人生のプチ美学を教えてください!!

ドイツの『スタンプ紙幣』といった代用通貨制度について質問です。

NHKスペシャル『マネー・ワールド ~資本主義の未来~第1集 お金が消える!?』で、ドイツでは経済活性化のため、『スタンプ紙幣』を流通させ、スウェーデンではスマホ決済、ICチップによるデジタル決済によって、経済は好転しており、停滞していた経済を活性化させた取り上げていたのですが、ここで質問です。
日本が、これらの通貨制度を導入する必要性が迫られた場合、この変化に受け入れることはできるのでしょうか?

「ドイツの『スタンプ紙幣』といった代用通貨」の質問画像

A 回答 (2件)

スタンプ紙幣の話は金本位制やその概念を前提としているので、現代の金融システムだとあまり意味がないかと思います。


スタンプ貨幣を行うなら、単に一定割合で通貨発行を増やしてまいてしまえばスタンプ紙幣と同じように通貨価値を一定割合で下げることができます。
なので現在の金融制度でいえば、政府が一定割合で国債発行を増やして積極財政政策に使用して、それを一定割合で中央銀行が買い上げてしまえば、スタンプ紙幣と全く同じ効果が得られます。
(ちなみに日本で安倍政権が当初はそれをやるような話をしていましたが、実際には全く行われることはありませんでした。行われたのは緊縮財政と構造改革というここ20年続けられている経済政策であり、緊縮財政の一環として間もなく2回目の消費税増税も控えています)


なぜか経済学者やエコノミストとされる多くの人が「金本位制のような前提にたった通貨理論を話す人」がやたらと多く、それらはすべて実務として間違っています。
例えば、池上彰さんと番組を通して後ろ盾になっている経済評論家は「私達の預金が政府に貸し出されて、、、」「私達の預金が企業に貸し出されて、、、」「私達の預貯金が投資として銀行から貸し出されることで云々・・・」とテレビなどで解説します。
しかし、実際には銀行が私達預金者のお金を貸し出すことなどありません。
質問者さんの銀行口座のお金がある日誰かに貸し出され、口座のお金が減っていた、無くなっていた、なんて経験をしたことがありますか?ありませんよね。
なぜなら私達の預貯金が誰かに貸し出されることなど無いからです。

実際の実務として銀行では口座にお金を書き込み新たにお金を創り出して、そのお金を貸し出しています。そのため万年室マネーなんて呼ばれ方もしています。これにより企業、政府、その他の団体や個人がお金を借りるとその分世の中のお金が増えて、スタンプ紙幣同様に通貨の価値が下落するのです。

日本の場合デフレ経済とそれを後押しするような政府の経済政策により、デフレで通貨価値は逆に上昇しているような状態です。そしてそれを知った大企業や富裕層は投資をしないで多額のお金を溜め込んでいます。大企業だけで内部留保は460兆円で内現金預貯金で250兆円、必要もない不動産・金融商品などに100兆円となっているような有様です。


世界はもうだいぶ前から 金本位制ではないし、通貨の裏付けは信用で成立している訳でもないですし、銀行が私達の預金を貸出しているようなこともありません。
これらは実務として行われているにも関わらず、多くの経済学者はその実務を否定して、なぜか金本位制時代のロジックで政府に様々な経済政策を誘導するのです。たぶんこれは知ったかぶりとメンツを守りたい人と私腹を肥やしたい商人の連携によるものかと思われますが。

質問者さんの銀行口座のお金がある日誰かに貸し出され、口座のお金が減っていた、無くなっていた、なんて経験をしたことがありますか?ありませんよね。なぜなら私達の預貯金が誰かに貸し出されることなど無いからです。
こういった現実離れした経済論が世にはびこっていることをイングランド銀行なども問題視していたりします。
https://www.bankofengland.co.uk/quarterly-bullet …
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インフレ率2%を目指すというインフレターゲットは、スタンプ紙幣と同じ効果を狙ったものであり、同じような結果をもたらします。


また更にその有効性を緻密に応用しようとするのがMMTであったりします。
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