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第一次内閣で靖国神社を参拝できなかったのは、安倍元首相にとって「痛恨の極み」だったそうですが、総理大臣ってなんでそこまで靖国神社を意識するんですかね?

A 回答 (9件)

それは、さかのぼって考えると分かりやすいのではないでしょうか。


例年、靖国がニュースで大きく取り上げられるのは、8月15日の終戦の日です。しかし、戦後長い間8月15日に首相が靖国参拝するなんてことはありませんでした。靖国の例大祭は春と秋なんだから、靖国にお参りしたい政治家は、それに合わせて4月や10月に参拝してたようです。例祭・例大祭とは神社の年中行事で、最も重要とされる祭祀です。
それなのに、敢えて8月15日に(東京武道館で戦没者追悼式が行われ天皇や首相らが参列して、その足で)首相が靖国へ行くという、スタンドプレーをやり始めたのは三木武夫です(任1974~76年)。しかし、三木は政治的に右寄りの人ではなく、自民党内では左派でした。彼は少数派閥で権力基盤が弱かったため、靖国大好きな右派にもウケるスタンドプレーに及んだと言われています。他の回答者さんもおっしゃるように、票のためってことですよ。

ただし、三木は「私的参拝」と弁明しました。自民党内からの「三木おろし」に見舞われた、彼の政権は短命に終わりました。
また、昭和天皇の靖国参拝は1975年を最後に途絶えました。当時、A級戦犯を合祀する運動が浮上していたことが、その原因と言われています。実際に78年に合祀されてしまいました。
一方、85年8月15日に戦後の首相として初めて「公式参拝」を強行したのが、中曽根康弘です(任1982~87年)。中曽根も少数派閥出身ですが長期政権となったのは、えげつないパフォーマンスを平気でやる人だったことが一因でしょう。

さっきから、靖国参拝について「票のため」、「右派にもウケるスタンドプレー」、「えげつないパフォーマンス」などと申しましたが、世の中には「票がどうこうじゃないですよ」、「国家の責任者としての義務」とおっしゃるかたもいます。
しかしながら、たとえば米国の有名なアーリントン墓地を見ますと、戦没者慰霊施設ですが無宗教ですね。あの墓地では、プロテスタントでもカトリックでもイスラムでも仏教でも、さまざまな宗教形式にのっとって埋葬できるそうです。
一方、靖国神社は宗教法人です。それも、国家神道という特殊な宗教でした。国家神道とは後から言われたことで、当時は「宗教ではなく随神(かんながら)の道だ」などと称していたそうです。
国家神道はある意味「破壊的カルト」でしたよね。実際に大日本帝国は狂信的で破滅に終わっています。

そんな宗教色を薄めて、政教分離で靖国を国営化し戦没者を慰霊しようというのが「靖国神社法案」でした。しかし、この法案は1969年から74年まで繰り返し国会に提出されましたが可決に至らず、5回も廃案になってとうとうあきらめられました。
野党が反対しただけでありません。靖国以外の多数の法案は、たとえ野党が反対しても可決成立にこぎつけています。靖国をめぐっては自民党内でも足並みがそろわなくて、反対の声があったのです。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、ありがとうございます!みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2023/02/27 10:38

国の命令で命を落とした人を悼むのは国家元首の責任ですし、世界の常識でもあります。

票がどうこうじゃないですよ。遺族としては首相も天皇も参拝してくれないのは腹立たしい話です。
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国難で死んだ人を奉ったり弔意を示すのは、国家を主導する立場の人にとっては当然の義務だから。

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靖国神社に参拝することで神社庁や日本会議を


支持者にする事が可能です

右翼には多くの票田があります
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中国の社会学者が指摘していました。




中国は靖国を批判するのではなく
見習うべきだ。
日本人の団結力は、ああいうところから
醸成されるのだ。

それに比較して我が中国はどうだ。
戦没者を想うなんて、誰もしないでは
ないか。

だから、中国人はバラバラなのだ。

・孫文曰く。
『日本人は粘土のようだ。すぐに固まる。
 中国人は乾いた砂のようだ。
 しっかり握っていないと、バラバラに
 なってしまう』


天皇とか国歌、国旗などは国民を
団結させるためのツールなのです。

靖国も同じ機能を持っているのです。
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国家の責任者としての義務があるからです。



靖国神社は明治以降「日本の兵隊が国家のために戦って死んだことを記念する神社」です。

「国家」は国家のために自分の命を犠牲にして殉死した兵士を《記憶する義務》があります。

だから、総理大臣は靖国参拝にこだわるのです。

もちろん「靖国じゃなくてもいい」という議論はあります。しかし《殉死した兵士を国家が記憶しなくていい》という話はありません。

だから左翼的な国家である共産主義国家でも「殉死した兵士を祀る国家施設」は必ずあり、総理大臣などの首長は必ずそこにお参りします。
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国会議員というのはパンダと同じだからです



可愛いポーズをするのがパンダの仕事です

国会議員は可愛いポーズはしませんが参拝をします
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靖国遺族会、みたいなのがあって、戦争遺族ですから、かなりの人数だと思います。


その票が欲しいからです。
国粋主義的集団も群がってます。
後ろから刺されたくないし、街頭演説でネガキャンやられるのもイヤなのです。
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「票」が稼げるのではないでしょうか。

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