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(問)次の文のA,B,Cに入る単語を答えよ。

JM.ケインズによれば,古典派の雇用理論は,「賃金は労働の限界生産物に等しい」という命題(第1公準)および「一定の労働量が雇用されている場合、賃金の効用はその雇用量の限界不効用に等しい」という命題(第2公準)に基礎を置いているとした。この古典派の経済モデルにおいては,[ A ]の存在を説明できないことから,ケインズは[ B]の妥当性を否定し,雇用量は[C]に依存するとして,現実の経済における[A]の存在を説明した。



Cの選択肢の部分に有効需要と労働需要のふたつがあり、自分は労働需要が入ると思いましたが、答えは有効需要でした。
この問における、労働需要と有効需要の違いはなんなのでしょうか?

また、ABにはそれぞれ非自発的失業と第二公準が入ります。

A 回答 (2件)

第1公準は労働の需要(曲線)を決定し、第2公準は労働の供給(曲線)を決定する。

「古典派」理論では労働市場で、労働の需要と供給が等しくなるように雇用量Nが決定される(つまり、労働に対する需要曲線と供給曲線が交わる点でNが決定される)。このNを総生産関数に代入することでGDPが決まる。(つまり、GDPであるYはY=F(N,K)により求まる。資本ストックKは短期では与えられているので、YはNだけの関数。)しかし、第2公準が否定されると、労働の供給曲線は労働量Nの決定には参加しないので、労働に対する需要曲線だけではNは決定できない。ケインズが提唱したのは「有効需要の原理」だ。GDPは「有効需要」であるC+I+Gで決定される。それを簡単なモデルで書くと、
Y=C(Y)+I+G
によって、まずYが決定される。Yが求まると、Y=F(N,K)によってNが決定される。それが労働需要関数と相まってNが決定される、ということ。
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回答No.1の訂正。

No1の最後の部分

>それが労働需要関数と相まってNが決定される、ということ。



それが労働需要関数と相まって実質賃金を決定する。式で書くと、
W/P=FN(N,K)
となる。ただし、FN(N、K)はF(N,K/)をNで偏微分した関数、つまり労働の限界生産性。

と直してください。
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