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 ラグビースターのO・Jシンプソンが殺人の容疑で逮捕されましたが、裁判で無罪になりましたよね?。多くの一流弁護士を雇い無罪を勝ち取ったわけですが、何故無罪を勝ち取れたのか?。

 そして、その後の民事訴訟では敗訴になり被害者遺族に慰謝料を払っていますが、おかしくありませんか?。刑事で無罪なのに民事で敗訴って・・・。

 

A 回答 (3件)

↓ですごい詳しい内容が掲載されていますね。

ewewさんにもすごく参考になるのでは?

Case of OJ Simpson:http://www3.kmu.ac.jp/legalmed/DNA/simpson.html

O・J・シンプソン事件ではまず裁判をする場所がロサンゼルスのダウンタウンで陪審員12名中,8人が黒人で裁判長は日系人のランス・イトウという構成で裁判が行われました。これはO・J・シンプソン事件の前に『ロス暴動』があったので人種差別による作為的な判決を避ける為にそうした背景があるようです。それと証拠が揃っている点で検察側も強気の姿勢で条件の悪さを了承したようですね。

ロス暴動と貧困層の拡大:http://webg.musashi.ac.jp/~kokoharu/jugyooutline …

弁護団は15名形成という大掛かりなものでその中でも数名は腕利きの大物弁護士ばかり,総費用は約9億円で金に物言わせています。その数名の名前と戦績は↓。

チーフ弁護士:ロバート・シャピロ,著名人を多くクライアントに持つ敏腕弁護士

弁護士:ジョニー・コクラン,黒人弁護士第1号でM.Jacksonの幼児性的虐待での裁判を担当し示談に持ち込む

弁護士:エフ・リー・バイリー,新聞王ハースト家の娘パトリシア・ハーストの刑を軽減 参考↓

2人のハースト!メディア王ハースト家の崩壊:http://www.ntv.co.jp/shitteru/next_oa/001203.html

弁護士:アラン・ダーショウィッズ,マイク・タイソンのレイプ事件を担当

法医学者:ヘンリー・リー,J.F.K暗殺事件,ジョンベネ殺人事件を担当

弁護団の作戦:捜査ミスと人種差別を争点

「弁護団の争点内容」
1.殺害現場ではそのほとんどが血液鑑定士の免許がないアシスタントが作業をしており免許があったのは1人だけだった。

2.O・J・シンプソンの血液採取後血液鑑定士に渡されたが,熱を通しやすい黒いビニールに入れておりそれで正しい鑑定が可能なのか?

3.O・J・シンプソンの採血は8ccだが検査に使ったのはそれよりも少ない量だった。

4.血液は血液鑑定士へ渡す為にO・J・シンプソンの自宅へ運ばれた,何故家に運んだのか不可解でありこれは現場にO・J・シンプソンの血液で靴下などに血液を付着させる為の捏造ではないか?

5.6月12日AM2:10,事件を担当したマーク・ファーマン刑事は17番目に到着したにもかかわらず現場の手袋を発見しているのがおかしいのではないか?

6.殺害現場の証拠写真でマーク・ファーマン刑事は手袋や捜査用の履物をしていないので現場にあった足跡は犯人のものとはいえないのではないか?

7.現場に残されていた皮手袋を実際O・J・シンプソンがつけたがサイズが小さすぎて入らない事が判明。

8.マーク・ファーマン刑事を法廷に出頭させて刑事が話す録音テープでNiggaなどの人種差別発言をしている事が判明し,刑事自身の人格が否定された事。

9.陪審員の黒人がさらに1人増え最終的に9名になっていた。

1995年10月3日刑事事件で無罪判決

しかし被害者遺族は民事でロサンゼルス地裁サンタモニカ支部で提訴,この時陪審員は12名中9名が白人で構成され1997年3月10日有罪判決。元夫人の二コールとウェイターだったゴールドマンの遺族等に総額30億円とゴールドマン遺族にさらに10億円の賠償の賠償命令が下されました。家や家裁道具は全て差押でもっていかれたようです。また真犯人は今もってわかっていないようですがアメリカでは殺人事件に時効は無いので今後どうなるかはわかりませんね。

個人的に思うのはO・J・シンプソンが犯人だったとして想定しても証拠がありすぎるような気がしますね...。わざわざ元奥さんを殺しにいく人間がこんなに証拠を残すのも不可解ですね。
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一流の弁護士を雇ったというのは確かですが、この事件は検察側の立証も非常におそまつだったと思いますよ。



個人的に印象に残っているのは皮手袋の件です。アメリカなので法廷の様子はテレビ放映されるのですが、その中で、被告人に証拠となった皮手袋を実際にはめさせようとした映像がありました。

検察側は自身満々でその皮手袋を出したのだと思いますが、シンプソン被告が法廷でその皮手袋をはめようとすると小さすぎてどうにも手が入らない。彼はスポーツ選手ですから手は非常に大きいのですね。その状態は、陪審員にもはっきり見えたことと思います。

もし検察の主張にすこしでも合理的な疑いがあれば無罪にするというのがアメリカの刑事裁判です(日本でも本当は同じハズですが)。検察官の出した重要証拠が、誰の目から見ても不自然なものであった。これだけでこの事件において無罪の結論を出すのは十分でしょう。

なお、民事事件と刑事事件の結果が違ってくるのは、当事者や証拠が違ってくるので避けられないことです。日本でも起こります。両方の手続きの法律上の目的が違うので、これはしょうがないことなのだと思います。
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それは、アメリカの「陪審員制度」に関係してくると思いますし、


また、人種差別問題が大いに関係してくるのでしょう。

下記のサイトのレポートがそのことについてふれています。

大野和基の現地取材レポートの裏側
週刊文春 1995年10月19日号
シンプソン裁判
陪審員 黒人女性(44歳) 直撃インタビュー
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/simp …
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