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馬は農耕馬として農業で活躍することが出来るようですが、この同じ馬は乗馬の為の馬としても使えるものなのでしょうか?

やはり動物なので、普段から農耕馬として使っている馬をたまに乗馬として使うと性格的に不具合があったり(荒れた正確になる)、又は人を乗せること自体が無理があるように思います。

また、一人の主人がその馬の相手をする分には問題がないとも聞きました。

馬に詳しい方がいればアドバイス頂けますと有難いです。

よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

>普段から農耕馬として使っている馬をたまに乗馬として使う


無理です。

乗馬用の馬の大部分は、競馬の引退馬とか、タイムが出ないで競馬で出走できなかったような馬の一部です。しかも、乗馬用に調教したり、手術をしたりすることもある、性格も穏やかでないと、引き取り手というか、買い手がいません。

>一人の主人がその馬の相手をする
調教をできる人で、時々乗馬をして楽しむ馬を軽い農作業用などに使う、これは、可能なこともあるものです。馬場を整地するのに、ローラーなどを引かせたり出来る馬もいる、本格的な農耕馬にするには、別の調教が必要になります。

>馬に詳しい
私の大学時代の馬術部出身の人で、プロの調教師として活躍している人もいますが、競馬の調教をする人は、乗馬用の調教をほとんど知らないか、得意ではない、むしろ、元競馬の騎手などの出身の人が乗馬クラブで教官として働いたり、乗馬用の馬の調教を得意な人が多いみたいです。しかし、農耕馬向けの調教などには無縁、農場などで好きで馬を飼っている人の一部が乗馬用の馬を農耕馬みたいに扱うみたいです。

馬産地の人で馬が好きな人は、気に入った馬をペットみたいに飼っている、ついでに調教し、乗馬したり、農耕馬としても使う人もいないわけではないものです。

私は、馬に乗馬したりするのは好きなのですが、調教はできないし、比較的おとなしい馬しか確実に操ることができない、農耕馬として使うならば、性格のきつい馬は危険で安心して使うのが困難だと思います。そういうキツイ性格の馬は肉用になってしまいます。
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この回答へのお礼

凄く丁寧にご回答頂きありがとうございます!とても参考になりました!

基本を乗馬用として、ストレスにならない程度なら農耕馬としても不可能ではないと感じましたが、やはり余程馬に精通していない限りは一つの使い方に絞った方がいいと思えました。

ありがとうございました!

お礼日時:2016/11/29 04:45

こんにちは。


私自身が詳しいわけではない…と思うのですが。知らない人よりは詳しくなった気がするので回答してみます…。すごく散漫な回答で恐縮ですが。

>この同じ馬は乗馬の為の馬としても使えるものなのでしょうか?
質問者さんの想定する「乗馬のため」の度合いによるのではないか?と思います。

子ども時代から今まで、読んだ数々の本に、
「ふだんの生活では農耕馬だけれども、時々は違う用途に使う」という描写がありました。
一部は実際の生活、一部はフィクションだけれども実際の生活をモデルにした本です。
たとえば、ローラ・インガルスワイルダーのシリーズ中にはそういった馬がたくさん出てきます。
知り合った姉弟が、普段は開拓に使う裸馬に乗って自由に走りまわるのでびっくりしたとか、馬車を引く馬に犂を引かせるシーンなどもあったと思います。インガルス一家が馬車を引かせていた馬自体に乗る描写は少なかったように思いますが、確かどこかに「馬の背中は温かい」というような表現があった気がしますので、常用ではないにしても、乗馬したりはしたのではないでしょうか。
中世の騎士なども、完全に分業ではない初期のうちや時代が下っても平時は牧畜や農耕で生活していた下級騎士などは、馬も普段は農耕馬だったようです。
日本でも、史上最年少でダービーを勝った前田長吉のノンフィクションに、故郷は子どもたちが仕事が終わった農耕馬にまたがって乗馬を楽しむ文化があるところだった、と冒頭のほうで述べられていたと思います。
この前田長吉はシベリア抑留のさなかに命を落とすのですが、その戦時中には日本全国から馬が徴用されたことはご存知かと思います。
血統書もない小柄な農耕馬で、大半は兵站や重火器等の荷駄馬に使われたそうですが、一部は乗用に仕込みなおしたと聞きます。
ご参考までにhttp://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-gunba-elesy …
ご紹介した例はわずかですが、これ以上に数々の「ふだん農耕馬・ときどき乗馬」の実例は読みました。
それから日本全国、いや世界中に草競馬があります。検索されればすぐ出てきますが、これに使われる馬の多くは純粋な競走馬ではありません。ペットか農耕馬です。草競馬は農耕馬を使って農閑期にレースをしたのが始まりだからです。
草競馬でも、人を乗せたことがない馬にいきなり当日鞍をつけてまたがることはできません。つまり、それ以前に人を乗せる訓練を積んだ馬です。実際、私は子どもの時にそういう馬に乗せてもらったことがあります。
従って、農耕用の馬を乗馬用にするのが無理かというと、そのようなことはないと私は思います。

ただ、質問者さんが想定する乗馬がどの程度かによるかもしれません。

馬もいきなり農耕用の器具を取り付けられたリ、背中に人が乗ったりしたらびっくりしてしまうそうですので、
どちらにしても、まず人間を信用してもらい、その後徐々に目的の動作や道具に慣れてもらい、人間の目的を理解してもらうことだそうです。
農耕と乗用では覚えることがかなり違いますので、それぞれの訓練が必要になるでしょう。
ただ、馬にそれが不可能かというとそうとは思いません。
競走馬も引退後は訓練しなおして乗用馬としてデビューする馬もいるそうですし。

ただ、単に乗って移動するだけの乗馬というよりも馬術、馬場馬術など高度な馬術と想定されているのなら、非常に厳しいのではないかと思います。
細かく分化し高度化した馬術を仕込む場合、まずそうした馬術に適した品種の馬を選びます。
また何年にもわたって集中して訓練を行います。
農耕の片手間にできるようなものでもないし、農耕馬を引退した後に…ということが可能なものでもないそうです。
たとえばオリンピックで上位を狙える馬は数億で取引されるそうですから、農耕に使いはしないでしょう。
農耕に適した馬が、こうした高度な馬術をものにできるかというと、適した品種から優れた個体を引き当てるよりもずっと確率は低くなるでしょう。

>普段から農耕馬として使っている馬をたまに乗馬として使うと性格的に不具合があったり(荒れた正確になる)、又は人を乗せること自体が無理があるように思います。
これはなぜそのように思われましたか?

>また、一人の主人がその馬の相手をする分には問題がないとも聞きました。
私の知る限り、これはあり得ません。
馬の良いところ…か悪いところかはわかりませんが。
馬は個体識別をし、かなり厳密な縦社会に生きている生き物です。ただ、特性として、「いきなり指導者が変わる」ことを受け入れる生き物だそうです。
つまり、馬や人間の個々を見分けるが、誰が自分の背中にまたがっても、正しく馬を導く限り騎乗者のいうことを聞くという性質があるそうです。
一部の犬のように、一度主人と定めた対象だけに終生従う…といったようなことは、馬はまったくないそうです。
もちろん、人を見分けることができるわけですから好き嫌いや相性はあって、この騎乗者の時には多少扶助が不明瞭でもいうことを聞くのに、嫌っている人が騎乗するとなかなか…ということはあるそうです。
そういうわけで、農耕馬が一人の主人だけ背中に乗せる、というのは考えにくいです。馬は群れで暮らす生き物です。
もしもそういうことがあったのなら、その馬が単に見知らぬ人間に慣れていないだけだったのではないかと思います。

長々と失礼いたした。何かご参考になればさいわいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

用途の違いは馬のような賢い動物にとって不快感を与える可能性が高いと思っていたのですが、
回答者様のアドバイスをお聞きするとやはり幾つかのポイントに依って答えが変わるようなので、
この問題の基本的なとらえ方を理解できたと思います。


「特性として、「いきなり指導者が変わる」ことを受け入れる生き物」は驚きでした。
教えて頂かなくては分からなかったことでした。


どちらにしても競争などに使う予定はなく、農耕と軽い乗馬程度の利用ですので
「正しく馬を導く能力」「馬の性格」「馬に与えるストレス」これらが重要で
あることを認識したうえで、実際に色々と試してみようと思います。

丁寧にご説明頂き本当にありがとうございました!!

お礼日時:2016/11/29 10:34

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