プロが教えるわが家の防犯対策術!

ジャックと豆の木氏言う童話で
"Fee-fi-fo-fum,
I smell the blood of an Englishman,
Be he alive, or be he dead,
I'll have his bones to grind my bread.'という文があり、Be he alive, or be he deadがわからなかったので質問したところ、仮定法で、 "whether he be alive, or whether he be dead"という意味だという事でした。しかし、仮定法ではwouldが必要ではないのですか? "whether he would be alive, or whether he would be dead"としても良いのですか? また、whether he would have been alive or notは正しく、「彼は生きていたのだろとなかろうと」と訳せますか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    主語の後にbeが来るのをあまり見たことがないのですが、これはどのような仮定法なのですか? 他に主語+beが使われる場面はありますか?

      補足日時:2016/05/12 16:36

A 回答 (2件)

まずこれは古い仮定法の名残であって、非常に堅苦しいか古風な言い方です。


リズムを重視したために文法がおろそかになってしまったわけではありません。
むしろ、内容的に時代劇風の言葉遣いをしたという方が近いでしょう。

もちろん、詩のリズムも刻んでいます。
dead と bread が脚韻を踏んでいます。



さて、譲歩(たとえ~であっても)を表す副詞節で、原形の be が現れる例。
古風で堅苦しい点に注意。
If any person be found guilty, he shall have the right of appeal.
「たとえ有罪となったとしても、彼は控訴する権利を持つ」
Whether she be right or wrong, she shall have mys unswerving support.
「彼女が正しかろうと、間違っていようと、私は彼女に揺るぎない支持を与える」
Though he be the President himself, he shall hear us.
「彼が社長であっても、私たちの言うことを聞かせる」

譲歩の if 節では仮定法も使えます。
仮定法の場合 if を省略して主語と(助)動詞を倒置することがあります。
Even had he been there, he wouldn't have helped her.
「彼がたとえそこにいたとしても, 彼女を助けなかっただろう」

譲歩の whether も同様に、仮定法現在(原形)が現れることがあります。
くどいようですが、堅苦しい文体です。
It is difficult to write a foreign language well. This is true whether that language be English or Japanese.
「外国語を上手に書くことは大変難しい。これはその言語が英語でも日本語でも同じである」

もうお分かりでしょうが、この whether を省略して、主語と be を倒置すれば、ご質問の文になります。
Anyone who comes to the door, be it the milkman or a harmless nighbour, ...
「牛乳配達でも、害のない隣人でも、ドアの所に来た人は誰でも」
(=Whether it be the milkman or a harmless nighbour)


ついでに言っておけば、この仮定法現在(原形)の be は、固定表現としても残っています。
be that as it may「それはともあれ」
So be it!「そういうなら、そうなんだろう」
the powers that be「当局者」
if need be「もし必要なら」
If truth be told「本当のことを言うと」
    • good
    • 2
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。とても参考になります。

お礼日時:2016/05/12 19:40

「童話」ですから、特に昔の童話は文法よりも表現に重きを置いてあることを理解してください。

まるで詩のように読み手にリズム感を持って読んでもらうためににこのような表現になるのです。
正しい文法は全く必要ではなく、単語を重ねるだけで読み手は意味を理解できます。
「Be he alive, or be he dead,」
「そいつが生きてても、死んでても」

この表現だけで恐怖感が湧き上がるわけです。文法は二の次ですからどんな表現でも構わないのですが、
残念ながらこの物語のこの部分ではwouldはあてはまりません。wouldを入れると少し先の未来になります。
ここの仮定法は「生ききてても、死んでても」という今現在の状況を示していますが、
wouldが入ると「生きようと、死のうと」みたいな感じになって、これから何かが起こってその結果としてという意味合いが強くなってしまいます。

どちらも文法的には間違いではないのですが、童話の流れと詩的な表現にはこの部分には合わないといことです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。主語の後にbeが来るのをあまり見たことがないのですが、これはどのような仮定法なのですか? 他に主語+beの使い方はありますか?

お礼日時:2016/05/12 16:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A