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五十歩百歩の話についてです。

漢文の五十歩百歩の書き下し文や、内容はわかったのですが、孟子は恵王の「国力に差がつかないのはどうしてか」という質問にどう答えているのですか?
孟子の言いたいことがよく分かりません。
恵王の国も隣国も戦争をしていて、思いやりをもとにした政治を行っていないから本質は同じだよ、という意味ですか?なんかひっかかるので、わかる方教えてください!

A 回答 (2件)

そこまで分かり易くしてしまうと本来の意味が分りにくいです。

本来は「隣国より多少恩恵を与えている積もりでも国民から見れば大差無い。目に見える恩恵を施せば効果は出る」と言いたい。
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恵王の発言によると、その政治は経済を中心に展開されたようですね。

凶作で飢餓に苦しむ人民を豊かな土地に移住させ人民や国を豊かにしているなどです。しかし孟子は儒家ですから物質的な豊かさにはそれほどの関心はなかったと思います。国というものは仁義礼智信などの徳義を基礎に据えなければ盤石とは為らないというのが、孟子の根本的な考え方です。そこを自覚できない恵王は、程度の差はあっても他国の王と大差はない。つまり五十歩百歩ということになります。
経済の安定に満足せず、モラルの高い国民の養成という、より高い段階に進むべきだ、というのが孟子の主張です。
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