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ジェンダーバイアスとジェンダーステレオタイプはどう違うのでしょうか?

A 回答 (1件)

webで検索してながめた範囲では、次のようなことではないでしょうか。


(言葉ですから、ヒトによって、場面によって、社会状況によって、意味が変わり、従って、2つの言葉の差も変るし、同じ意味で使うケースもあるでしょう)

ジェンダーステレオタイプ
ジェンダーに対して、"こういうものだ"と瞬時にイメージがいくつか浮かぶ、その浮かび方が、受かべるヒトの個性あるいは浮かべるヒトの属する集団にとって、ほぼ類型とみなせるようなもの。
ジェンダーに対するそのステレオタイプの見方によって、男物、女物とか、女っぽい、男っぽい、女が入ってきちゃダメなところ、男が入ってきちゃダメなところ、男に似合う話し方・言葉の選定、女に似合う話し方・言葉の選定、というように、"ジェンダーの当為"となるもの。
妊娠や出産は、生物的に女しか可能ではないですが、当為の感覚を含まない見方であれば、ジェンダーステレオタイプにはならない。染色体の違いについての見解も、ジェンダーステレオタイプにはならない。

ジェンダーバイアス
基本的には、ジェンダーステレオタイプは、ジェンダーバイアスです。
区分する、識別認識する、差別して考え、扱うのは、文化の基本です。
ジェンダーでも、幼年・青少年・壮年・老年、健常人・病者・障害者、公人・私人、専門家・一般人、遵法・法令違反、道徳・不道徳でも、多くの言葉は、ステレオタイプの思考と反応を随伴します。そして、"異なる"という理解や感情反応はバイアスになります。
ジェンダーという言葉そのものが、性別に基づく思考や反応をステレオタイプの見方で見よう、偏見・偏位、バイアイスという視点で見ようとするものです。
バイアスやステレオタイプが、性をメルクマールにしているというので、ジェンダー・バイアス、ジェンダー・ステレオタイプという表現をするのです。
ただ、一つの提言や分析を展開する中で、ジェンダーステレオタイプとジェンダーバイアスとが使い分けられているのであれば、その論述者は、前者に関しては【"単なる違い"の認識の定型固定化】、後者に関しては【違いを、排除・拒絶、上下/尊卑の固定と重視の基準に扱ってしまっているフェーズにあるもの】とわけているものと思います。
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