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関東地方に住んでいる友人が花粉症で困っている様です。
杉花粉が飛来し、とても苦しいとのことです。

私の住んでいる沖縄県には、杉の木があまり植えられていません。
そこで3つのことを疑問に思いました。

一つ目に、花粉を大量に飛ばしている杉の木は、いつ頃植えられた木が多いのでしょうか?
二つ目に、どういった理由から杉の木が植えられる様になったのでしょうか?
三つ目に、この杉の木を減らしていくことは不可能でしょうか?

A 回答 (11件中1~10件)

1.1950年~1960年ごろに大量に植林されました。


2.戦後の焼け野原に木造の家を建てる為に、日本中の森林が大量伐採されたからです。
3.日本人が木造の家を建てること、そして大工や工務店が国産材を扱う事で、50年生60年生の杉が間伐されて、日本の林業がよみがえります。

杉の間伐後には広葉樹を植林して、植生の複雑性を戻せば、山の小動物も復活します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>3.日本人が木造の家を建てること、そして大工や工務店が国産材を扱う事で、50年生60年生の杉が間伐されて、日本の林業がよみがえります。
>杉の間伐後には広葉樹を植林して、植生の複雑性を戻せば、山の小動物も復活します。

すごく、前向きな回答で希望が持てます。

お礼日時:2014/03/12 09:39

こんにちは


何時植えたか?は皆さん答えられているので

九州です。
僅かばかりですが山林があります。
年末に木材価格が上がったらしいと聞いて伐採しようと思いたちました。
森林組合に頼んだのですが
3月ですが未だに見積もり(費用や売上)が出ず、伐採に至っておりません。
伐採する為には、運び出し用の運搬車が入る道が無ければ請負もしないそうです。
また、剥げ山になっては困るので
伐採後、2年以内に植林しなければ罰則があるそうです。
もちろん植えれば、管理も15年程度は継続して必要になるらしいです。
林業経験のない自分達には無理なので
いっそ土地ごと売りたくても買い手すらいません。
現状、お金を払っても引き受け手がナカナカ見つからないそうです。
このように戦後の高度経済成長期に土地や山は金になる!と思って
買ったり植えたりしていた木や山が
行き場が無いのが現状ではないでしょうか?
父から、杉は成長していると先が尖って見えるが
成長が止まり、伐採期に入ったものは、木の上の方が丸くなると聞きました。
(毛細管現象でも一定の高さを越えると水が上がらないからかな)
ハッキリ言って、九州は見える所がほぼ杉山です。
しかも、ほぼ伐採期を過ぎています。
近頃は、国が大掛かりな製材所を作っているので多少は伐採されているようですが
いかんせん、材料としての丸太代が安い。
そして伐採運び出し費用、そしてその後の植林管理費用が高い。
高齢化、過疎化が進む田舎では、適切な管理は難しいと思います。
ただ新しく植林する苗木は、花粉が少ない物が植えられているとは聞いていますが・・・
いずれにせよ、後50年ぐらいしないと成果はでませんし
放置林が多ければ、入れ替わることは無いわけですから難しそうです。
おまけに中国から色々飛んでくるし、アレルギーのある方は住みにくそうです。
過剰な免疫反応を抑える薬の開発の方が
先に来そうな気がします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>近頃は、国が大掛かりな製材所を作っているので多少は伐採されているようですが

国は何もしていないという訳では無いのですね。
しかし、現状は(焼け石に水)と言った所でしょうか・・・

お礼日時:2014/03/21 19:56

我が家は女性2人が花粉症なので、3月に沖縄に避難したことがあります(笑)。




関東地区では、関東大震災後と終戦後の2回にわたり木材が求められ、山の木を伐り出して行った後に、育ちやすい杉を植林して行った訳です。

私の千葉の持ち山では、関東震災後に木材商が木を買いに来て、私の父が子供の頃に杉の木を手植えして行きました。
ゆっくり植林していたので、終戦後の需要期には売るレベルにはなっていず、その後は外国材の流入で切り出しても、そのコストに価格が見合わず現在まで放置しています。

樹を木材としての商品価値を保持するには手間がかかるので、本格的林業を行っている地域でも採算が合わないのが現状なので、前述の様な素人林業が大半な関東地区では、杉の木は実質的には放置されているのが大半でしょう。

また京都の北山杉の様に、しっかり管理された杉林の連なる「杉ばかり」の地域で、花粉症は酷いとは余り聞きません。

植物にも生存本能が在り、生存が脅かされると増殖の為に花を沢山咲かせる事が知られていますが、放置された杉は花粉を沢山飛ばすのではないかと言うのが、私の個人的な推論(?)です。

何れにせよ、日本の林業はコストが全く合わない壊滅的状況なので、杉の木を減らして植え替えて行くのは公共事業として行わなければ難しいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>何れにせよ、日本の林業はコストが全く合わない壊滅的状況なので、杉の木を減らして植え替えて行くのは公共事業として行わなければ難しいでしょう。

No11さんの回答では、国が何も行っていないという訳では無さそうですが・・・
とても厳しい状況である事には変わりが無いようですね。

お礼日時:2014/03/21 19:58

関東近辺の山は関東大震災後と太平洋戦争後の焼野原を回復するために木を伐り出し、その後の植樹で杉に単一化した結果です。



私の持っている千葉の山は樹を震災後に売り払い、私の父が子供の頃植えた杉の木が生えていますが、終戦後の需要期にはまだ木材に出来ないで、その後の外国材の流入でコストが合わず現在に至っています。

樹の商品性の保持は手間を掛けなければならないので中々に難しく、本格的に林業を行っていない場所の杉の木は伐り出して売ってもコストが回収できる価格になりません。

従って関東地区の大半の山にある杉の木は事実上放置されており、次世代の植林など考えられないのが現実です。

後は個人的な意見なのですが、しっかり管理された杉林は今でもありますが、例えば京都の北山街道の様に杉ばかりの山が連なる地域でも、あまり花粉症がひどい例は少なく感じます。

花粉症と排気ガスの関連が言われていますが、放置された杉の木の方が生物的本能で種の生き残りを求めて、花粉の放出が多いと言う事がある様な気がします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

大正大震災が1923年の事ですから、それから太平洋戦争が1945年なのでおおよそ昭和の初め頃から中ごろまで千葉県の方では杉の木の植樹が行われ、採算が取れなくなったため材木に出来ず伐採も出来ない状況ですね。

>従って関東地区の大半の山にある杉の木は事実上放置されており、次世代の植林など考えられないのが現実です。

なるほど今植えられている杉も手入れもなかなか上手く出来ない状況なのですか・・・

お礼日時:2014/03/21 08:40

>三つ目に、この杉の木を減らしていくことは不可能でしょうか?


可能ですけどね。

最近は、針葉樹を止めて、広葉樹を植えるようになってきていると思います。

ただ、うちも山を持ってますけど、手が入れられないです。
50年以上前にじいさんが植えた物らしいですけどね。
倒したところで出せませんし、売れません。
檜だったら多少は売れますけど、杉なんて安くて売れないです。
出してくるのに金がかかるからそのまんまですね。

10m以上の高さで、胴回りが一抱え以上ある米松があるんですけど、もうおっかなくて倒せません。
台風なんかで倒れたら、適当に細切れにするのが精一杯
松根油を取るのに植えたらしいが、その前に戦争は終わったし。

台風の度にばたばた倒れているから多少は減ってるんだろうけどね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

「減らしていく」と簡単に言えますが、実際にはものすごい労力が必要なんですね・・・

それだけ物事の状況が、植えられた時代とは全く違ってしまったのですね。

お礼日時:2014/03/12 09:49

1、戦後です。



2、戦後復興にあたり、大量な建材が不足

建材になる樹木を植えることに政策的に力を入れたため
杉やヒノキがたくさん植えられました。
成長が早い、建材に適しているので。

その後、輸入の増加や需要の低下で、間伐や手入が不足し杉が増えすぎて今の状況です

3、減らす方向にはあると思います。
杉は根が浅いために、土をつかむ力が弱く
土砂崩れなどが増えているというのがあります

複雑に絡み合い、多様な生物の住まう場所として
里山などの保護や、雑木林が見直されています。

そしてそのような活動やプロジェクト
花粉対策として雄株の枝払いなども活動があったりします

しかし林業と言うのは数十年単位の経過が必要だし
予算なども限りありますし
いつ成果が出るかはわかりません
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
思っていたよりも、ずっと根気の要る問題の様ですね。
国の経済発展と経済の複雑化で、日本の「治山」と言う課題も複雑化して難しく成っているのですね。

お礼日時:2014/03/12 09:36

一つ目


  http://www.hanasuusuu.net/ka_kafunriyuu.shtml
  ここにわかりやすく書いてあります。

二つ目
  将来必ず木が必要になる
  当時はそう考えられていました。
  家を建てるにしても、なんにしても木が必要だ...と。

三つ目
  可能ですが、お金がかかり過ぎます。
  木は輸入するほうが安く利用できます。
  木を減らすことは、そのまま赤字が増えるだけです。
  なので、誰もやらない。


  
  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
紹介していただいたサイトでは年代を追って、詳しく山林に関する状況が書かれていました。

なるほど、利益が出せず対応が出来にくくなっていると言う事なのですね。

お礼日時:2014/03/12 09:12

戦争中に、燃料として又は資材として山の木々が切り倒された、また山の手入れを行う人手もなかった


戦後、荒れた山を元に戻す際に、建築資材として杉を優先して植林した
つまり、戦後昭和20年代~30年代

理由は、戦争で失われた家屋を復旧する建築資材としての木材需要

削減?
今、安い輸入木材の影響で、日本の山林は荒れている
手入れをしても安い値段でしか売れないので、林業で生計を立てるのは困難
手入れが行き届かず荒れる山が多い現状では、山の木を切るのも大変
誰が、その費用を負担するのでしょうか?

お金を出してくれる人がいれば、そりゃ減らす事は可能ですよ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
>お金を出してくれる人がいれば、そりゃ減らす事は可能ですよ
他の回答者さんからの回答と合わせて考えても、かなり難しい問題ですね・・・
知らなかったことが恥ずかしいです。

お礼日時:2014/03/12 09:16

戦後、住宅建築が盛んになり杉やヒノキを


大量に植えました。
それが今では需要が減り、安い輸入材にも押され
森林の手入れをする人も減ってきたので、杉の木を
伐採するのは当分できないでしょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AE% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

ウィキペディアにも載っていたのですね。
そこを読む限りでは、社会的な状況の変化と矛盾を感じました。

お礼日時:2014/03/12 08:54

(2)まっすぐに育つので、建材加工しやすい


(3)伐採
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

杉材は建材として優れている点が、分かりやすくとても為になりました。

お礼日時:2014/03/12 08:50

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