中華人民共和国と中華民国は全く違う国ですか？

1.台湾は国の名前ではなく中華民国の県みたいなものですか？
2.中華人民共和国と中華民国は全く違う国ですか？
3.台湾と今の中国（中華人民共和国）は全く別の国ですか？

No.8 ベストアンサー 回答者： o24hi 回答日時： 2005/02/19 21:42

>「中華民国を国として認めている国にとっては違う国になりますし、国と認めていない国にとっては、同じ国の１地域になります」ということはいまでもはっきりせずもめている状態ということですか？

　そのとおりです。先日も、元中華民国（台湾）の総統の来日を認めるかどうかで、日本と中華人民共和国でひと悶着在りましたね。

＞そして世界の多くの国（日本を含め）は台湾は中国の一部だと認識しているということでしょうか？

　そのとおりです。ですから、国際的なスポーツ大会では中華民国ではなく「チャイニーズ・タイペイ」という折衷案みたいな国名で参加しています。

＞パスポートは中国とは違うものになるのですよね？

　はい、違います。

この回答へのお礼

みなさまいろいろご親切な回答をありがとうございました。

お礼日時：2005/02/22 17:22

No.7 回答者： SCNK 回答日時： 2005/02/19 19:52

中華民国とは、辛亥革命によって清国のあとに成立した国です。

もっとも袁世凱が皇帝（西欧列強の圧力ですぐに退位）になって見たり、清の王朝の残滓が残っていて溥儀が皇帝（生涯３度も皇帝になった。）になったり、軍閥が割拠したりで、中華民国という実態は怪しいものでした。

第二次世界大戦で日本軍が敗退し、ソ連占領地などで一時期、中華民国は勢力を盛り返し、また日本統治下だった台湾を接収しますが、国共内戦で中華民国政府は敗れ、大陸を失い、日本から接収して得た台湾に逃れました。これが今の台湾です。もっとも中華民国もそれに満足したわけではなく、大陸反抗を考えてはいましたが、実現はしていません。

大陸には中華人民共和国が成立し、対立しており、互いに相手の存在を認めてはいません。つまり互いに自分の領土であると考えています。

No.6 回答者： sammi-2837 回答日時： 2005/02/19 19:31

詳しい方が多い中恐縮ですが、1について少し違った視点から。

中華民国にとっては
台湾は県みたいなもの（正式には省。県は省より小さい区分です）でした。
つまり中華民国があって、中国（China）を代表する政府と主張しているものの、実効支配は台湾省、と言うわけでした。
国の範囲と地方行政組織がほぼ重なっていて、色々と不都合があったようなので1998年に機能凍結、2002年に台湾省は廃止されたそうです。

他の方の仰るとおり、中華人民共和国にとっては数ある省のうちの一つです。

No.5 回答者： yatsumi 回答日時： 2005/02/19 19:11

こんばんわ、僭越ながら補足の疑問に対して回答をば。

「台湾は国として認められているか？」と言う問題ですが、それに対しては「誰が認めれば国家となるのか？」を考えなければならないと思います。
ご質問が「“日本が”台湾を国として認めているか？」と言う趣旨であれば、♯4さんが仰る様に、現在日本国は中華人民共和国政府（北京）と国交を樹立している為、中華民国政府（台湾）を国家とは認めていません。
ですから台湾は国ではない、と言う事になりますね。

ですが例えば「“世界の国が”台湾を国として認めているか？」と言う質問であったならば、現在中華民国政府（台湾）を国家として承認している国は世界に27カ国存在します。#2さんが書かれていますが、それらの国からすれば台湾は一つの国と言う事になりますよね？

いわゆる大陸中国は「一つの中国」政策を執っているため、台湾が中華人民共和国（北京）固有の領土であると主張している事はご承知の通りです。
このため中華民国（台湾）と国交を樹立している国とは国交を樹立する事はありません。
「ウチと国交を持ちたいなら台湾をウチの領土と認めろ」って事ですね。

で、「日本は台湾を中国の一部と捉えているか？」と言うご質問ですが、「日本」を「日本国政府」と解釈するならばその通りです。
ですが我々は実際に台湾を統治しているのが中華人民共和国政府（北京）では無い事を知っていますし、どうして台湾と大陸中国が別の体制なのかの理由も知っています。「日本」を「日本人」とするなら、大部分の日本人が否と答えるかもしれません。

余談になりますが、国連は中華民国（台湾）を承認していません。
台湾のパスポートは大陸中国とは別物ですが、世界各国で使用出来る訳ではありません。
李登輝氏（中華民国政府前総統）が来日した際に日本政府がビザを発給したため、中華人民共和国政府（北京）が抗議したと言うのもちょっと前の話です。
中華民国（台湾）代表がオリンピックやW杯などの大会に参加する場合は「中華民国」ではなく「中華台北」と名乗って参加しますね。

下記のURLは外務省がHPに掲載しているアジア各国の情勢です。国の所には名前がありませんが下の方の地域情勢の場所に台湾が存在します。で、その台湾の項目を見るとしっかりと政治体制について記述があったりするんです（＾＾；
曖昧さが如実に現れている良い例だと思います。
長文、大変失礼いたしました。

【外務省HP 地域別インデックス（アジア）】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia.html
【外務省HP 地域インデックス（台湾）】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taiwan/index.html
基礎データの所に中華民国（台湾）と国交を樹立している国の一覧があります。
最新の台湾情勢も含めてご参考までに。

No.4 回答者： noname#40123 回答日時： 2005/02/19 16:21

台湾ですが、島の名前（通称）でしょう。

それで、中華人民共和国は、現在、国連に加入している北京を首都とした社会主義共和国政府の事です。

中華民国は、元々は、現在の中華人民共和国の事を指していました。
それで国連創設時は、中華民国が、中国政府を代表していました。

ところが、1950年頃、共産党の毛沢東を主体とした人民革命軍が、
国民党を主体とした蒋介石を台湾へ追い出し、現在の形になりました。

それで日本ですが、現在の正式な中国政府として認めているのは、「中華人民共和国（北京）」です。
中華民国については、1972年まで、正式な中国の政府という立場をとっていましたが、
当時の田中角栄首相と周恩来中華人民共和国首相との間で日中国交正常化交渉のあと、
国交を台湾政府とは断絶しています。

日本の立場からすると、
中国の正式な政府は、「北京政府」であり、
台湾は、国交のない国（地域）と言うことになっています。

ですから、日本国の大使館は、北京政府の方にはあります。
台湾側には、日本の（財団法人）交流協会の台北事務所というのをおいています。

この回答への補足

台湾は国として認められていないという事ですね？
日本は台湾を中国のなかの一部ととらえているのでしょうか？

補足日時：2005/02/19 17:37

No.3 回答者： KimJongIl 回答日時： 2005/02/19 15:09

そのことで揉めてるんですけど。

１．台湾政府からすれば、中華民国は大陸も中華民国
２．ある意味全く違う。
　　中華人民共和国からすれば中華民国など存在せず、
　　中華民国からすれば中華人民共和国など存在しない。
３.２と同じ。

韓国と北朝鮮も同じ。
韓国で地図を買うと、朝鮮半島全て大韓民国になっています。
北朝鮮地域の道(県に相当)にも知事が任命されています。
名目的なものでしょうけど。

北朝鮮の地図は逆に朝鮮半島全て朝鮮民主主義人民共和国

地中海の小島・キプロスも
ギリシャの地図ではキプロス島全部キプロス共和国
トルコの地図では北半分が北キプロス・トルコ共和国
南はキプロス共和国。

No.2 回答者： o24hi 回答日時： 2005/02/19 14:57

　こんにちは。

　私の下手な説明より、下記のサイトを見ていただいた方が、疑問が氷解すると思いますので、要旨のみ書かせていただきます。

＞1.台湾は国の名前ではなく中華民国の県みたいなものですか？

　台湾（中華民国）は中国大陸を統治していないにもかかわらずに「中国を統治する国家」である事を主張し続けています。一方、中華人民共和国は台湾は中国の一部であると主張しています。

＞2.中華人民共和国と中華民国は全く違う国ですか？

　難しい問題ですが，中華民国を国として認めている国にとっては違う国になりますし、国と認めていない国にとっては、同じ国の１地域になります。世界の趨勢は後者です。

＞3.台湾と今の中国（中華人民共和国）は全く別の国ですか？

　台湾＝中華民国ですから，「２」と同じ答えになりますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/中華民国

参考URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/中華民国

この回答への補足

「中華民国を国として認めている国にとっては違う国になりますし、国と認めていない国にとっては、同じ国の１地域になります」ということはいまでもはっきりせずもめている状態ということですか？そして世界の多くの国（日本を含め）は台湾は中国の一部だと認識しているということでしょうか？
パスポートは中国とは違うものになるのですよね？

補足日時：2005/02/19 17:29

No.1 回答者： TNY 回答日時： 2005/02/19 14:49

参考になるページがありましたのでご覧ください。

参考URL：http://tamagoya.ne.jp/econo/016.htm