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こんばんは。
初めて質問します。よろしくお願いします。

大腸菌のトランスフォーメーション実験を行い、アンピシリンとX-gal染色によりセレクションしました。
白色コロニーをコロニーPCRにかけるために選ぶ際、指導者に、サテライトコロニー(?)は白色でも正しくトランスフォーメーションされていないことが多い、と言われました。
サテライトコロニーとは、1つの大きなコロニーのまわりに小さな飛び散ったようなコロニーが見えるもののことを指すらしいのですが。
なぜ、正しくトランスフォーメーションされていないのでしょうか?確かにコロニーPCRでは増幅されませんでした。
指導者はその理由は忘れてしまったそうです(-_-メ)
調べても中々わかりません。
どなたかご存知でしたら教えてください。
参考URLでもかまいません。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

サテライトコロニーは、形質転換体のコロニーによって、培地中の薬剤が分解されたために、形質転換されていない(つまり、プラスミドを持っていない)ものがコロニーを形成してしまう現象です。



プラスミド自体を持っていないので、β-ガラクトシダーゼ活性も持ちませんから、コロニーの色は白色となります。

ちなみに、サテライトコロニーは、アンピシリン耐性で選抜するときによく見られますが、アンピシリンの代わりにカルベニシリンという薬剤を使うと、サテライトコロニーの発生をかなり抑えられます。(カルベニシリンは、アンピシリンと比べるとかなり高価ですが。)
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この回答へのお礼

なるほど!そういうことだったんですね。よくわかりました。ありがとうございます!

お礼日時:2004/12/07 10:15

No.1の方とほとんど同じ回答になりますが。



アンピシリンは、大腸菌を殺してしまうことはなく、ただ生育(増殖)を阻害する効果しかないそうです。
そのため、アンピシリンを含んだ培地では耐性をもった(形質転換されてプラスミドを持っている)大腸菌しか育たないのですが、形質転換されなかった菌も増えないだけで生きているのです。

時間がたつとアンピシリン耐性菌によってアンピシリンは分解されて濃度が下がります。すると、そこにはこれまで増えることができなかった耐性を持たない菌体が増殖し始めるのです。

抗生物質には、菌を殺してしまうものと増殖を抑えるものとがあり、殺してしまうタイプの抗生物質では、サテライトコロニーの出現はかなり少なくなります。
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この回答へのお礼

抗生物質の作用の仕方に違いがあるとは知りませんでした。なるほど~。次回に活かしたいと思います!ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 10:19

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