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No.22
- 回答日時:
「何が正しいのか」という考え方のようなことをしないで、妥当性・整合性というような「白-灰-黒」のような程度を含めた考え方をするのでしょう。
今、新聞が目の前にあって紙の部分は概ね白、文字の部分は黒、白黒写真の部分は白から黒まで多段階様々、広告などには色もあるとして、部屋を暗くして明かりを落としていくと、全体がだんだん黒くなって、最終的に真っ黒に近くなります。 そのもの自体に白や黒が固定的にあるのではないです。
歴史上という何世紀も前ではなくて、2023年の日本の社会面の「事件」でも「真相」のようなものはハッキリしないことが多いです。国政や県政のようなことでも検討過程もねらいもハッキリしないのは多いです。3、4年前に行われた政策の効果や影響についてでも、その評価などは様々に分かれることが多いです。
地震、火災、戦役の被害だって、広島の原爆の被害でも、不明な部分は沢山あります。
「何が正しいのか」ではなくて、「どのように捉えると、状況をより整合的に理解出来るか。支離滅裂でわけが分からない状態になりにくいのはどのような方法か」ということになります。 それは、その理解したいという人の意識や志向にも深く関係しています。 科学技術の進歩や利用の広がりを重視する
人、社会の政治制度に気が行く人、女性の活躍や男女の地位の扱いに気が向く人、宗教的・道徳的な視点で良くなっているかどうかでみたい人、産業や生活の状況に目が向く人、風俗服装に目が向く人、戦闘などの戦いに関心が向く人、そういう違いでも、何を歴史上の重要なこととみるかも変わります。
当時の人が自分で文字記録を豊富に残しているとしても、その記録内容などが事実として正確、虚偽や過小・誇大であるかどうかなどさほど重要視しないことも多いです。戦闘での勝ちを誇る、被害の小さいことを記録するなどは多いし、個々の記録内容に数字があっても、正確だと考えるような人はあまりいないです。 魏志倭人伝に書かれた記載が正確ではないという大前提で、多くの研究者や歴史愛好家は、自説をつくります。
~~~~~ 和歌森太郎の書いている一節 ~~~~~~~~~~
「歴史家の主体制について」私が思うに大きく分けると三類ある。一つは、「これからの世の中をどうしたらよいだろうか」という社会的使命感に促れて、現実の由って来るところをしらべようと、歴史書をひもとく人。一つは、自分の経験な感覚なりが、過去のどこに支えられているものなのか、あるいはどこにその支えを得ていけばいのか、模索する態度で歴史に接する人。もう一つは、自分の経験を超えた、珍らしいあるは変った人間経験の様相に触れて、その心的世界を拡げるたのしみで、歴史を読む人。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
たぶんこの3つ以外で、学校の勉強やテレビなどで歴史や歴史上のことを取り上げているのを見たり、勉強させられたりしたときに、単純に「ホントのことなのか、裏付けはあるんか、怪しさが残るなぁ」と、自分なりに「距離を置こう」という人も多いのだと思います。 和歌森太郎の時代までは長い期間三つ目の楽しみで歴史物に親しんだ人が多いのです。でも、日本なら、この数十年は、「見聞きした情報・提供された情報にはのめり込まず、ちょっと距離を置いて、半分楽しみ、半分怪しむ」という四つ目が増えているのだと思います。
アニメやオカルト、各種ドラマやバラエティを楽しんだって、どうせ実際とは違うという気は残るのが、ごく普通です。 ニュース報道にも、政治家の主張にも同様に、事実とは違ってる・全部正しい分けではない と感じるのでしょう。
「歴史」では、例えば、司馬遷の史記とか、ヘロドトスの歴史、日本書紀、光圀の大日本史などもあります。 どういう「意図・目的」で書いたと思いますか。 過去から現在までを体系化すれば、進むべき方向・やってはいけないこと・なにを重視すべきなのかを《ハッキリ具体例で示せる》ということです。 その視点で、記述の選択・配列・表現を考えているのです。
「"根本的に足元を掬われてしまう原因をつくる"誤認や、"事実に反するとして論理構成までもが否認されてしまう原因をつくる"うそ」は避けなければならないですが、(個々の事実の時期・当事者・原因・結果・程度)が違っても、論述を根本的にひっくり返すようなことでなければ、問題はないんです。
日本に仏教が伝来した年が538年でなくてもたいして問題でないと思っている論述や日本史表記なら、538年に伝来したで、全く問題ないのです。「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」とは道長が自慢気に詠んだのでなく、道長自身が記録したのでなくても、問題ないのです。
大きな歴史の流れ、時代状況、人心の方向を示すための素材として具体例に出しているのですから、「例として挙げていることの詳細は事実とは異なっている」は、決定的に重要なことにはならないことが多いのです。
歴史上の人物の生没年月日、活動地域、活動の詳細はほとんどの場合不明確です。個々の歴史上の出来事で、だれがどの程度具体的なことにどのように関与したのかなど、ほとんどわかりません。それでも、「○○が◇◇をしたと認識してしまって問題ない」のです。
「本の地の色は白、文字は黒」で問題ないのです。異なる実例を提示しても、 本とか文字への認識を根本的に変えるような事態にはならないのです。
「正しい歴史認識」というのは、出来れば止めて欲しいと思います。
「歴史認識」というのは、現在に続いている流れを《過去から紆余曲広狭を繰り返し、他とも影響し合いながら、連続している》と見ることで、安定した世界認識・社会認識・価値感・志向を《しっかりさせる》ためのものです。
自分が獲得した歴史認識を「正しい歴史認識」のように考えがちなのかもしれませんが、他人、社会的立場が異なる人、他民族、他の性、弱者・強者の意識が異なる人では、歴史認識も変わって当然です。 でも、部分的には共有できる歴史認識もあるので、その共有部分が広がるように歴史認識を変えていくことも大事だと思います。
No.21
- 回答日時:
その可能性は大いにあります。
残された資料なんて
その時代の為政者の都合がいいように書き換えたものです。
中には古代中国やナチスドイツのように、
それまでの資料を焼き捨てる(=焚書)こともありました。
それがなかった国は、残っている資料と照らし合わせて
大まかな歴史の流れが検証できますから
大きく間違った歴史観にはなりませんが
それでも絶対的に正しいものとは言えません。
No.20
- 回答日時:
もちろんそれはあります。
正義は必ず勝つではなく‥
勝ったものが正義ということがですが‥
夏五月乙亥 斉崔杼弑其君光
と書き残されているということも事実なのです。
No.16
- 回答日時:
>何を証拠に正しいものとしている
一般的に歴史を検証や研究する上でまず参考にされるのは、
その当時に作られた文書、日記、自伝、工芸品、建築物、絵画、
近代であれば録画や録音を研究します。これらを一次資料といいます。
ただし、その当時の記録が無いまたは少ない場合に参考にされるのが
一次資料を引用・参考・研究・補足にしたもので二次資料といいます。
特に記述された資料の場合、「その時」「その場で」「その人が」
の3要件を満たして記録されたものを一次史料といい、
いずれかの要素を満たさないものを二次史料といいます。
一次史料は歴史研究において非常に重要な資料といえますが、
記述した人の主観で偏っていると考えるのが一般的です。
>嘘の情報を残している可能性はないのでしょうか
史料においては、正しくない情報が含まれていることが前提で
研究されています。
このため、史料を研究する上ではその史料の正当性や妥当性を
様々な面から検討を行います。これを「史料批判」といいます。
史料批判には、その文書の資料的価値の妥当性を検討する
外的批判(虚偽を目的に書かれた偽書や後世の創作)と
史料の内容の妥当性を検討する内的批判があります。
例えば当事者本人の日記と第三者が伝聞を基に記述した史料は
本人の史料が正確と思われますが、そのほかの資料を考証すると
正しくないこともあります。
歴史はあくまでも仮説の延長に過ぎない部分があります。
しかし、研究する本人が色メガネで資料の取捨選択をして
自説に都合の良い歴史を主張するのは正しい歴史ではありません。
Wikiでもそうですが、出展資料のない説には注意が必要です。
一方で、それまで正しいと思われたものが新たな資料の発見で
覆されることも珍しくありません。
No.15
- 回答日時:
本来は文献や資料(といっても多岐にわたりますが。
。。)をもとに辿っていきます。
ところが現在は政治的な意図が強く歴史に関与しており
正確な歴史が認識できません。
というか
冒頭のもので誰しもが納得する歴史でありながら政治的な
外交手段として否定しまた捏造したりする国(政府)があるため
非常に厄介です。
話変わりますが、
ご質問では当時の人が嘘の情報を残している可能性について言及がありますがもちろんあるでしょう。
ただ、大筋で合っている、流れとしては間違っていない、
ということなのだと思います。
例えば源義経の話などほとんどは逸話のようなもので、
五条の大橋で弁慶なぎなたにひらりと欄干に飛び移り刃をかわした、などというのは実際はなかったでしょうけど弁慶が家来だったことは文献などで
信頼性が高く、生涯の数々の活躍も話半分ですが、最終的にはその活躍が仇となり頼朝に殺されたというのはまぁ信じてよさそうです。
大筋では間違っていないということで歴史になっているのでしょう。
竜馬もそうですね。
司馬遼太郎の「竜馬が行く」に書かれていることがあたかも歴史のように
感じますがあれはあくまで作家が書いた小説、フィクションではありますが
当時の世の動きに則してみると活躍はしたんだろうなぁ、と認識はできます。一部史実に基づいて書かれていることは確かです。
したがって、歴史の中では薩摩と長州を組ませて倒幕に奔走したというのは
大筋で合ってますので歴史と認識していいのではないでしょうか。
また大嘘が歴史になってしまうかならないかの瀬戸際の問題なのは
「従軍慰安婦問題」と言われるものです。
吉田清治という男が朝日新聞に従軍慰安婦(旧日本軍が20万人の朝鮮人女性を強制連行され慰安所で働かされた朝鮮人女性)はあったと
証言しこれが記事となってしまい韓国など絵は正しい歴史となってしまった。
ところがこの数年後吉田氏は前言を撤回しあれは嘘だったと証言。
しかし、その間に時の官房長官だった河野洋平が
これを認めてしまう談話を発表してしまっていた。
日本政府が認めたような形になり、
後に嘘だと証言しても日本政府が認めているではないか!
との論拠によりいまだ覆せないでいる。
事実としてはなったのだが、
政治的配慮が度を越しバカ河野がとんでもないことを発表してしまったおかげで日本は性奴隷を容認した国というとんでもないレッテルを未だにはがせないでいる。
このようなことは歴史が始まっていらいたくさんあるとは思う。
しかし、
本に書かれた歴史がどうあれ今(現在)があるわけで
本当の歴史は事実としてその裏にちゃーんとあるんです。
というわけで嘘が混じっていようが現在が変わるものではないので
我々も将来の人々にに恥じぬよう、変な歴史を作らぬよう
生きればいいんじゃないでしょうか。
No.14
- 回答日時:
歴史に正しい物は有りません、遺跡や残された文献から、推測されて
いるだけです。
新しい遺跡の発掘、新たな古文書の発見が有れば、書き換えられます。
縄文時代は、狩猟採取の生活なので、貧しい食料事情だったと教科書
で教わりましたが、今では違いますよね。
昭和24年に岩宿遺跡が発掘され、縄文時代は旧石器時代まで遡る事と
なり、考古学会の認識がひっくり返りました。
静岡大名誉教授小和田哲男さんは、古文書の鑑定は偽文書との戦いと
語っています。
日本には、お寺、神社、旧家、などに100万通以上の文書が有るのですが
古文書を読める人が2000人程度なので、解析が遅々として進まないの
だそうです。
AIに読み込ませて解析しようと、昨年にプロジェクトが出来ました、
古文書の解析が進めば、鎌倉時代以降の歴史認識が変わるかも知れません。
No.13
- 回答日時:
歴史って何を証拠に正しいものとしているのでしょうか。
↑
文献とか発掘された資料を
基にしています。
これが、中韓になると、こうあって欲しかった
こうあるべきだ、
というのが歴史になっています。
当時の人物が嘘の情報を残している可能性はないのでしょうか
↑
ありますよ。
だから、複数の資料を突き合わせたり
して、その信用性を担保するわけです。
それでも、新発見があれば、
歴史が変わったりします。
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