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これまでシンガポール航空に乗ったことがある方に質問です。シンガポール航空を実際に利用してみて気付いた良い所・悪い所を教えてください。特に機内サービスにおいて感じたことがあれば知りたいです。

A 回答 (4件)

シンガポール航空、なかなかがんばっている航空会社だと思います。



シンガポール航空の短所はなんといっても「国内線をもたない」ことです。JALやANAそしてアメリカのデルタなどもすべてスポークハブ構想で特定の空港に便を集中させ、乗り換えの手間を「快適性」に変えることで利便性と搭乗率を上げています。大韓航空とアシアナ航空が、きめ細かく日本の空港に定期便を飛ばしていたのも、自国人口の倍の人口をもつ日本を取り込みたかったからです。位置的には九州や北海道・東北なら成田や関空とほぼ同じ時間でソウルに飛ぶことができたので、成り立っていたといえます。

翻って、シンガポール航空にはそういうドメステックにつながる国内線をもちませんし、需要を満たす国内人口も持ちません。これが短所であり、それを覆すことこそが長所になっているといえます。

シンガポールは地理的に、アジアの玄関口にあたります。ヨーロッパから来て、中国などの東アジアそして東南アジア、さらにはオセアニアに分散するハブとして機能するちょうどいい位置にあります。
ヨーロッパ・アジア・オセアニアの顧客を、ドメステックの航空会社からどのように奪ってくるか、それがシンガポール航空のサービス力に反映されているといえます。
・アジアの上質なおもてなし(日本の航空会社を模範にしたといわれています)
・ヨーロッパ人・オセアニア人を適度に満足させるエスニックな機内食(アジア人も納得するレベル)
・快適な乗り継ぎ空港(チャンギ空港は常に満足度上位にいます)
これらのすべてが一体となって機能するからシンガポール航空の満足度は高いといえます。

個別に見たときに「おもてなし」というサービスレベルはやはり日本の航空会社のほうが上だ、と感じるときもあります。しかし、日本人という素養を持たない、各国の乗務員をあれだけのレベルに仕上げてくるのはそうとうに難度が高い仕事だと思いますし、それをこなしているシンガポール航空の客室乗務員の質の高さには脱帽です。

また、機内サービスも常に努力をしているようです。たとえば羽田-シンガポール線が就航してすぐに私は利用しましたが、エコノミーなのにフットレストが付いていたのです。またジバンシーのアメニティ袋ももらえました。ちょっとしたことで好印象になるサービスが多いと感じます。

ですから、こういう点が支持されて「シンガポール航空を使いたい」とか「チャンギでトランジットしたい」という要望が生まれ、シンガポール航空の需要を生み出しているのでしょう。

あまり悪いところは感じませんが、強いて悪いところをあげるとすると、
・ファーストクラスやビジネスクラスなどクラス格差がかなりあること
・サービスがヨーロッパ人向け(白人向け)でアジア人を差別していると思えるときがあること
・文化的な背景を含めて仕方が無いことではあるが、個人の資質に差があること
などです。

あまりこういうことを感じることはありませんが、なれてくるとちょっと「あれあれ?」と思うときがあります。

ただ、シンガポールからシルクエア(シンガポール航空の子会社、近郊便を運営しLCCに対抗している)に乗ったときのサービスのぶっ飛び感は「さすが東南アジア」と感じました。
そういうのがスタンダードなのが本来の日本を除いたアジアのサービスだと思えば、シンガポール航空のサービス力は奇跡だと思います。
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この回答へのお礼

貴重なご意見ありがとうございます。国内線をもたないこと、当たり前のようで気付きませんでした。また、HPなどを拝見してもプレミアムエコノミーのアピールばかりでクラス格差があるという点も仰る通りだと思いました。実際に利用された時のエピソードもお聞かせくださりありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2016/04/29 18:30

質問から少し離れますが、私がいちばん驚いたのは空港トランジットのときです。


市内の観光名所を回るツアーを無料で提供しています。一時入国のビザ発行から同行してくれて、3時間くらい専用バスでまわります。おかげでマーライオン、スーパーツリーに夜景など見たかったものがタダで見に行けちゃいました。大人気で当日予約だと断られてる人もいました。
自由時間もそれなりにあるのでアイス食べたり散歩したり、楽しめます。
空港内にも蝶を孵化、放し飼いにしている温室があったり鯉が泳いでいる池があったり、飽きさせない工夫が随所に感じられます。

機内サービスもいつも高評価ですが、クチコミで人気の機内食、個人的には普通でした。エコノミー利用です。 麺料理で日本人には馴染みのある味なので不満は感じませんでしたが、期待していた分、しょせん機内食だなぁという印象でした。JAL,ANAのスープストックコラボや蕎麦のほうが好きです。
設備やサービスは行き届いています。
機内のデザインは大韓航空がすごく良いのですが、乗客がとにかく機内を散らかしトイレ周りも綺麗ではないのが残念でした。対するシンガポール航空は機内が整然としていて歩き回るのにも嫌な思いをしませんでした。 客室乗務員さんの香水の香りがすごく良かったので何を使っているか聞いたら、忘れないようにと現品と商品名を書いたメモをわざわざ届けてくれました。

よくシンガポール航空の評価が高いと耳にしますが、サービスが日本の会社のように丁寧である点、また日系航空よりも価格が安い点、食が欧米人にも合う点が評価されているんじゃないかなーと感じました。
制服も民族衣装のようなデザインで、異国感を味わえますし。

結果、機内サービスは日系のものと個人的に大差ないと感じましたし、日本からヨーロッパ圏へのシンガポール航空利用のためには長いトランジットが必要になるので、個人的には利用は頻繁にはしないなーといったところです。
良い会社だとは感じます。
「シンガポール航空の長所・短所」の回答画像3
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この回答へのお礼

無料の観光ツアー!!素晴らしいですね。貴重な情報をありがとうございました。

お礼日時:2016/04/29 16:51

日本からモルジブやオーストラリアに行く時ビジネスクラスを利用しましたが、悪い点は特に思い出せません。


夜間便で食べる以外エンターテイメントより睡眠に費やしたからかもしれませんが、座席や機内は快適でした。食事は搭載される場所によって味付けが違うので、日本人好みではないものもありますが、私は気になりませんでした。乗務員は皆よく訓練されています。物腰が柔らかく常に目線をあわせてゆっくりとコミュニケーションを取るので、ビジネスライクな欧米のエアラインとはかなり違います。
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シンガポール航空は、仕事でシンガポールから香港への移動の際に利用したことがありますが、チャイナドレスを着た客室乗務員が機内サービスしてくれます。


再生前のJALとの比較では、機内サービスは丁寧で愛想もよく、いい印象がしました。一方、特に悪い点というのは感じませんでした。
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