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私の知人は交通事故で片腕の神経を失いました。そのため、片腕は動かすこともできませんし、感覚も全くないのですが、事故以来続く断続的な痛みに苦しんでいます。そんな知人を助ける方法はないか思い悩んでいたところ、V・S・ラマチャンドラン医師の著書である「脳のなかの幽霊」(角川書店)に出会いました。その中で、失われた体の部位に痛みを感じる「幻肢」という症状や、鏡を使った治療法で幻肢の痛みが克服されていることを知り、同じ手法で知人の痛みを和らげることができるのではないかと思い立ちました。知人はこれまでペインクリニック等で数々の治療を受けてきましたが、一向に痛みが和らぐ気配がないため、その痛みはラマチャンドラン医師のように脳の構造や機能に着眼した手法でないと治療できないのではないかと考えています。どなたか、ラマチャンドラン医師の理論や鏡を使った治療法等を導入している病院、又はそれらを研究されているお医者様をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか。知人は時に耐え切れぬ程の激痛を感じることもあり、そんな時は生きる希望すら失いそうになることもあるそうで、何とか少しでも痛みを和らげてあげたいと思っています。何かご存知の方いらっしゃいましたらご教示頂けますと大変助かります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

A 回答 (5件)

記載なさっている医師や治療法については心当たりがありませんのでお役に立てませんが、幻肢そのものは割と一般に知られているものですので、そこにこだわらなくても良いのではないかと思います。

ひとまず心療内科に相談されてはいかがでしょうか? ペインクリニックは麻酔で神経をブロックするなどして痛みを感じないようにする治療が中心ですのであまり効果は期待出来ないと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました。おっしゃる通り、痛みが少しでも和らぐのであれが特定の治療法にこだわる必要はないと思いますので、診療内科に相談することも検討してみたいと思います。治療の上での選択肢が増えたことで多少明るい展望が開けてきたような気がしております。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/05/03 08:30

「ファントムペイン」ですね、四肢切断するときに神経断端を鋭利なメスでスパッと切らないと合併症として発生すると聞きました。

 事故で神経だけの断裂では引きちぎられたでしょうから、合併症を起こしやすい状況ではあったわけです。 
しかし整形外科医も壊す手術になるから手術で痛くない断端を作ってくれそうもありません。 神経移植の可能性は無いのでしょうか、失敗(成功しなくても)しても、痛くない腕が獲得できればあきらめもつくと思いますが・・・・・


気休めですが、「切断された手足の小指が痒い、掻きたいけど指が無い」というファントムペインの症状は、身体が「四肢の喪失」を自覚し始めた前兆であり、それを乗り越えると現状を受け入れてバランスがとりやすくなる。 現状を受け入れることができればファントムペインは感じなくなる。。。。という文章があったように記憶しています。 
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この回答へのお礼

ご返事ありがとうございます。神経移植は現時点ではリスクが高すぎてできないということのようです。知人の右手は神経が根こそぎ除去されてしまったため、単にぶら下がっているだけの状態であり、米国などでは切断することを選択する患者さんが多いそうです。そのため、これから右手が動くようになる可能性はほとんどないということになってしまうと思うのですが、せめて痛みだけは取り除いてあげることができないかと考える次第です。ja5さんがおっしゃるように時間の経過とともに痛みが引いていくことを切に願うばかりです。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/05/03 08:18

 こんにちは。


>私の知人は交通事故で片腕の神経を失いました。そのため、片腕は動かすこともできませんし、感覚も全くないのですが、事故以来続く断続的な痛みに苦しんでいます。

 神経のどの部分でしょうか?できれば、図で示していただけますか?

この回答への補足

ご返事どうもありがとうございます。知人は右手に「引き抜き損傷」という障害を受けており、右手の神経は脊髄につながる部分から根こそぎ除去されてしまったということです。そのため、右手の神経は全くない(=本来は痛みを感じるはずがない)というのが正確なのではないかと思います。

補足日時:2005/05/03 07:57
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感覚にもいろいろな種類の神経があり、それぞれ神経線維が異なりますので、表在覚か深部覚かは不明ですが「痛覚の一部が残存」していて起こっているのではないでしょうか。



その仰っておられる先生の事を存じ上げないのですが、
「幻肢」に対して鏡を使って視覚的に「無いこと」をフィードバックさせたりする手法を、提唱しておられるのですかね?

似たような考え方は、「麻痺患者さんの患側の扱いかた」としては、(まだ現状では医療・福祉・社会全てまで広まっていませんが)今後一般的になりつつある状況です。
 
麻痺している部分を日常動作の中で仲間はずれにしないこと。
具体的には、
1:健側の手で掴んだりして 一緒に動かしてあげる
2:支えたり押さえたり 道具として使ってあげる
3:プレーシングといって宙に浮かせたり、
  あるいは重力を免荷しながら動かしたりその場固定の練習をする
4:少しづつ運動をいろいろな動きに分離させていく

また、感覚や認知障害に関しては、他の感覚で代償させていく

以上が麻痺&感覚障害リハビリテーションの大雑把な流れです。

例えば麻痺側上肢をブランとテーブルから下ろしたまま食事動作をおこなっていたり、常に健側に重心を乗せて斜めに座っていたりすると、
 むくみ易かったり血行が悪くなったり
 頚部で神経が引っ張られたままになったり
 上肢重さを支える肩・首の筋肉が張ってしまったり
 筋肉の緊張異常が発現したり など
痛みは出易くなります。

事故受傷による末梢性完全麻痺の場合、3や4の段階までは難しいと思いますが、1,2の体の使い方を身に付けるだけでも、疼痛発現は随分と抑制出来ます。

ラマチャンドラン医師の理論にこだわらずとも、このような考え方に精通したPTやOTのおられる病院でしたら、似たような効果は得られると思います。

とりあえずBobathのサイトを紹介いたしますが、どのようなものかというのがホームページでは分かり難いかも知れません。

基本となる理論はボバース以外でも、PNFであれフェルデンクライスメソッド、キネステティクその他、基礎を押さえているやり方であれば何でもいいです。

ちなみに中枢性麻痺でも末梢性麻痺でも、この場合における考え方は同じで良いです。

以上、幾らかでもご参考になれば幸いです。
お知り合いの方が少しでも楽になれますやうお祈り致します。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/bobath/

この回答への補足

ご回答どうもありがとうございました。多少補足させて頂きますと、知人が受けた障害は「引き抜き損傷」と呼ばれるものらしく、右手の神経は脊髄につながる根っこの部分から完全に除去されてしまったようです。そのため、右手は物理的には存在していますが、神経や感覚という意味ではそもそも存在しない、ということになろうかと思います。それにもかかわらず激しい痛みを感じるということなので「幻肢」に対するのと同様の治療が必要なのではないかと考えた次第です。
頂戴した情報はぜひ参考にさせて頂きます。URLの方もチェックさせて頂きます。ご丁寧にどうもありがとうございました。

補足日時:2005/05/03 07:31
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幻肢痛:Phantom Limb Painに対する奥の手としては


運動野脳皮質持続電気刺激療法:Motor Cortex Stimulaton
という手術があります

参考URLの論文では三人全てに直後に
二人で3年後も有効であったとしています

痛みが末梢性でなく中枢性=脳が原因の痛みであることを確認する検査などで手術適応を決めます。
内服薬で抑えることが出来るなら不必要なわけです。

こういった検査自体は脳外科でも近隣の神経内科でも可能だと思います。

手術は日大、東京女子医大、和歌山医大などの機能脳外科に熱心な施設でないとやってないかもしれません。あらかじめ問い合わせておいた方がいいでしょう。

参考URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cm …
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この回答へのお礼

ご返事どうもありがとうございます。大変参考になりました。各大学のホームページを見てみましたが、特に日大は幻肢痛の治療にかなり力を入れてるようですね。お教え頂いた治療方法について日大の先生などに相談することを検討したいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/05/06 09:42

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