プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

光は原子に吸収され、原子は電子のエネルギー状態が上がります。私が知りたいのはその後の状況です。

励起エネルギーは熱やスペクトル放出に変わるらしいですが、例えば銅イオンのような物質は、どっちの様式を主体に定常状態に戻るのでしょうか?

また、この原理を聞いて、もしフォトンが多すぎた場合、銅イオンなどは光を吸収し切れなくて、ただ乱反射(透過)してしまうだけの場合があると思うのですが、そういうことってありますか?

A 回答 (1件)

> 例えば銅イオンのような物質は、どっちの様式を主体に定常状態に戻るのでしょうか?



金属が特定されただけでは答えられません。価数や配位子の種類,対称性,また温度などにも大きく影響されます。これはエネルギー準位と選択則をもとに考えることなのですが,ここで簡単に述べられるような内容ではありません。詳しくは,光化学の成書の「蛍光」に関する章をご覧下さい。

> 銅イオンなどは光を吸収し切れなくて

飽和吸収という現象ですね。吸収スペクトルが減少するホールバーニング効果などを引き起こします。レーザー光などを用いれば簡単に飽和吸収を起こすことが出来ます。ちなみに,吸収スペクトルが増加する現象もあります。例えば三次の非線形光学効果の「非線形吸収」と呼ばれる現象などです。詳しくは,非線形光学の成書を当たってみて下さい。

> ただ乱反射(透過)してしまう

乱反射と透過とは違いますよ。乱反射とは光が散乱すること(ミー散乱,チンダル現象など)です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。もっと勉強してみます

お礼日時:2004/09/05 20:42

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!