10秒目をつむったら…

なぜ「海老」で「えび」と読むのでしょうか。
また「海老」と「蝦」は何かちがうのでしょうか。

お分かりになりましたらぜひ教えて下さい。
お願いします。

A 回答 (4件)

 ♯1さんのおっしゃるとおり、海老は調理されたえびの姿から出た書き方で、一種の縁起かつぎです(長寿を願う)。

お店屋さんで「海老」をよく使うのは、蝦という字がむつかしすぎるせいもあるでしょうが、やはり縁起のいい字、という考えもあってのことだと思います。
 むかしの中国で「虫」はほぼ蛇の意味でしたので、なんだか細長い生きものにはみんな虫をくっつけとけ(蚯蚓=みみず、とか、蛟=ちいさな龍、とか)という発想で「蝦」という字ができたのだと思います。所謂ムシを指す字は「蟲」で、今では略字が「虫」のために、もとの意味の「虫」とごっちゃになっているようです。まあ、ムシだってたいがい細長くてごにょごにょした生きものですが……。
 ただ、中国の人は水の中の生きものについてはあまり興味がないので、蝦といったところで概念はかなり大雑把です。蝦蛄=シャコでもわかるように、ほとんどエビとはいえないものまでエビの仲間にして「蝦」と表記していたようです。(ちなみに海老蔵のお弟子さんで市川蝦蛄六という人もいたとか)
 歩行類、遊歩類の区別はおそらく生物学者か専門家が言いだしたもので、必ずしも言葉のもとの意味にもとづくものではないと思われます。
 江戸時代はほぼ海老=蝦だったらしく、歌舞伎役者の市川海老蔵の代々には「蝦蔵」とされた人も入りまじっています。どっちでもおんなじことだと思っていたのでしょう。
 ちなみに日本語のエビは、海のなかにいる生きもののほかに、「えびづる」という植物をさすこともあります。昔の女学生がはいていた袴の色に「海老茶色」というのがあって、そこから女学生のことを「海老茶式部」といったりするのですが、この海老茶色はエビをゆでた色のことではなく、「えびづる」で染めた色のことです。
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歩くタイプのエビ(歩行類)のほうを「海老」、


泳ぐタイプのエビ(遊歩類)を「蝦」、
と書くのが正しいそうです。
つまり「伊勢海老」「桜蝦」という感じで、
書き分けるわけですね。
でも世間では、
そんな厳密に使い分けていないです(^^;
ほとんどの場合「海老」と書いています。
         
ちなみに、
ひげが長く腰を曲げて進むところが、
老人に似ているということで「海老」と書きます。
             
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#1です。


ちなみに「蝦」という字に虫偏が使われているのは、昔の人がエビが虫か魚か迷ったらしく、そこで、“仮に虫としておこう”ということからこの字になったそうです。
逆に“仮に魚にしておこう”ということで「鰕」という字もあります。
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「蝦」が本来の字。


「海老」は、腰が曲がっていること(下処理せずに火を通すと丸くなりますよね)から、老人に例えた当て字です。
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