なぜ人類は「神々」を求めてきたのでしょうか？信仰神話

Question

世界には様々な宗教や信仰や神話がありますよね、それぞれの「神々」を信仰してきました。
それが唯一神なのか、神々なのか、仏なのか、グレイトスピリットなのか、精霊なのか、妖精なのか、などの細やかな違いはありますが。

古代エジプト文明でも太陽神ラーやオシリス神など、神々を信仰していました。
その他の古代の文明でもほぼ必ずなんらかの神々が信仰されていたようです、なぜそこまでして人類は神々の存在を必要とし、求めてきたのでしょうか？　その理由を知りたいです。

神々や信仰に興味ある人など、皆さんからのいろんな回答を待っていますね。

宮本純子 · Accepted Answer

世界中の原初の神・神祇信仰の性質を覗いてみるとどれも天候や農耕を司るものばかりです。

現代では農家でない限り農作に携わることはないので想像するのは難しいかもしれませんが、昔は全員が農耕従事者でした。

また、古代の農村社会では、天候の不調や鳥獣によって農作物が荒らされたら、村の人たちは全員が飢え死にする他なかったんです。
鳥獣はともかく、天候に関しては人の力でどうすることも出来ません。
そういった時、人にできることと言えば神頼みでしかなかったわけです。
天空の、見えない何かに祈りを捧げることで天候が良くなり、大地が潤い、豊作になることを願っていたんです。
そこには今日我々が目にするような神の偶像、形象はありませんでした。神は自然現象であり、空であり、大地であり、農作物であったわけです。

そうして、人間の力ではどうしようもない自然現象を「神」と呼び、さらに共通の名称で呼んで信仰することで農村共同体の結束力を高めるのにも利用されるようになったわけです。

その後に、自然現象だけでなく、個人の救済の側面を併せ持つようになっていったんです。

hidecyang · Answer

以下がその理由です。

(創造者)神は人を自分に似た者，神に似た者として創造した。男性と女性を創造した。 
創世 1:27

benesuto · Answer

人間の反応限界は0.2秒であり、反射であっても0.1秒が限界です。
なので、現実と脳には、どうしても0.2秒の齟齬が生まれます。この空白の時間を説明し、納得するために神や精霊などの存在しないものを作り出しました。

k30tradition · Answer

生まれつき、神を求める気質の人がいるんですよ。

atoiti · Answer

人間は死によって、人間は己の有限性に気づかされる事になります。
どんなに無限の『富』や『権力』を手にした人間であっても、
いつかは死ぬという定めからは、絶対に逃れることはできません。
　この有限性を自覚し、死の恐怖や不安を克服するために、
人間は何らかの永遠性に参画し、動物的本能の生き方を超えて、
一個の人格となることができました。

宗教が人類史とともに古いゆえんであります
人間の有限性。人間は必ず死ぬ。そうした問題は
永遠性の認識なくしては思考し得ない、まさに人類の歴史とともに
宗教は始まったというのです。

人類は、人知の及ばない、超自然現象にたいする恐れや感謝から
その地域の象徴的存在を、神と崇めました
又、地域社会の人心の統一のためにも、統一した象徴が自然と求められたのです
そのため、地域により様々な神が出現し、自然と多神教となったのです
その神が、山だったり、聖なる川だったり、森、岩、木、等、多種多様でした

人類の宗教的行為は中期旧石器時代5～30万年前）の遺跡から想定されています。当初は、歌、踊り、儀式等だったと想像されますが
古代エジプト、メソポタミアでも、宗教史からはじまるのです

太古の人類は　
人を敬う事も親を尊敬することもなく、禽獣と同じように　本能で生活していました
　そして多神教の時代が訪れ　祭紀や呪術等により
生死に対する敬虔な思いが、道徳心が育まれてきました

そのうち　祭紀や呪術　占いや霊　自然神等の、浅い、その地域限定の宗教から、人間的価値や創造　仁愛や慈悲等、広く人間の問題を解明しようとした　一神教や高度な宗教哲学が生まれました

政治上の権力と対決する所から生まれたり、呪術の宗教よりも高次元の人間的価値や創造をめざした宗教や、実践する信者の行動は必然的に民衆救済に立ち上がった宗教等も生まれました

そして　人間とは　自分とは　存在とは　生死とは、価値とは　そして　「何のために」等々、賢人　聖人　哲人　宗教家　歴史学者　詩人　文学者　芸術家が　生涯をかけて追い求めるようになりました
政治経済道徳芸術、すべてが宗教から始まったのです
　しかし、此の人間究極の課題は、今だ解決されてい無いように思いますが・・・

夜行性哺乳類 · Answer

自分達にとって都合のいい思い込み(確証バイアス)をもつ事も過酷な環境を生き抜くうえで必要だったからではないでしょうか。

tanzou2 · Answer

人は、不可思議な事象に出会うと
説明を求めたくなります。

太陽、月は何なんだ。
死は、病気は、天変地異は。

神様を持ってくれば、総て説明
できます。

こうやって神様が誕生したわけ
ですが、後年になって、神様を利用して
社会、国を治めようとする人達が
登場します。

王様はどうして威張っているの。
どうして王様の命令に従わねばならないの。

従わないと、罰を受けるから。
しかし、罰では大きな団体の隅々まで統治
するには不十分です。

そこで、神を利用することを
思いつきました。
王様の権限は神から与えられたのだから
王様には従いなさい。
王権神授説です。

ローマ帝国がこの典型です。

日本でも似たようなことは
やられました。

明治維新になって、山県有朋と西周
が相談し、天皇を持ってくることに
しました。

お前等人民は、薩摩藩人、会津藩人という
以前に、天皇という神様みたいな人が
治める日本という国の、国民なんだ。

日本人の誕生です。
それ以前は、薩摩藩人、会津藩人とう意識の
方が強かったのです。

XR500 · Answer

良い事、悪い事、出来た事、出来なかった事…
何にでも理由が欲しいんです。その理由が「神」。

ケムケム地層 · Answer

「神」がいた方が世界や精神が簡単に説明できるからでしょう。
分からないこと、禁忌なこと、などに対して「神頼み」になる訳です。
だれしも納得できる答えが欲しい訳で、それに対して「神」の存在がちょうど良い訳で。

ユイスマン · Answer

病に天変地異に人間は非力な存在です。


人智では及ばない豊穣を神々に願ったのでは、

なぜ人類は「神々」を求めてきたのでしょうか？ 信仰 神話

世界中の原初の神・神祇信仰の性質を覗いてみるとどれも天候や農耕を司るものばかりです。

以下がその理由です。

人間の反応限界は0.2秒であり、反射であっても0.1秒が限界です。

生まれつき、神を求める気質の人がいるんですよ。

人間は死によって、人間は己の有限性に気づかされる事になります。

自分達にとって都合のいい思い込み(確証バイアス)をもつ事も過酷な環境を生き抜くうえで必要だったからではないでしょうか。

人は、不可思議な事象に出会うと

良い事、悪い事、出来た事、出来なかった事…

「神」がいた方が世界や精神が簡単に説明できるからでしょう。

病に天変地異に人間は非力な存在です。

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