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法律の条文で、「ニ月間」や「六箇月間」などが出てきますが、「○月間」と「○箇月間」という表現に意味の違いはありますか?

A 回答 (2件)

「○月間」と書かれたときは、ひとつきかん・ふたつきかん‥‥というふうに読みます。


「○箇月間」と同じ意味です。
条文の文体を統一したために違いが生じた、といいますか、結果的に読み方の違いが生じたものである、ととらえて下さい。

「○箇月間」は、漢字を主体とした法律の条文(比較的歴史が古い法律に多い)で用います。
「○か月間」は学校教科書で用いることが決められています。「○箇月間」と同義ですが、「箇」が常用漢字ではないため、このように書きます。

ただ、実際に「期間」を数える場合は、民法の規定(初日不算入)を基本としつつ、各々の法での例外(たとえば、年齢計算に関する法律。出生日よりカウントするので、初日算入ということになり、また、誕生日の前日に1歳歳を取る。年金制度ではかなり重要な知識となる。)といった決まりもあるので、細かい所には十分に留意して下さい。

ちなみに。
「○箇月間」という書き方についてですが、戦前は「○个月」と、「个」という文字を用いていました。
この字が「ケ」に見えるため、いわば、誤用として「○ケ月」と記すようになり、やがて、読み方としての適切な文字である「箇」を当てるようになりました。

なお、「○か月」という表現は、法律の条文ではふさわしいものではない、と言われています。
政令や省令、通知では、まだ「○ケ月」「○か月」といった表現法が残っていますが、法律では「○月」と記すのが基本となっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
背景を読んで納得しました。教えてくださった細かい点にも注意しながら勉強を進めていきます。

お礼日時:2021/08/03 13:06

「○月間」「〇箇月間」「○ヶ月間」「○か月間」は、どれも意味は同じです。



因みに「ヶ」は「箇」を略したものであり、「か」は「ヶ」を「ケ」(カタカナのケ)と勘違いしてしまうことから使い始めたと聞いております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

お礼日時:2021/08/03 13:03

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