
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
40半ばの女です。
どうしても古い本が多くなり、入手が難しそうなのが申し訳ないです。
定番では、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」
竜馬だけではなく、ひとりひとりの生き方が魅力的です。
細かなニュアンスは違うと思いますが、「激動の時代には、傷つくのを覚悟して体当たりでぶつかるか、いっそ流されるままになるか、どちらかだ」というような趣旨の文章があります。
その後、仕事で色々とあるたびに、本当だな~と感じます。
どちらにせよ、傷つくことは許容するしかないのかな、と。
http://www.amazon.co.jp/竜馬がゆく-新装版-全8巻-完結セット-文春文庫/dp/B003U2S5RU
マンガになりますが、牛島慶子氏の「フレッドウォード氏のアヒル」
自作を読んで殺人を犯されたために書けなくなったミステリー作家が田舎に引っ込み、喋れるアヒルの家政婦さんに出会うという、ヘビーなんだか、ファンタジーなんだか、というスタートです。
その後の展開は、主人公が色々な人と巡り合っていき、過去の自分とも正面から向かいあう話です。
ひきこもり、挫折、逃避、エイズと重いテーマなのに、ファンタジックな描き方で素直に読めます。
http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=フレッドウォード氏のアヒル&tag=googhydr-22&index=stripbooks&jp-ad-ap=0&hvadid=19975406207&hvpos=1o1&hvexid=&hvnetw=g&hvrand=10116807064263238124&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=e&hvdev=c&ref=pd_sl_5ghf8oy73a_e
これもマンガですが、佐々木淳子氏の「ダークグリーン」
環境破壊をテーマにした話です。
設定はSFなのですが、それ以外は安直な解決はない地に足がついた感じのある話です。個性的なキャラが魅力的です。
http://www.amazon.co.jp/ダークグリーン-【コミックセット】-佐々木-淳子/dp/B00006LO31/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425127847&sr=1-1&keywords=ダークグリーン
ファンタジーでは、小野不由美氏の十二国記シリーズ
「華胥の夢」がベストだと思うのですが、これは外伝の短編集なので、楽しむためには他の作品、特に「月の影 影の海」「風の海 迷宮の岸」は読んでおかないと分かりにくいかもしれません。
ファンタジーですが、読んでいると国の在り方、政治の在り方、国民の責任ということを考え始めます。もちろん、単純に面白くもあります。
まだ完結していないうえに、作者さんが遅筆で次が発表されないのが辛いです。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_ime_i_3_2 …カタカナ&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=小野不由美+十二国記&sprefix=小野%2Cstripbooks%2C303&rh=n%3A465392%2Ck%3A小野不由美+十二国記
ノンフィクションでは、辺見庸氏の「もの食う人びと」
色々な国、特に発展途上国で、いろんなものを食べるルポです。
別に何をどうせよ、どう生きるべきと主張するわけではないのですが、多様な価値観を感じます。
http://www.amazon.co.jp/もの食う人びと-角川文庫-辺見-庸/dp/4043417012/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425128498&sr=1-1&keywords=モノ食う人々
SFでは、マリオン・ジマー・ブラッドリー氏のダーコーヴァ年代記シリーズ
超能力を持つ支配者階級と、科学力の地球帝国との物語。
スターウォーズのような、壮大な物語ではありません。ある意味では、せこい個人のエピソードの積み重なりだったりもします。
性差別や固定観念を取り払う話でもあります。
残念ながら絶版中ですので、図書館で探すのが一番かと思います。
しかも翻訳されていないものもあるという残念なシリーズです。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ …カタカナ&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=ダーコーヴァ&rh=n%3A465392%2Ck%3Aダーコーヴァ
ミステリーでは、栗本薫氏の「仮面舞踏会」
ネット上で発生した犯罪をきっかけに起こる謎を解いていく話です。
この作者さん特有の、精神的な弱さや無責任さをかかえた登場人物の書き方が、説得力があります。
ネットの設定そのものは、発表が古いうえに意図的に変えていることもあるとのことでリアリティは薄いですが、そこで描かれる人間模様は現実味があります。
http://www.amazon.co.jp/仮面舞踏会-伊集院大介-講談社文庫-栗本薫-ebook/dp/B00H1RH9TU/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425129044&sr=1-1&keywords=栗本薫 仮面舞踏会
最後に季節外れですが、ディケンズの「クリスマス・キャロル」
人の関わりの温かさや価値が分かる話です。
http://www.amazon.co.jp/クリスマス・キャロル-新潮文庫-ディケンズ/dp/4102030093/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1425129738&sr=1-1&keywords=クリスマス・キャロル
No.12
- 回答日時:
仕事での疲れを小説を読むことで気分転換を図ろうと色々読みました。
1,ジャック ヒギンズ 鷲は舞い降りた
2,デズモンド バグリィ 高い砦
3,ディック フランシス 全部ですが強いてあげれば「興奮」
4,ロバート ラドラム 暗殺者
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