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今日もよろしくお願いします。

ある河川における過去の水質調査データを見ておりますと、
全窒素、硝酸性窒素(恐らく硝酸態窒素のこと)、
亜硝酸性窒素(恐らく亜硝酸態窒素のこと)の記述がありました。

・全窒素=有機体窒素+無機態窒素
・無機態窒素=硝酸性窒素+亜硝酸性窒素+アンモニウム態窒素

というところまでは分かります。ただ、アンモニウム態窒素が
計測されておらず、完全な無機態窒素が分かりません。
もし、一般的にアンモニウム態窒素は他の2項と比較して
微小なのであれば、アンモニウム態の項を無視して無機態窒素を
求めようと思うのですが、一般的に、アンモニウム態窒素は
無視されることはあるのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

アンモニア態窒素はプラスに帯電しており、土壌中ではマイナスに帯電している粘土鉱物や腐植等に吸着され、地下へ流出することはありません。

しかしバクテリアにより亜硝酸イオンや硝酸イオンに変化すると、マイナスに帯電しますので、速やかに土壌中から水と一緒に流出してしまいます。地下水等に硝酸イオンが多いのはこのような理由からで、河川水に対してもよっぽど特殊な条件でない限りアンモニア態窒素はほぼ無視できると考えていいと思います。
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この回答へのお礼

具体的なご意見ありがとうございました。非常に助かりました。

お礼日時:2005/03/12 22:19

法的な基準で、全窒素、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素を測定することになっている為だと考えられます。



全窒素は、湖沼における生活環境保全のための環境基準(生活環境項目)として測定が義務づけられています。

硝酸性窒素および亜硝酸性窒素は、摂取するとメトヘモグロビン血症を起こすことがあり、人の健康を保護するための環境基準(健康項目)として測定が義務づけられています。もちろん、富栄養化に関するデータ収集という意味もあるのでしょうが・・・

また、アンモニア性窒素は好気的条件下で亜硝酸を経由して硝酸まで酸化されるので、途中形態は測定しなくても良いのではないかとも考えられるます。

なお、水質の分野では「硝酸態窒素」とは言わず「硝酸性窒素」と言うのが一般的かと思います。
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この回答へのお礼

具体的なご意見ありがとうございました。非常に助かりました。

お礼日時:2005/03/12 22:20

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