誕生日にもらった意外なもの

今受験生をやっております。京都大工学部志望なのですが、どうも抽象的な文章(京都大入試問題1番のような)となると全く読めなくなります。筆者が何を主張しているのかさっぱりわかりません。ただ文を訳すだけで内容の理解にはつながっていないのです。自分は現代文も苦手であることから読解力がないので、抽象英文の日本語訳を読んでも意味がわからないことが多く、これを増してや英文でと言うのはかなりハードに思えます。

時間をかけて夏に克服しようと思っているのですが、効率の良い方法があったら教えてください。
また、抽象的な文なんて簡単だ!って方がいらっしゃいましたら、常に何を考えて(筆者の主張をさがすなどではなく)いらっしゃるのか教えてください

A 回答 (4件)

しばらくの間、危ない橋を渡っておりましたもので、お答えが遅くなりました。

あしからず。

「意訳しすぎるのがこわい」とのことですが、高校生に限らず英語学習者の多くは「意訳がいいか、直訳がいいか」のジレンマから抜け出せない人がたくさんいます。

これに対する答えはありません。言い換えると、意訳がいいか直訳がいいかという疑問自体が、学習者の言語能力不足を露呈しているのです。(怒らないでくださいね。私自身もその道をたどってきましたから経験者として言っているのです。)

「訳す」場合に何を第一に考慮しなければいけないかというと、「(原文が自然な英語であることを前提として考えますが)、原文の意味をできるだけ100パーセント言い表している《自然な日本語》にする」というのが要です。したがって、直訳調で「自然な日本語」になっている場合は、まったくそれで問題がないわけ。しかし、高校生・大学生の多くは、自分の「直訳調日本語」の不自然さに気づかずにいることが多いもの。

先ほどあげた「悪い日本語の例」をもう一度見てください。次の表現の不自然さに気づくことができない人は、日本語能力が発展途上であるだけでなく、英文の意味を分かったようで実は判っていない場合が多いのです。

「人間の永遠に開いた未来を考える」
「その時その自然なイメージは」
「これまで探検されない永遠の道にそって歩いている巡礼者のイメージ」
「様々なスタイルの建物で非常に込み合った都会のイメージ」
「そこで死者は生存者と同様、活発な市民である」

繰り返しますが、意訳がいいか直訳がいいかの問題ではありません。さらに「直訳しすぎ・意訳しすぎ」に対する懸念も無意味です。「意訳しすぎ」というのは「原文の文構造からあまりにもかけはなれている」ということでしょうか。もし、それで「原文の意味を忠実に言い表している自然な日本語」になっているなら、それが良い訳ということです。「直訳しすぎ」に関しても同じです。

二つ目の補足質問ですが、わたしがこれはいいと思う問題集を2つ3つあげたところで、これらがあなたにどれだけ効果があるかは疑問です。教材選びに悩み続けてはいけません。まずは大きな書店で何十冊もある中から自分のレベルに合っていそうな長文問題集を一、二時間かけて選び、それを1日1題以上のペースで1週間以上は取り組んでください。易しかったらどんどん進めていき、次のものに取り組みましょう。到底歯が立たないレベルだったら、本棚に置いて、別のものを探しましょう。

この回答への補足

単語の副詞や形容詞なんかを意訳してしまうとよく×を頂きます。
これはその単語の根本の意味からずれた訳を書いたから×だったと考えていいのですか?

根本的にあっていれば○なのでしょうか?

補足日時:2004/08/17 21:19
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いままさにアカホンをやっているんです。
語彙力のなさ、英語の力のなさを本当に痛感しています。

1年分に読解だけで7時間かかりました。それでも文を読み切った!という感覚がありません。所々読めば訳せるかも知れないが、論理的には読めていない状態です。

構造把握のミスもポツポツあり寒気がしました。
アカホンの5年分を一応やるつもりなのですが、工学部志望だから英語が多少出来ずとも、と言えどもやはりこれだけだと恐いです。ある程度の基礎力はいわゆる難問を真剣に取り組むことでカヴァーできるであろうと思っているのですが、甘いでしょうか・・・

お礼日時:2004/08/17 21:14

京大の過去の問題をいつもフォローしているわけではありませんが、ちょっとしたアドバイスはできると思います。



まず、難関国立大学の英語2次試験で試される能力は、百点満点で考えると、英語能力が50点、日本語表現能力が30点、知性が20点という感じを受けます。これは文系・理系を問いません。あなたが工学部志望だとしても、場合によったら哲学を専攻するかも、といった気持ちで日々の勉強に励んでください。

あなたが京大志望というのであれば英語の偏差値的にはかなり高いものがあるのでしょうが、「抽象的な文章(京都大入試問題1番のような)となると全く読めなく」なるのは明らかに「日本語能力」と「知性」(怒らないでね)の面で、現時点では到達すべきレベルに達していないということです。今後は自分で手に負えないと思える日本語・英語の文章にふれた場合に、「訳そう」とするのではなく、「つまり何が言いたいの?」と考えるのを常としてください。

ところで英語力のほうは大丈夫ですか? 文法・語法・速読力・文化理解・知性・語彙などなど、チェック事項は数多くありますが、簡単に語彙だけでチェックするとして、進学校の高校3年生であれば次の5単語のうち現時点では3つは自信をもって答えられるような段階にあるべきです。Constitution (of the USA), preservation (of nature), vulgar, the law of gravity, subordinate figures (in the drama, not the leading figure)

さて、これをクリアーしたとして、ある過去問を要約するよう課されたと仮定しましょう。
ある受験生が次のように解答してきます。

「もし我々が人間の永遠に開いた未来を考えると、その時その自然なイメージは、これまで探検されない永遠の道にそって歩いている巡礼者のイメージである。もし我々が決して忘れることができない過去を考えると、その自然なイメージは、様々なスタイルの建物で非常に込み合った都会のイメージで、そこで死者は生存者と同様、活発な市民である。」

これは英語はそこそこ高校生としては上級レベルに達しているものの、「言語」というものをまったく理解していないという印象を与える受験生の解答でしょう。たぶん英語の構造は理解しているのでしょうが、訳して満足しているだけで、自分で何を言っているのか分かっていないはず。採点すれば10点満点の5点というところでしょうか。京大の場合は、英語力が10段階の8であっても、日本語駆使能力と知性がある受験生の勝ちなのです。英語力が7であっても、分からないところを「常識的に」判断して次のように要約・和訳してしまう受験生は、入試では満点がもらえるのですよ。

「人間の未来を想像してみよう。その時、前人未到の土地へとぼとぼと歩を進めている、ひとりの人間の姿が浮かんでくる。一方、私たちの脳裏に深く刻み込まれた過去の歴史を考えてみると、様々な建物でごった返した大都会が思い描かれよう。そこでは過去の人間たちも、わたしたち同様、生き生きと生活しているのだ。」

英語教師の多くは、ここ10年くらい、よく「パラグラフリーディング」などという言葉をトキの声のごとく用いて、「いままで無視されていたテクニックです!」と吹聴しがちですが、何のことはない、日本語にしろ英語にしろ硬めの文章を読むのに慣れてくれば、自然と身につくテクニックですからあまり意識する必要はありません。

繰り返しますが、「つまり、何が言いたいの?」と常に考え、答えをみないで何時間でもじっくり考えることから始めてください。夏場をしのいでたった一月で「知性」を鍛えようとしても無理です。じっくり考えることをデッドラインを設定せずに日常習慣にしなければいけません。抽象的な文章が言いたいことをじっくりと考えるというのは、数学や物理の難問題に何十分、時には何時間もじっくりと取り組むのといっしょですよ。

10分の問題を10分で解くためのスタートラインは、10分の問題を2時間かけて理解するということです。

あなたの質問がかなり「抽象的」ですので、答えも抽象的になったかもね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
単語は3つわかりました。
意訳しすぎるってのはどうもまだ怖いです。

時間をかけるのがやはり一番よさそうですね。
読む文章(むずかしめの)はアカホン以外思いつきませんが、良い問題集とかありますか?

お礼日時:2004/07/09 01:03

かつては私も同じ試験を受けました。


今は大学院生ですが。

英語は決して得意とは言えませんでしたが150点中でコンスタントに90点くらいは取れていました。
京大英語全般のお話をすると英作文をきっちり、そしてすばやくこなすのがコツであるような気がします。
1、2番共に時間がかかるので英作文で貯金を作っておいてじっくり取り組むのが良いと思います。

抽象的な文章ですが論理立ててある文章なので論理を追うことが大事だと思います。もちろん、書かれているネタを知っていれば完璧なので日ごろから新聞なりに目を通しておくのは大事だとは思いますが、なかなか当たらないのできっちり読むことが大切です。
私が良かったのはパラグラフリーディングと呼ばれる読み方です。接続詞に注意しながら、重要な要素がパラグラフのどの場所にあるのか、身をそいで骨格を読み取る練習が良いと思います。
あと、z会などの添削を利用してとき方になれるのも良いかとは思います。

受験勉強は大変ですが頑張ってください。
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この回答へのお礼

回答ございます
僕も長文は苦手ですが、英作は好きです(出来ているかは不明)
英作をパパッとやってしまって、というのは常日頃考えていたことでもありました。

パラグラフリーディングもできるかなぁ・・・?
論理を追う・・・それが出来ないんですよね。

お礼日時:2004/07/07 13:52

私は京大を受験したわけではありませんが、アドバイスを差し上げたいと思います。



京都大学の英語第一問を、1999年度分までさかのぼって見ました。確かに骨が折れるような内容ですね。さらに厄介なのが、工学部生専用の問題ではなく、文学部なども全て共通であるということ。

これを完全に克服するのはかなり厳しいのではないかと感じます。そもそも、大学入試自体が「落とす」ための試験であるという性格のものですからね。ざっと目を通した限りでは、科学や哲学、論理学などについて述べている文章が多いようですが、日頃から様々な本を読んでおくことが必要かな?と思います。

問題文で下線を施してある部分は、学校で重点的に学習するような項目を含んでいます。語彙も、一部を除いてそんなにマニアックなものはないように感じました。ただ、言い回しが少しもったいぶった(学術的な文章にはよくあることですが)形であることが多いみたいですので、普段から様々なジャンルの英文(これは抽象的なものに限りません。ご自分の興味のある分野でも、毎日のニュースでもいいでしょう。)を読んで、バリエーションを蓄積しておくことが大事です。

大学に入れば、いずれは英文の文献も読まなければなりません。また、英語で論文を書くこともあるかもしれません。その時に、受験生時代のストックが生きてくれば、入学試験の意義も増すというものでしょう。

他の勉強もあって、なかなか英語だけに時間を割けないことでしょうが、この問題を少しでも克服すれば、総合的な力も向上すると思います。
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この回答へのお礼

要はなれろと言うことでしょうか?
夏に本気でアカホンに取り掛かるつもりです。

ありがとうございました。

また、アカホンをする際に英語に関して何か、アドバイスがあればお願いします。

お礼日時:2004/07/07 13:58

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