韓国と北朝鮮に住む人々は最近国が分裂した事で異なる国になりましたが、同じ民族ですよね。としたら、池上

韓国と北朝鮮に住む人々は最近国が分裂した事で異なる国になりましたが、同じ民族ですよね。としたら、池上彰さんの解説ではアメリカに住む白人の起源はイギリスのイギリス国教会に反対した清教徒の人々が北アメリカに逃げて来たものとありましたが、韓国と北朝鮮の例と同じようにアメリカ人とイギリス人は同じ民族と考えてよろしいのでしょうか。調べてみましたが、スペインなどからも来ていたようでよく分かりません。それともここまで古くなると日本人と中国人が同じ民族(日本人の起源はまだ解明されていませんが。)だと言うのと同じ事だと言われるかもしれません。民族の定義が曖昧ですが遺伝子的(遺伝子で民族を分けることができるかは分かりません。)な話です。

No.8 回答者： phj 回答日時： 2017/12/21 13:48

民族をちゃんと定義してから考えましょう。

民族の定義はいろいろありますが、ざっくりといえば
・同じ文化を共有している
・同じ言葉を話す
・同じ宗教を信じている
人たちのことを言います。

ですから実際には多くの国では「民族と国家の枠組みは同じではない」のが一般的で、日本のように「ほとんど日本民族」と言う国は世界的に見て珍しいのです。（日本の民族的多様性はこの際無視してください。アメリカなどに比べればかなり単一です）

韓国と北朝鮮を「同じ民族」とするかどうかは、どこの時代の文化で区切るかによって異なります。韓国の中でも三韓時代の区切りから「全羅道（元の百済）は裏切り者」という差別が存在します。朝鮮半島は李氏朝鮮時代に半島全部が統一されたために「朝鮮民族」と括られていて、上記の条件にあてはまるのですが、条件が異なれば朝鮮民族が分裂する可能性もあるわけです。

そしてある集団が「民族」となるためには、支配者の元でひとつの文化に集約されていくことが必要です。朝鮮半島はこのほぼすべてを統一運営した李氏王朝があったために、現在では「朝鮮民族」と認識されています。

中国の漢民族は北と南で話す言葉すら違うし、食べるものも違う（北は主に小麦・南は米）のに漢字文化圏で清朝が支配した地域を原則的に中国・漢民族と呼んでいるのです。ちなみに清朝の支配者は満州族であり漢族ではありませんでしたが、それでも漢民族の文化を丁寧に扱ったので、清朝の地域が今の中国なのです。

こういう経緯を考えたときに「アメリカ」や「オーストラリア」などの移民国家は、そもそも「民族国家」ではありません。その土地に民族が出現して、それが栄枯盛衰の末に要素が集まって民族になったわけではないからです。

ですので、アメリカなどは「移民国家」と呼ぶのです。
移民国家は民族的な定義はありません。各自の出自（ルーツ）がイギリス系・アイルランド系・アフリカ系・アジア系などになるだけです。それも時代が下れば個人のルーツが「フランス系、アイルランド系、ドイツ系、チェロキー族系をすべて含む」というような状態になっていき、個人のるーつそのものに「民族」という概念が薄れていきます。ちなみにこのルーツをもつのは俳優のジョニー・ディップです。

またアメリカ合衆国自体「連合国家」です。日本のような「単一国家」ではありません。最初は独立時の東部13州からはじまりますが、この各州自体「ピューリタンが多い州」や「カソリックが多い州」などの違いがあって、各州は実際には日本と同様の国家であり、その国家が集まったのが「アメリカ連合国家体＝合衆国」なのです。

ですからアメリカそのものが「一つの文化やひとつの特徴をもつクニ」ととらえること自体が間違いであり、各州が国、アメリカはそれらを合体させた連合国家ですから、各州それぞれが特徴を持っていて「アメリカ民族」というような区分けはできないのです。

日本は世界で珍しいほど国＝民族＝歴史＝王朝の国です。天皇が統一国家（大和朝廷）を作ってから1500年間枠組みが全く変化していないからです。世界的に見てこういう国は他にありません。

ですから日本人の認識している「民族・国家」という概念と、世界的な民族や国家という概念はちょっとずれているのです。

蛇足ですがもうひとつ、書いておくとアメリカの隣のカナダは実は王国です。王様は「エリザベス2世」という女性です。
あれ、これってイギリス国王ですよね。
　実はイギリス国王はカナダ国王でもあり、さらにはオーストラリア国王・バハマ国王など「イギリス連邦王国：Commonwealth realm」の王でもあります。

イギリス王が各国に行くと、カナダ王・バハマ王となります。

では、カナダ人がイギリス人と同じかというとそうではないですよね。カナダはアメリカと同様に「移民国家」ですし、バハマなどは民族国家ですが、イギリス人と民族は違います。

こういうように「国家」というものと民族は同じではないし、とくに移民国家には民族がないとされているのです。

No.7 回答者： tanzou2 回答日時： 2017/12/20 20:59

韓国と北朝鮮の例と同じようにアメリカ人とイギリス人は

同じ民族と考えてよろしいのでしょうか
　　↑
違います。
米国は多人種国家です。
先住民、ヒスパニック、黒人、アジア人、
中東と多様です。
ただ、イギリス系白人がコアとなって、米国を
牛耳っているといわれています。

これを、WASPワスプ「ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント」
といいます。




日本人と中国人が同じ民族(日本人の起源はまだ解明されていませんが。)
だと言うのと同じ事だと言われるかもしれません。
　　↑
アジアのあちこちから寄せ集まって
混血化して日本人になりました。
これが縄文人です。

その後、大陸と半島から大挙して移民が
押し寄せ、混血化が更に進みました。
これが弥生人です。

だから、日本人のＤＮＡは、縄文人、
中国人、朝鮮人のＤＮＡが混じっています。

これが、現在の一般的理解です。

No.6 回答者： kantansi 回答日時： 2017/12/20 12:44

まず、朝鮮半島が韓国と北朝鮮に分裂したのは最近じゃなくて、70年も前のことです。

　イギリス国教会に反対して、北アメリカに信教の自由を求めてやってきた清教徒の人々の子孫がアメリカ建国のベースになったのは事実です。　その後もその子孫たちはアメリカのエスタブリッシュメントとして、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント）と呼ばれ、アメリカを牛耳ってきましたが、ご承知の通り、アメリカは白人のみならず、有色人種を含め数多くの移民を受け入れ、かつて奴隷だった黒人にも市民権を与え、今ではWASPは全アメリカ人の四分の一もいません。　一方、アメリカほどではないにしろ、イギリスにも今は多くの移民が暮らしています。　殆ど移民がいない朝鮮半島や日本とはまったく事情が異なります。　その辺の事情をご存じないとも思えませんが、そういうわけで、いろんな国からの移民が集まったイギリス人とアメリカ人が同じ民族である筈が有りません。

No.5 回答者： 崖プチ 回答日時： 2017/12/20 12:02

遺伝的には白人、黒人、チリ南端の部族までの差は１０万文の１以下です。

No.4 回答者： εγmakkiω 回答日時： 2017/12/20 12:01

民族の概念と遺伝子の概念はまったく別です。

ユダヤ民族にはすべての人種がいますし・・・　設問の設定からしておかしいです。

No.3 回答者： mac_wack 回答日時： 2017/12/20 11:59

アメリカは多民族国家です。

国家としての起源辿れば質問者さんのおっしゃる通り、ピルグリムファーザーズ(ピューリタン)ですが、それは一部に過ぎません。アメリカで権力を持つWASPはアングロサクソンであり、イギリス人の一部と同じ民族ですが、それも一部の話。アメリカは多民族国家であり、そもそもアメリカ人と呼ばれる人々は民族的に同一ではありません。

No.2 回答者： 崖プチ 回答日時： 2017/12/20 11:58

アメリカは多民族国家です。

多いのはプロテスタント福音派、アルカポネは、イタリア系マフィアの大ボス、ローマカトリックです。

No.1 回答者： ゆるゆず 回答日時： 2017/12/20 11:58

アメリカは確かにイギリスの清教徒の人々の移住の血もありますが、いわゆる先住民と呼ばれるインディアンの血も混じっています。

黒人も多いですが、それは昔奴隷として連れてこられた人達の血です。
そうでなくてもアメリカというのはその後たくさんの移民が入ってきて｢人種のサラダボール｣と呼ばれる土地です。なので民族の遺伝、という話からするのであれば今ではアメリカ人とイギリス人はかなり違う遺伝を経ているのではないかと思います。

ちなみに人種を遺伝子で考えるのであればこの動画を参考に見てみると面白いと思いますよ。
｢DNAの旅｣日本語字幕版