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日本語を勉強している外国人です。
彼氏と彼女の読み方について質問します。
彼氏は「かれし」と読んで、彼女は「かのじょ」と読みます。
2つとも「彼」という漢字が付いていても、読み方はそれぞれ「かれ」と「かの」です。
これはどうしてですか。

バカな質問ですみません。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

「彼氏と彼女」はboy/girl friendの意味で質問されていると思いますが、


まずは「彼と彼女」he/she の話をします。

もともと、「彼」は 三人称の人代名詞で、
明治時代まで男女の区別なく用いた。あの人。あれ。

彼は西欧語の三人称男性代名詞の訳語。
彼女はおなじく、西欧語からの訳語で、
「かのおんな」の「おんな」を音読した語。


https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%8B%E3%8 …
彼女
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/43909/meaning/m0u/
彼の(かの)
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%BD%BC%E3%8 …

彼氏/boy friend/恋人である男性は「彼女」に対する昭和初期の造語。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/46696/meaning/m0 …

漢字にはいくつもの読み方があるのはご存じでしょう。
この「彼」は読み方の多い漢字です。
基本は音読みが「ひ」、訓読みが「かれ」と「かの」。
なぜ二種類の訓読みがあるのか、と言われても答えられません。
たとえば、英語で同じスペルで読み方が違うのをなぜか、と問うのと同じです。
例として、al があります。このAは「ア」の時もあれば、「オ」の時もあります。
その違いを説明しろというのと同じです。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/kanji/%E5%BD%B …

「彼」の読みのいろいろ。
彼奴 (あいつ) ・彼奴 (きゃつ) ・彼処 (あそこ) ・彼処 (かしこ)
彼所 (あそこ) ・彼方 (あちら) ・彼方 (あなた) ・彼方 (かなた) 
https://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E5%BD%BC/m …
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この回答へのお礼

難しいですね。教えてくれてありがとうございます。

お礼日時:2019/08/27 19:37

No.4です。

追加
彼氏・彼女の初出は次のとおりです。[日本国語大辞典]

*漫談集〔1929〕見習諸勇列伝の巻〈徳川夢声〉「ここに於て、彼氏(カレシ)を一名、アイアン・クロウ(鉄の爪)と尊称することに相成った次第である」(昭和4年)

*当世書生気質〔1885~86〕〈坪内逍遙〉二「俗にいふお転婆なれども、彼女(カノジョ)は活溌だ、などといって、書生連によろこばるる小娘なり」(明治中期)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/27 19:38

「か」「かれ」は漢字「彼」の音ではありません。

ということは「訓」で本来の日本語(やまと言葉)です。古い言葉では、現代語の「あれ」という「遠称」に相当し、「あれ」「かれ」「あの」「かの」のように使います。(詳しく言うと「の」は格助詞)
 「彼のおとこ」「彼のおんな」(おとこ・おんなの変わりに「氏」や「女」を当てたのは明治以後。(「彼の氏」とは言わず「かれし」が言いやすかったのでしょう)
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この回答へのお礼

そうですか。ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/27 19:38

どうやら最初は「こそあど」(此=これ、其=それ、彼=あれ、何=どれ)の


「あ」から来ているようで、あれ=かれ(別の読み方)となり。
あのおんな=彼の女=彼女ですね
男性は「かれ」だけで通じたのは、昔ながらの日本語の特徴です

「彼氏」という言葉は比較的新しい言葉のようで、徳川夢声という人が
「彼女と彼 」という文書の空いている箇所が気に入らなくて「氏」という
文字を入れ込んだ・・・という説が有力です。

あのおとこ=彼の男=かのだんになる可能性もあったところ
なかなかいい響きの言葉を作ってくれて後世でも使われ続けていますね
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この回答へのお礼

なるほど。ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/27 19:35

漢字は表意文字です、本来は発音して読む必要はありません、視覚情報だけで判読できます。


彼方→かなた、被告→ひこく、彼杵→そのぎ・・・。
ほかの言葉でもいくらでもあります
空缶→あきかん、空瓶→くうびん・あきびん、空間→くうかん、空部屋→あきべや
元来の日本語(和語)と同じ意味の漢字があれば、漢字表記しても発音は和語の発音、漢字を組み合わせた熟語の場合は漢字の元の発音(漢音。呉音)のままでの日本語発音、が多いのかな、それ以外にも意味でのイメージを連想して、まったくことなる発音で読む場合もあります(人名に多い)。
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この回答へのお礼

日本語って奥が深いなあと思います。ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/27 19:34

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