカ軍の認識では、日本人は、爆弾を持って自殺攻撃をやってくる人種であり、こういう自殺攻撃はアメリカの人権意識からは考えられない事で、実際、神風特攻隊では万の単位の軍人が発狂して本国に帰っています。
そういう得体のしれない国、各地の島での万歳突撃など、降伏をしない国というイメージがもたれており、本土上陸・掃討作戦が本当に行なわれていれば、皆殺し作戦になっていたと思われます。また試算もそういう前提で行われたようです。
それゆえの過大評価という意見は今でもあるようです。
また、大戦終末期、ヤルタ~ポツダムに至る頃には、既に対ソ戦略の最前線としての日本の利用計画は既にでており、天皇を温存したのも、うまく機能するよう、国民を手なづけるためです。
東京裁判でも天皇の責任が問われそうになった時、裏工作を行い、うやむやにしました。
大戦末期には既に、日本の対ソ利用については方針が決まっていたようです。
「アメリカの試算」や「天皇の戦争責任」についてのそういう話は聞いたことがあります。
やはりそうだったんですね。
当時のアメリカの日本に対するイメージと、最近の自爆テロを起こす連中とのイメージがアメリカにとっては重なって見えるのでしょうか。
また、アメリカが目指す世界平和とは、世界中がアメリカナイズされることなんでしょうかね。
No.6
- 回答日時:
18世紀に制限戦争の時代が欧州でありました。
この時代は王朝間の戦争であり、住民は戦争には基本的に関わりなかったのです。その前の時代にドイツ30年戦争があり、これは戦争というより宗教間の内ゲバでした。したがって戦闘員も非戦闘員も関係なかったのです。その結果、主権国家ができましたが、当時の国家は国民国家まで発達していなかったので国民という意識もなく、戦闘の当事者は王朝間だけだったわけです。その時代に国際法というものの大元ができたわけで、戦闘員と非戦闘員を分ける考え方が慣習法としてできたわけです。成文法化されたのはヘーグ陸戦規則からでしょう。
さてアメリカですが、南北戦争の初期までは、このような状況でした。ところがこの戦争で状況が大きく変わります。つまり欧州の影響を受け国民戦争化したわけです。
空爆については軍事目標主義に幻想が米国ではもともと強かったようです。第二次世界大戦でも英国が夜間無差別攻撃をしていたのですが、ノルデン照準機や高高度性能にすぐれた爆撃機を保有していたので、当初は高高度精密爆撃に固執していました。しかし戦果が今一つであったため英国式にした流れがあります。今でも精密爆撃に対するこだわりは強いですが、幻想でしかないことは事実が証明しています。
いくら兵器が精密化しても、国際法でどのような取り決めをしようと、戦争をおっ始めれば民間人に犠牲がでることはわかりきってやってるわけですね、戦争をしようとする国家は。
子供同士の殺傷事件が取り沙汰されていますが、大人が平気で戦争やっておびただしい数のイノセントピープルを殺傷したり、そういう戦争に対して「やれやれ~!」なんて人もいるんだから、偉そうなことは言えませんね。
所詮、人は違う国の見知らぬ人が無残に死んでいくことなんて屁でもないんですかね。
回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
戦時には、合法的に戦闘を行うことができます。
戦闘とは、端的にいえば殺傷・破壊行為です。ただし、殺傷・破壊の対象は敵の軍隊であって、民間人ではありません。この原則は古くからの慣習国際法(不文律)であり、少なくとも18世紀半ばには法原則として確立されました。これを「軍事目標主義」といいます。ところで、現実の問題として、戦場には民間人も存在します。戦闘を行えば、程度の差こそあれ、民間人にも被害が及ぶことは避けられません。にもかかわらず戦闘が認められるということは、「戦闘の結果」としての民間人の犠牲は許容されるということです。
意図的に民間人を殺傷するのは戦争犯罪ですが、敵の軍隊を目標として発射したつもりのミサイルが目標を外れたり、正しく命中してもその威力によって周囲の民間人に犠牲がでるのはやむを得ません。これが戦争というものです。
当然のことながら、民間人の犠牲をゼロにするために戦闘を控えることはできません。それどころか、必要とあれば、原爆の使用も可能です。化学兵器と異なり、原爆の「使用」は禁止されていないのです(生物兵器も同様です)。
科学技術の進歩によって精密攻撃が可能となり、民間人の犠牲が減るのは望ましいことです。しかし、根絶は不可能です。アメリカは、民間人の犠牲を避ける努力を惜しまないとは言いますが、タテマエにせよ、民間人の犠牲をゼロにするとは言っていません。政治的理由からあからさまにはしませんが、戦闘の結果として民間人が犠牲になるのは当然の前提なのです。「誤爆」、「未確認」、「事実無根」という説明は文字通りの意味であって、その裏に「決して民間人を犠牲にしない」というタテマエを読み取るのは誤りです。
なお、大戦中の原爆投下や都市に対する無差別爆撃は、生産人口の減少による日本の継戦能力低下を主たる目的として行われた暴挙でしたが、当時の法原則によれば、戦争犯罪の処罰は戦時中に限られていたため、事実上、勝者だけが戦争犯罪を裁くことができました(お互い様ですが)。しかし、その後アメリカ(連合国)は「人道に対する罪」などの新しい犯罪類型を発明し、戦闘終了後にこれを適用しました。
これらの新しい犯罪類型の導入が戦後の人道主義高揚に貢献したことは認めるとしても、これは明らかに西部開拓時代以来のアメリカのお家芸、ダブル・スタンダードといわざるを得ません。
いつかテレビの報道番組で、アメリカのトップにいた人が、「東京大空襲は、当時の帝国日本軍に心理的な恐怖を与えるために敢えて民間人の住む地域を狙った」と証言していましたが、極端に言えば、戦争中は敵国の年寄り・子供などの一般人に対しても人道主義のひとかけらもない、というのが当事国の政府の考えなのですね。
今でこそ建前は人道主義を掲げていても、本音は「主義主張の違う相手国の見ず知らずの赤の他人の命なんて虫けら同然」という考えは変わっていないのですね(テロリストとどこが違うの?)。
なるほど「ダブル・スタンダード」ですね。
回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
民間人の殺害は第二次世界大戦前から禁止されていました。
「東京大空襲」も「原爆」も正確には国際法違反です。実際に人道主義が大前提となってきたのは第二次世界大戦後になります。
人種差別が戦後、「悪」として認知されてきたのと重なります。特に米国ではベトナム戦争後に戦争に対する考え方が変化したようですし。
アメリカでベトナム戦争後に戦争に対する考え方が変わったのは、ひとつには戦後に兵士のPTSDが問題にされたのと、戦争当時から反戦運動などの気運があり、世界大戦、朝鮮戦争などを経て、やはりアメリカもそれなりに戦争への見方が少しは変わっていったのかな、と思いました。
回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
あくまで主観での話しですが、
アメリカは国力があるので国際世論という
世間体より、国内の支持と選挙で勝てるかが
国策の判断基準に思えます。邪悪な指導者や侵略者から、
その国民を守る型にはめたいのではないでしょうか。
だから一般人の殺傷は事故としたいのでしょう。
ただ、イスラエルのテロ行為を支援するアメリカは、
イスラム社会で何をやっても反感を持たれると思います。
国際世論というより国内世論の方に向いてる、ってわけですね。
なんかイラク戦争や対イスラム政策などを見ていると、仮に第二次大戦で連合軍が負けて、ヒトラー率いるナチスが世界に君臨していたとしても、世の中大して変わらなかったんじゃないかとも思えてきます。(極論ですが)
回答ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
これは、いついつからいけなくなった・・・のではなくて、、それらの戦争を始めた理由が第二次大戦と異なるからではないでしょうか。
つまり、アメリカ政府・軍の言い分によれば、それらの戦争は「共産主義」や「テロリスト」、「独裁政権」からその国民を開放する事であって、開放すべき一般国民を殺しては本末転倒という事でしょう。
なので理由さえつけば、一国まるごと皆殺しだって平気でやるでしょう。
最近言い出した「対テロ戦争」ではそういう事を本当にやりかねない怖さがあります。
第二次大戦では日本をはじめ3ヶ国によって形式上は攻撃が仕掛けられた国同士の戦争でした。
なので、鬼畜米英ではないですが、あちらでも類似の事はあり、日系人強制収容などはあったようです。
ただ、戦争勝利の道具として日本文化を研究したという点が違っていたといえます。
ということは、太平洋戦争では日本人全員皆殺しだってやりかねなかった、ということでしょうか?
人道上の問題ではなく、戦略上の問題から日本という国を残したのでしょうか。
ドイツや日本など、戦争による痛みや反省から戦争に対する考え方が大きく変わり、第二次世界大戦の終結が歴史の転換期になった国もあれば、ずっと戦争の大儀が変わらないアメリカのような国もあるということなのでしょうね。
これは本当に恐ろしいことですね。
回答ありがとうございました。
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