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計装豆知識[2線式変換器(その1)]のホームページで、2線式変換器の出力端子から変換器内部を見たときの抵抗値は1MΩ以上ですとあるのですが、なぜそうなるのかわかりません。どなたか御回答お願いします。

A 回答 (1件)

4-20mAのような接続方式ですね。


この場合出力回路は定電流型になっています。すなわち負荷抵抗が何Ωであっても流れる電流は一定になるような回路です。その「一定の程度」を示すのがこの数値です。この値が大きいほど電流は負荷抵抗の影響を受けません。
なお実際の装置では負荷抵抗には上限があります(後述)。下限は一般に制限はなく0Ω(ショート)まで大丈夫です。

うまく説明できないので計算例を示します。
1.電圧10V、内部抵抗1KΩとします。
負荷抵抗100Ωでは 電流=10V÷(1KΩ+100Ω)=9.09mA
    500Ωでは 電流=10V÷(1KΩ+500Ω)=6.67mA
   30%以上も低下します。

2.電圧100V、内部抵抗10KΩの場合、
負荷抵抗100Ωでは 電流=100V÷(10KΩ+100Ω)=9.90mA
    500Ωでは 電流=100V÷(10KΩ+500Ω)=9.52mA
   4%ほどしか下がりません。

このように電流は内部抵抗が大きいほど負荷抵抗の影響を受けなくなります。しかし元の電圧を高圧にせねばなりません。1MΩの内部抵抗で20mA流すには2万Vもの高圧が必要ということになりますが、実際の装置では10V程度の低電圧に電子回路(定電流回路)を組み合わせて実現しています。
元の電圧が実際には何Vかについては、装置の説明書に最大負荷抵抗が書いてあるはずなのですが、この値から推定できます。400Ωとなっていれば電流の最大値が20mAですから、 400Ω×20mA=8V です。
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この回答へのお礼

御回答頂きありがとうございました。
定電流回路を組み合わせることで内部抵抗が大きな値になっているのですね。定電流回路についても勉強して理解を深めたいと思います。 ありがとうございました。

お礼日時:2016/02/21 22:32

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