10年前まで,株式会社の形で通信教育のようなものを行っていました。
10年前,会社勤めに変わり,その株式会社を休眠状態にしました。
現在では,会社勤めをやめ,塾講師と原稿執筆の仕事をしています。
株式会社を復活させるメリットはあるでしょうか?
塾講師の収入金額は約300万円,原稿執筆は200万円ほどで,税金がかなりかかっています。
おそらく3年後は,塾は退職し,原稿執筆だけになり,所得金額は200万円だけになる見込みです。
株式会社の経営をやっていたとはいえ,すべて税理士さんまかせで知識が乏しく,初歩的な質問ですみません。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
原稿執筆がどのような所得になっているかわかりませんが、雑所得や事業所得ですと、収入から実経費を引き、青色申告であれば青色控除を差し引いたものに所得税が課されていることでしょう。
そして後日同様の所得に対して住民税が課されることでしょう。法人で行えば、法人は当然に収入から実経費を差し引いた後の課税所得に対して法人税などが課されます。
所得税というのは5%から45%と所得に応じた税率となります。おそらくその所得ですと5%、高くても10%の課税でしょう。そして住民税が10%の課税でしょう。
法人は実効税率(法人税・法人住民税・法人事業税などから算出)23%から34%などといわれます。
これだけ見ると法人のほうが高い税金がかかると思われがちですが、法人の経費には役員報酬という経費計上ができます。これにより赤字とか、赤字ぎりぎりの黒字などであれば、法人住民税の均等割といわれる7万円程度(資本金額等により変動)かかるだけで済みます。
法人の場合には、役員報酬を得るという点で、こちらに所得税がかかるのですが、会社員の概算経費といわれる給与所得控除が受けられます。最低65万円から所得に応じて控除額が増えます。そこに上記の5%などがかかるのです。
ですので、250万円の収入で経費が50万円、手元に残るのが200万円だとすると、200万円に所得税がかかります。
法人にすると、法人の収入を250万とし、実経費50万円+役員報酬200万円=課税所得0となり均等割りのみで、所得税はというと役員報酬200万円から68万円の給与所得控除を差し引き、132万円に対して課税となります。
個人事業ですと200万円から生命保険料控除等を差し引いた後に所得税の税率をかけます。
法人化後の役員報酬では132万円から生命保険料控除等をするので、所得税負担は減ります。
あとは法人で納付するであろう均等割りを加味し、さらに収入等を実学で判断する必要があるでしょう。
注意点では、法人の代表に非常勤という概念はなく、社会保険の加入義務が生じます。当然ではありますが国民健康保険と国民年金保険料でふたんするよりも、社会保険である健康保険料と厚生年金保険料では、負担が大きくなることでしょう。ただし、負担が大きくなる代わりに社会保障は手厚くなることでしょう。高齢となってからもらう年金の金額で損得計算してしまう人もいますが、若くして病気やけがで働けなくなれば障害年金という制度があり、国民年金より格子柄年金のほうが手厚くなるでしょう。小さなお子さんなどを残してなくなるようなこととなれば遺族年金がお子さんらへ支払われることとなり、厚生年金が手厚いでしょう。保険料だけで損得計算もできないのが保険なのです。
塾講師をおやめになるのかわかりませんが、塾講師を請負で法人が請け負えば、法人の収入で計上し役員報酬であなたが得ることは可能です。あなたのノウハウを教え込んだ若い塾講師などを派遣するような仕事も考えることもできるかもしれません。執筆も自社で本を作成し販売することも可能かもしれません。
どこまで考えるのかによっても意味合いが変わることでしょう。
最後に個人の所得税の申告は簡単とまでは言いませんが、頑張れば素人でもまず正しい申告を行うこともできます。しかし、法人となると、法人の申告はそう簡単なものではなく、税理士でないけど税理士事務所で勤務経験があるとかという人以外、めったに自分で申告を行わないものです。
税理士任せですと、それ相応の費用が掛かると思います。しかし、こちらも依頼する税理士と依頼する内容(帳簿作成や会計ソフト入力などをご自身らで行うなど)の程度次第でも、費用は変わるものでしょう。
No.3
- 回答日時:
法人化によって、相続税対策、所得税対策になりますが、それなりの規模でなければメリットはありません。
相続税は当然に控除を上回るぐらいの価値が無ければ意味ないですし、所得税対策にしても、個人でもそれなりに控除対象はありますから、もっと売上が増えなければ影響ないです。
現在の負担は、たぶん、経費をしっかり計上していないが故だろうと思います。法人かどうかに関係なく、経費計上しなければ所得税は高いです。
原稿執筆中の水道光熱費、PCで調べ物をすればそれも経費、何でもかんでも経費で落とすのですよ。(否認されても知らんけど)
No.1
- 回答日時:
法人のメリットがあるとすれば・・・・
全ての収入を会社が受け取り、会社から役員報酬として個人が受け取ることができれば、
役員報酬は給与所得控除の対象になるので個人の所得税が下がる。
一方で、デメリットとしては当然法人としての税務申告が必要となるし、法人としての住民税や事業税が発生することでしょう。
経費に関しては、法人なら経費に出来るけど、個人事業主では経費参入ができないというものはほとんどないと思うので、大きな違いは発生しないでしょう。
繰り返しになりますが、個人の収入で給与所得控除を使えることが最大のメリットだと思います。
法人化の本来のメリットとしては、年度ごとに収入が大きく増減する場合に、個人の所得税率は累進しますが、法人はあまり累進しないので、役員報酬として毎年同額を受け取ることで個人の累進税率を抑えられることでしょう。
あくまでも私見ですが、個人の所得が2千万円を超すのであれば、法人化をすべき(手間隙を丸投げしてもメリットがある)です。
手間隙を自分で行うことを厭わないのであれば、1千万円でも法人化しても悪くはないでしょう。
それ以下だと、手間隙をかけてもさしたるメリットはないのではと思います。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 会社経営 中小企業の社長交代時、二代目社長(身内ではない)は値上がりした株を買わないといけないのでしょうか? 2 2022/04/19 01:16
- 債券・証券 仕訳のこの問題が分かりません。教えていただけるとありがたいです 1 2022/06/15 20:34
- 投資・株式の税金 一般口座で同一銘柄の総平均法のことで 1 2023/02/27 22:08
- 投資・株式の税金 配当金を所得税・住民税共に総合課税で確定申告した場合の控除額について その2 3 2022/05/07 13:11
- 投資・株式の税金 投資家の管理資産会社について教えてください 2 2022/04/30 11:21
- 転職 この求人は、良い求人でしょうか? 6 2023/07/17 20:01
- 会社設立・起業・開業 個人自営業を株式会社にして節税する方法はありますか? 4 2022/03/25 12:00
- その他(ビジネス・キャリア) グーグルの障害者訓練プログラム募集あるがどうだろ?6時間勤務で月収22万!! 1 2023/02/17 20:36
- 確定申告 《ふるさと納税について質問です》前回質問の訂正と追記 4 2022/09/16 20:17
- 所得・給料・お小遣い 1993年頃の年収400万円と現在の年収400万円は違いますね? 5 2023/07/10 23:57
関連するカテゴリからQ&Aを探す
医師・看護師・助産師
薬剤師・登録販売者・MR
医療事務・調剤薬局事務
歯科衛生士・歯科助手
臨床検査技師・臨床工学技士
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
臨床心理士・心理カウンセラー・ソーシャルワーカー
介護福祉士・ケアマネージャー・社会福祉士
弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士
フィナンシャルプランナー(FP)
中小企業診断士
公認会計士・税理士
簿記検定・漢字検定・秘書検定
情報処理技術者・Microsoft認定資格
TOEFL・TOEIC・英語検定
建築士
インテリアコーディネーター
宅地建物取引主任者(宅建)
不動産鑑定士・土地家屋調査士
マンション管理士
電気工事士
美容師・理容師
調理師・管理栄養士・パティシエ
シェフ
保育士・幼稚園教諭
教師・教員
国家公務員・地方公務員
警察官・消防士
その他(職業・資格)
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
「個人様」「法人様」という日...
-
個人事業の時の契約書は法人成...
-
業務請負会社の設立
-
個人所有の株を法人所有に移管...
-
経営者の方に質問です。
-
個人から法人化する際の挨拶文
-
公益社団法人も潰れる可能性あ...
-
何の登録もしていない無職が法...
-
日本赤十字社の、法人区分はな...
-
株式会社(法人)で株を所有す...
-
日本の場合国立大学は国立大学...
-
個人資産を運営、管理する会社...
-
有限会社は
-
自宅で法人設立をしようとおも...
-
自分の資産管理会社設立時の資...
-
法人の長所、短所
-
今起業するのであれば、株式会...
-
一般法人と公益法人、設立する...
-
法人用と個人用パソコンの違い
-
個人事業を法人立ち上げて金銭...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
「個人様」「法人様」という日...
-
日本赤十字社の、法人区分はな...
-
個人事業の時の契約書は法人成...
-
株式会社(法人)で株を所有す...
-
資本金や準備金は戻ってこない...
-
公益社団法人も潰れる可能性あ...
-
30人乗りのバスで 有料で個人経...
-
一の者の読み方を教えて下さい
-
【書き方】金封の表書きについて
-
法人契約しているホテルをプラ...
-
有限会社は法人ですか?
-
しゃぶ葉で働くことになったん...
-
個人投資家の法人化のメリット...
-
個人から法人化する際の挨拶文
-
有限会社は
-
出資金は返済が必要ですか? こ...
-
自分が社長のマイクロ法人に自...
-
個人事業主:「社名」の記入は...
-
個人所有の株を法人所有に移管...
-
他人へのお金の贈与について
おすすめ情報