ハマっている「お菓子」を教えて!

動物にはないのに、植物にはどうして細胞壁と液胞があるのですか?
わかる方教えてください。

A 回答 (2件)

(1)「どうしてあるのか」と問われれば、「祖先に当たる生物でそれらが発生・発達し、子孫代々受け継がれて現在に至る」というのが答になります。

ここで、子孫代々受け継がれたということは、生存に必要な役割を果たしてきたからと考えてよいと思います。

(2)細胞壁は糖類の一種であるセルロースでできています。「細胞が糖類の外被をもつ」というのは、植物に限らず、動物も含めて、どんな細胞にもある共通の性質です。植物では、外被が特別に発達しているということです。

 動物細胞にも、リソソームといって液胞に相当する細胞小器官があります。植物のように大きくならないだけです。

 つまり、「細胞壁」「液胞」は本来どんな細胞にもあるものが、植物では《特別に発達して》できたものと見なせます。

(3)植物の祖先をたどると、プラシノ藻→緑藻→車軸藻→陸上植物 と進化したらしいです。プラシノ藻は細胞壁が無く、鱗片という外被があります。緑藻には、細胞壁のあるものと無いものがあります。細胞壁のないものは鞭毛で泳ぎますが、細胞壁があるものは泳げません。細胞壁の存在は、「動かない生活」と対応しているようです。車軸藻は細胞壁があります。(参考:千原光男編集 藻類の多様性と系統 裳華房)

(4)植物は光合成をするので、動かなくても生活できます。しかし、体を大きく伸ばしたほうが、太陽光を多く獲得できます。このとき、細胞壁は骨格のように植物の体を支えます。また、液胞は、細胞を大きく膨らませて《細胞の大きさを水増しして》体を大きくします。また、細胞膜と液胞膜にはポンプのような仕組みがあり、液胞に物質を蓄えて浸透圧を上げ、この浸透圧で外から水を呼び込んで細胞内の圧力を高めます。これも植物の体を支えるのに役立ちます。また、液胞は、動物のリソソームと同じように酵素をもっていて、ここに不要な物質を放り込んで分解するのに役立ちます。

(参考)
http://www.jspp.org/17hiroba/topics/sato/sato.html
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まず、細胞壁ですが、これは動物で言うところの骨の役割を果たすためです。


液胞は、主に老廃物を入れておくためです。
植物は動物と違い便や尿などによって老廃物を排出できないので。
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