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ヒトの遺伝子は22000だがタンパク質は10万種類と書いてありました。ここでの遺伝子とはDNAを指しますか?

A 回答 (1件)

>DNAを指し


イエス アンド ノーです。DNAは遺伝子を指すこともありただの物質名を指すこともあります。
遺伝子を指すときなぜ22,000の遺伝子で10万以上のタンパク質ができるのか、おかしいと思ったらそれにはトリックがあります。
一つの遺伝子は有意味なエクソンと無意味なイントロンという二つの種類の部分がほとんど無意味につながってできています。これがタンパク質になるときエクソン部分だけがつなげられてタンパク質になります。
ところがこのエクソンのつながり方の組み合わせは何種類もあってそれぞれ全く異なったタンパク質を産み出します。
さらにタンパク質は数種類集まらないと無効なものが多く、それも数えなくてはなりません。例えばヒトのヘモグロビンはα鎖二つとβ鎖二つからできています。どれか一つでも酸素と二酸化炭素を運べます、でもこの組み合わせにならないと能力は百分の一にしかなりません。
このように非常に面倒なのです。
その上、あきれたことに現在人間の染色体の中にあるDNAの98.8%は有用なタンパク質とは無関係である事が分かっています。このジャンクDNAや何に使われるのか不明な部分のうち、かなりの部分はヒトが海の中を泳いでいた頃には必用だったがもう要らないといった類いのDNAだと考えられています。
プロでもウンザリし、あるいは研究しがいがあると喜ぶ数字だと思いませんか。
引用元は、講談社ブルーバックス「進化の教科書、第3巻」です。
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この回答へのお礼

助かりました

こういうのを求めていました

お礼日時:2018/11/01 15:48

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