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損益分岐点について
なぜMC<ACの時は損失、MC>ACの時は利益が発生するのか、直観的な説明が分かりません。
ちなみに教科書のグラフを使った説明(数学的、幾何学的な説明)は理解出来ました。
そもそもMCとは「財を微小1単位増やした時に総費用がいくら増えるか」を表したものでACとは「財1単位あたりにかかる費用」だと思いますが、財1単位を増やした時にかかる費用が財1単位あたりにかかる費用より大きくなった場合(MC>AC)の場合、直観的に赤字になりそうな気がしますがなぜ黒地なのでしょうか?
グラフを用いた説明は理解出来ましたので、直観的な言葉での説明をしてくださる方お願いします。

「損益分岐点について なぜMC<ACの時は」の質問画像

A 回答 (1件)

ACとMCの関係には2つの異なる意味(役割)があるので注意すること。


1つ目の事実は、MC=ACを満たす生産量のところでACは最小となる、ということです。したがって、その点の右側ではMC>AC,左側ではMC<ACとなる。
いま、費用曲線を
C=C(Q)
と書きましょう。すると
AC=C/Q=C(Q)/Q=AC(Q)
となるから、ACが最小となるQを見つけるためにはACをQで微分して0とおけばよい(最小化の一階の条件)。
0=dAC/dQ=AC'(Q)=[C'(Q)Q-C(Q)]/Q^2
よって
C'(Q)=C(Q)/Q
のとき、つまり、MC=C'(Q)がAC=C(Q)/Qと等しいQのもとで、ACが極値をとる、ことがわかる。AC曲線がU字型をしているというような条件のもとではこの極値は最小値である。このときAC<MCの範囲のQではAC'(C)<0であり、ACはQが大きくなるとACは低下するし、AC>MCの範囲のQでは、
AC'(Q)>0となり、ACはQが大きくなると、上昇する。

もう一つ重要なことは各競争企業(プライステイカー)にとっては市場価格は所与であって、その所与の市場価格に自企業のMCを等しくさせるQのところまで生産を行うとき利潤は最大化される、ということだ。別の言葉でいうと、P=MC(Q)は供給曲線を意味するということ。各企業の供給曲線は、価格が与えられたとき、Qをいくらにすれば利潤が最大化されるかを教えてくれる曲線だ。したがって、MC>ACのとき、利潤は正、MC<ACのとき、利潤は負(つまり損失)というのは、企業が合理的に行動すれば(つまり利潤最大化行動をとるかぎり)MC=Pなので、それぞれP>AC、P<ACとなることと同値なのだ。これなら、前者は利潤がプラス、後者は利潤がマイナスというのは理解できるでしょう。利潤が正であるためには、市場価格PはすくなくともACの最小値(つまり損益分岐価格)より高くないといけないということがわかるでしょう。
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この回答へのお礼

後半のP=MCの説明がとても分かりやすかったです!
前半の数式の説明は少し難しいですが勉強してなんとか理解できるようにします!
いつもご丁寧にありがとうございますm(*_ _)m

お礼日時:2021/06/23 20:09

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