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問題

標準状態(0℃、0,1013メガパスカル)において、10、0㎥のプロパンがある。子のプロパンを27℃、0.40メガパスカル(ゲージ圧力)の状態にすると、体積はいくらか。理想気体として計算せよ。


解答

10.0㎥×(273+27)k/273k×0.1013メガパスカル/(0.1013+0.40)メガパスカル=
10.0×(273+27)/273×0.1013/(0.1013+0.40)≒2.2㎥


回答の意味を詳しく教えてください

A 回答 (3件)

気体が密閉されているとき、


①より強い圧力をかけるほど、気体の体積はより縮む。
②より温度を高めるほど、気体の体積は膨らむ。
という性質が、気体にはあります。要は、「押し込めりゃ縮む」し「温めりゃ膨らむ」ってことです。

どれだけ縮んだりどれだけ膨らんだり計算するのは、実在する気体に関しては非常に面倒な計算になってしまいます。

実在する気体の本当に細かいところは無視し、次のよう計算しやすくしたものを「理想気体」と言います。
①気体に加える圧力と気体の体積は、反比例する。圧力はゲージ圧ではなく絶対圧。
②気体の温度と気体の体積は、比例する。温度はセルシウス温度ではなく絶対温度。

大雑把な感じがしますが、常温で気体であるような物質は、常温常圧付近では理想気体と思っても差し支えありません。

さて、本問では圧力が 0.1013MPa→0.5013MPa(ゲージ圧0.40MPa)  4.949倍
 (0.1013+0.40)/0.1013 ≒ 4.949
になっているので、そのことによって気体の体積は 1/4.949倍 になります。一方、温度が 273K(0℃)→300K(27 ℃) 1.10倍
 (27+273)/273 ≒ 1.10
になっているので、そのことによって気体の体積は 1.10倍になります。圧力で1/4.949倍、温度で1.10倍になるので、結局気体の体積は
 10.0m3 ✕ 1/4.949 ✕ 1.10 ≒ 2.22 m3
となる、ことをその数式は主張しているのです。



気体の質量(ほんとうは物質量 mol ですが)が変化してしまうと話は変わりますが、そうではない限り
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no2の、文末



気体の質量(ほんとうは物質量 mol ですが)が変化してしまうと話は変わりますが、そうではない限り

の部分は無視してください。
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気体の状態方程式


 PV = nRT    ①
を使う。
つまり「ボイル・シャルルの法則」を使う。

物質の量は前後で一定なので n, R は共通。
よって、①を変形して
 PV/T = nR = const    ②

(i) 最初の標準状態では
 P1 = 0.1013 × 10^6 [Pa]
 V1 = 10.0 m^3
 T1 = 0 [℃] = 273 [K]

(ii) 変化後の状態では
 P2 = 0.40 × 10^6 + 0.1013 × 10^6 [Pa] = 0.5013 × 10^6 [pa]
 (「ゲージ圧」とは、「大気圧に対する相対圧力」ということ。なので「絶対圧力 = 真空に対する圧力」にするには大気圧を加える)
 V2:求めたい未知数
 T2:27 [℃] = 300 [K]


②より、変化の前後で
 P1・V1/T1 = P2・V2/T2
なので
 V2 = P1・V1・T2/(T1・P2)    ③

あとはこれに上記の数値を代入するだけ。

V2 = 0.1013 × 10^6 [Pa] × 10.0 [m^3] × 300 [K] / (273 [K] × 0.5013 × 10^6 [pa])
 = 2.2206・・・
 ≒ 2.22 [m^3]

基本に忠実に、数値計算をする前に、
③式

変化前後の各パラメータの値
をきちんと求めておけば、単なる算数の計算です。

それを求めておかないと「いま何やってんだ?」と迷子になります。
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この回答へのお礼

分かりやすいです
ありがとうございます

お礼日時:2022/08/29 10:48

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