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この下に引用する一節は、【共通テスト2022年過去問】英語(リーディング)第5問から引用したものです。

Who invented television? It is not an easy question to answer. In the early years of the 20th century, there was something called a mechanical television system, but it was not a success. Inventors were also competing to develop an electronic television system, which later became the basis of what we have today. In the US, there was a battle over the patent for the electronic television system, which attracted people’s attention because it was between a young man and a giant corporation. This patent ★would★ give the inventor the official right to be the only person to develop, use, or sell the system.

上の一節のうち、最後の文に出てくる would のことを、学校の教師や文法書では、どのように説明しているのでしょうか?

僕は学校でそういうことについて説明を受けたことがあるのかどうかは、覚えていません。そもそも、僕は学校の英語の授業を、少なくとも高校2年の初めからは聴いたことがほとんどなかったのです。その代わり、英英辞典を読んだり洋書を読んだり映画を見たりして、ひとりで英語を学んでいました。大学でも同じです。

上のような would の文法的な役割について、ネット上で少なくとも2度、質問がありました。今回のこの上に出てくる would については、次のように説明しました。

*************

This patent would give the inventor the official right to be the only person to develop, use, or sell the system.

意味合い:
この特許は、(後になって)発明者に対して~する正式の権利を与えることになる。

この文章が記述している時代よりも少しあとに、この特許のおかげでその発明家が~する権利を持つことになるのだ、というふうに、過去の時点から見てそのあと(つまり過去から見た未来)のことを言うときに、この would が使われています。

このような would は、歴史上の事実について述べるときによく出てきます。

The Hiroshima bombing took place for numerous reasons. At the time, President Truman had to make difficult decisions regarding the bombing. The first atomic bomb was dropped on Hiroshima during World War II. ★Dropping the bomb would kill approximately 200,000 Japanese and bring forth massive destruction to the city (Yoneyama 23).★
https://www.bartleby.com/essay/Pros-And-Cons-Of- …

この上の★印で挟んだ部分の大意は、
「その(広島に落とした)原爆は、~人の日本人を殺し、~することになる」
というような意味になります。つまり、この文章が記述している過去の時点から見て、それよりも少しあと(つまり過去から見た未来)において、そのような出来事が「起こることになる」というふうに言っているのです。そのときに would を使っています。

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上のように僕は別のサイトで今日、説明しました。さらには、5年ほど前にも別のサイトで、元アメリカ大統領 Barak Obama 氏による広島での日本人に対する演説の中に出て来た戦争中にたくさんの人が死ぬことになったというくだりにて出て来た would についても、上とよく似た説明をしました。

僕は上のような理解を、小説やノンフィクションなどを読んで自然に理解を深めていったのであって、誰かから説明を受けたことはありません。当然のことながらこのようにみんなが理解しているものと思っておりましたので、わざわざ文法書や辞書やネット上の解説で確かめようとは思いませんでした。しかし今日、念のために調べてみると、紙の文法書や辞書やネット上の解説でも、時制の一致の一環として「過去から見た未来」というような解説の仕方がなされてはいますが、尻切れトンボみたいな感じで、あまり丁寧には解説されていないような気がしました。

もしかして、僕の知らない文法書や辞書やネット上の記事において、これについてもっと細かく説明しているのでしょうか?そして、もしかして僕の理解は間違っているのでしょうか?

何かご存じでしたら、どうぞお教えください。

A 回答 (1件)

時制の一致ということですか。

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この回答へのお礼

なるほど、一般的にはこれを時制の一致として処理されているわけですね。僕が今日あちこちで読んだ解説にも、そのように書いてあり、実に簡単に流していました。しかしそれにしては、こういう would について「ああだ、こうだ」という論議をする人がいるんですよね。この would が「推量」を示すんだとか言って、盛んに論議を進める人もよくいました。

お礼日時:2023/01/14 19:41

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