A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
要は、自動装填機構の信頼性が低く、人力でも充分以上に機能するから。
「ラックから取り出した砲弾を砲尾の薬室に装填するだけだから簡単」と思っているかもしれないけど、砲身が動けば薬室も動く訳で、更に砲塔も動くし、戦車の車体も動く。ラックと薬室の位置が一定では無いため、狭い砲塔内で1mを超える砲弾を正確かつ素早く薬室に装填するシステムは高度な技術を要する。ロシアは旧ソビエト時代から自動装填砲塔を採用してきているけど、自動装填装置の可動範囲が大きい(動作中に砲手を巻き込みやすい)T-64は”人食い”のニックネームを頂戴し、改良型砲塔を登載したT-72も一発撃つたびに砲身を一定の位置に動かす必要があり、連射速度が毎分一発程度の”低速砲”になっていた。
自動装填機構を持つ採用したルクレール、90式は、10年分の技術革新があり、晴れて採用となったワケだけど、正常動作率信頼性90~95%(性格では無いけど「20発撃てば1回は装填不良を起こす」)で、装填速度もラックから次弾を装填するにも、予備弾をベテランの装填手の方が早いと言われるレベルで、前線での整備性も含めた総合性能で考えると、単純に自動装填が優位とは言えない。
最も、アメリカも何時までも手動装填に拘っているワケじゃ無くて、20世紀末までに登場するはずだった第4世代戦車の主砲として研究されていた140mm砲の砲弾が40kgと、砲塔内で人が扱える重量を超えたシロモノだったので、自動装填装置が採用されるのは確実と言われていた。
東西冷戦が終わって、大国間の直接対決の可能性が低下する一方で、大国の圧力のタガが外れた地域間紛争が増加で、戦車の役割も変わって、戦車の在り方も変わってきている。
アメリカの次世代戦車は無人砲塔の2名乗車になるという話しもあり、自動装填装置の研究開発が続いているのは間違いない。
No.1
- 回答日時:
確かに自動装填の方が早いですね。
しかし、メリットもあります。自動装填の場合、弾丸の再装填は全て機械となります。しかし、その機械が故障したらどうなるでしょう?機械ですからもしかすると弾詰まりを起こす可能性もあります。また、自動装填装置を搭載する場合、搭乗員は基本3人となります。しかし、戦車の車体に何か故障があったら修理の際3人より4人の方が迅速に進められます。加えてエイブラムスが制作された年代は少々前と会うこともあり、自動装填の技術はあっても確実な信頼性がありませんでしたからね。こう行った理由から手動装填になっていると言われています。また、ドイツのレオパルド2も手動装填です。逆に自動装填といえば自衛隊の90式、10式戦車ですか…。こちらはエイブラムスよりもだいぶ後に開発されています。それがゆえに、装置の信頼性もそこそこになった上に、自衛隊はそこまでたくさんの人員を保持していません。そのため自動装填装置を積んでいるとか…。実際、手動装填でも慣れている人ならば4、5秒で装填できるみたいです。自動装填装填を積めばコストもかさむので、その国によって要望を満たす方を採用してるのではないでしょうか?お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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