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私は、薬学部出身でないので基礎が分からず困っています。
今、レボドパとメチルドパの血液脳関門の通過に関する、1975年の古い文献(PMID: 1143006)を読んでいます。その中にレボドパもメチルドパも、saturable componentとnonsaturable componentに分かれ、それぞれ担体による通過と単純拡散による通過をすると書かれています。
以下が教えていただきたいことです。
(1) componentとありますが、レボドパやメチルドパにはsaturableとnonsaturableという2つの構造などが異なる成分があるのでしょうか。例えば光学異性体のような。
(2) もし構造などに違いがないとすると、担体による通過と単純拡散による通過に分かれるのは、偶然によるものなのでしょうか。つまり、担体輸送された分をsaturable、単純拡散された分をnonsaturableと呼んでいるだけなのでしょうか。
(3) 日本語にするとすると、saturable componentは飽和成分、nonsaturable componentは不飽和成分でよろしいでしょうか。
3日ほど夜中まで調べたのですが、良くわかりません。薬学部出身の方なら「当たり前」と思われることだと思います。
よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (1件)

私は過去、全然文献を読んでないので文献特有の言い回しとか、固有の言葉はわかりません。


下記薬学用語解説サイトでもsaturable componentという言葉が見つかりませんでした。
普通に日本語に直訳したら飽和成分となりますが、
日本語で化学的にはこれ以上溶けないところまで解けた状態の成分となります。それだと砂糖とか、塩とか薬物とか物を差してしまい、状態を示す言葉となりません。

なので状態を示す言葉としては不適当で、おそらく該当する言葉が変わっているものとおもわれます。

https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?plas …

また、約50年前の概念や固有名詞が同じかどうかわからないので、現在の考え方で答えます。
というか、下記サイトの内容で答えます。

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83 …

プロフェッショナル版の方をリンクしてますが、
患者さん向けの同じトピックページはこちら のリンク先の方が分かりやすいと思います。

薬物が吸収されると血液中で血しょう中のタンパク(アルブミン等)と一部結合します。また、一部は結合せず遊離したままとなります。

その結合したものを当時は飽和成分、遊離したままのものを不飽和成分と呼んでいたのかもしれません。(あくまで予想)
今は結合したものをそういう言い方をしないので不明です。

ただ、タンパクと結合した状態では膜透過はできず、遊離したものだけが通過(透過)できます。

それぞれという言葉が直前の飽和、不飽和をさしているか、レボドパ、メチルドパをさしているのかがはっきりしません。

というか、その文献を読んで何を調べたいのですか?
翻訳業務?
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この回答へのお礼

細かく教えていただきありがとうございます。
「それぞれ」は、飽和成分と不飽和成分を指したつもりでした。あいまいですみません。
教えていただいたように、タンパクと結合した状態では、膜を透過できないのでsaturable状態では、輸送担体と結合した通過になるのかな、と想像はつきました。
普段は、英語文献の翻訳などをしていますが、今回は関門通過の競合を報告した古典的文献を、言葉を補いながら分かりやすくダイジェストすることになりました。しかし、saturableとnonsaturableがどのような状態なのか分からす、困っていました。この用語は、もう使われなくなっているのですね。
お礼申し上げます。

お礼日時:2022/07/03 16:22

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