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あるタンパク質を精製し、その吸収スペクトルを測定しました。波長が280nm付近に一番大きなピークが見られ、300nm,400nm、500nm付近にも確認できました。

そこで、それぞれの波長でピークが見られることは何を意味しているのか教えてほしいです。ネットで調べると280nmのピークは一般的なタンパク質に見られ、タンパク質濃度を求めるのに使うと書かれていました。これは本当でしょうか?とするとそれ以外の波長でのピークはタンパク質によって違い、目的としたタンパク質が精製できたかを確認する指標となるのでしょうか?このことについて勉強するにはどのような分野の本が良いかも教えてください、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 タンパクは、アミノ酸が結合したものですから、アミノ酸組成のスペクトルを合計したものに近くなります。

私が研究しているタンパクは、280nmに極大吸収がありません。これは、アミノ酸分析をすると、芳香族アミノ酸が無いからです。

>400nm、500nm付近にも確認できました。
この付近には吸収があれば、目で見て色がついていると想うのですが。その場合、何か化合物が結合しています。または、精製が不十分。

>とするとそれ以外の波長でのピークはタンパク質によって違い、目的としたタンパク質が精製できたかを確認する指標となるのでしょうか?
タンパクに特定の化合物が、一定の比で結合する、のなら可能です。また、その化合物のモル吸光係数が大きいこと(=吸収スペクトルで極大吸収があるので、この場合は可能性大)が条件になりますが。
 以前、RBPというタンパクを研究していましたが、これは、タンパクの280nmとビタミンAの330nmの吸収があり、そのモル吸光係数から計算し、その比が1.0以上だと単一、と考えていました。
 一般的には、別の方法で単一の判断をしますが、どの程度精製が進んだかの判断が簡単にでき、便利でした。

>このことについて勉強するにはどのような分野の本が良いか
私は、「タンパク質の一般的な定量法」、生化学実験法シリーズ、東京大学出版会、で勉強した記憶があります。タンパクの精製を日常的にやっている研究したなら、転がっていると。あるいは大学の図書館。
 大学の4年生かな、と想像するのですが、周囲の人に相談されることをお勧めします。
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