天使と悪魔選手権

虫がついてる食べ物は良く、わざわざ虫がついてるくらいだから美味しいのだろうという人がいます。
私も何となくそう思っていた時期がありましたが、
でもこれは本当にそうでしょうか?
虫は食材の良し悪しを見極めて食べるかどうかをきめてるのでしょうか?たまたま近くにあった農作物だから食べたような気がしてなりません。
実際のところはいかがなのでしょうか?
うわさや推測抜きでお願いします。

A 回答 (12件中1~10件)

 趣味で三反ほどの畑で有機栽培を楽しんでいます。

家族や友人が食べるのですから無農薬を目標に頑張っています。
 さて、虫さんには食材の良し悪しは別にして、確かに好みというのはあるようです。同じ列や近くの畝に植えてあるのに虫のつくものとつかないものがあります。虫さんに直接聞いたことはないのですが、虫の好みはある程度一定しています。具体的に言えば私の農園では、ホウレンソウ、レタス類、チンゲンサイ、トマト、ナガイモ、トウガラシ、ピーマン、生姜、ネギ類、ミズナなどはまず害虫対策は必要ありません。また、幼苗で葉が柔らかい時は虫に食害されるが成長して葉が固くなると虫がつかないものもあります。大根、カブラなどです。
 それに比べ、白菜、キャベツ、小芋、コマツナ、ナスビ、トウモロコシなどは油断すればボロボロにされてしまいます。私はこの中から背の高いものと低いものに分けて無農薬の対応をしています。低いものはトンネル方式で防虫ネットで十分対応できるからです。
 何も対策がとられていない場合、虫も寄り付かない野菜は人間様にとってもあまり良い野菜とはいえないと思います。スーパーなどで見ると実に美しい野菜ばかりです。虫が食べた穴があいていたのでは商品になりませんね。ですから多少穴があいていた方が安心ですね。完全無農薬栽培と表示してないのに、美しすぎる野菜はなんだか不気味です。もし無農薬野菜ならそれなりの価格が通るのですから。
 設問とはすこし違う方向にいってしまいましたね。虫さんといつもお付き合いをしている栽培者の思いを書かせていただきました。
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私は田舎出身者です、家には田んぼも畑もあります。

虫でいつも思い出すのは、「枝豆」です。毎年のようにおばあちゃんが作っています(化学肥料は使っても農薬は使ってないそうです)が、そろそろ収穫という時期になると「カメ虫」がつきます(ほぼ毎年)。臭い匂いを出す虫です。豆のさやにはカメ虫の食べあとがついてたりします。ちよっとひどいときには、洗ったのに豆と一緒に虫がゆであがって食卓に並んでいる事もあります。

モチロン枝豆の味はおいしいです。でもさやに食べあとがあったり、調理している時あの嫌な匂いがしたら嫌な人が多いのではないでしょうか?田舎っぺな私なんかは平気ですが・・・居酒屋で綺麗な枝豆をみるたび「どうやって作ってのかなぁ?」なんて思ったりもします。

田舎で畑の野菜を見てそだった者としては、虫はそれぞれ好きな種類の野菜があるのではないか(この野菜にはあの虫みたいに)。農薬なんかを使うと、不快な感じがするから食べなくなる(というより殺される)。食材の良し悪しを見極めて食べるかどうかをきめてるほど、余裕はないと思う。

わざわざ虫がついてるくらいだから美味しいというのではなく、味はやっぱり、栽培方法や品種やテマヒマ(一番影響)でしょう。
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すみません、耐虫性については「推測」です。



ただ、「アリの巣コロリ」みたいな毒餌が、2回目以後、効き目が下がるのは経験です。仲間の死骸で危険を感じるなら、「アリメツ」にかえても同じはずなのですが、変えてみると、けっこういけます。

栄養バランスは大事ですが、そういうバランスをとるために「味の好み」があるようにも思います。(推測です)栄養を知らなくても、本能的に美味いものを食べていれば栄養失調にならないようにできている・・・。(アリにとって砂糖が甘いかどうかもわからないのですが。)

このへんになると、最初の質問の答えから離れますが。
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>「わざわざ」やってくると考えたほうが自然です。


「わざわざやってくる」理由は、「餌の確保のため」であって、
昆虫の死骸は嫌いで、労力をかけてでも甘い物を餌にしたいという
選り好みが理由ではないでしょう。

そもそも、アリにとって、甘い物は炭水化物源として、
昆虫の死骸はタンパク質源として、両方とも大切なものです。
巣から同じ距離の所に、甘いものと昆虫の死骸を置くとします。
この場合、もしかしたら、昆虫の死骸より甘い物の方にアリが多く集まるかもしれません。
(実験をしたわけではないので、もしかしたらという話ですが)。
しかし、どちらか一方だけを餌にする(=選り好みする)ことはないはずです。

>「アリメツ」という薬(液体)は、ホウ酸に砂糖を混ぜてあるということです(メーカーより)。
アリの嗜好に合わせたわけではないでしょう。
タンパク質が変性しやすいのに対して、砂糖は腐ったりすることはありません。
そもそも、昆虫の死骸なんてイメージが悪いし、そのような物に毒を混ぜた製品が売れるとは思えません。

>「耐虫性作物」というのも、普通の作物に比べて虫に強い、ということで、そのへんにはえている草にくらべて強い、ということではないと思います。
耐虫性に関する知識が無くて、推測だけで話しているように見受けられますが・・・。
有名なのは、クリとクリタマバチの例です。
オリジナルのページが開かないので、Googleのキャッシュで申し訳ございませんが、
http://www.google.com/search?q=cache:cCbXoadhTN8 …
これで開かなかったら、「耐虫性」と「クリタマバチ」をキーワードに検索してみて下さい。
ここにも書いてある通り、クリタマバチ抵抗性品種は幼虫の成長を抑制します。
クリ-クリタマバチのケースは、化学的抵抗性が働いた例だと思いますが、
他に、物理的抵抗性を利用した物もあります。
http://ss.tnaes.affrc.go.jp/eng/digest/DIGEST.ht …
の「害虫(ウリハムシモドキ)が嫌う毛深い大豆」
ここに出てくるT-207がどのような品種か分かりませんが、
写真を見ていただければ、耐虫性品種がほとんど昆虫の害を受けていないことがお分かり頂けると思います。
更に、直接口にするものではありませんが、お茶でも
http://ss.knaes.affrc.go.jp/kyushu_seika/1997/ky …
表2をご覧頂ければ、耐虫性の強弱で大きな差があることがお分かり頂けると思います。

>野生の草のほうが食べられやすいなら、畑のまわりに草をはやしていたら、畑に侵入する前に草を食べるので、そこで退治できます。
まだ研究が進んでいませんけど、「おとり植物」という物があります。
野菜ではなく、カーネーションの例ですが、
http://web.pref.hyogo.jp/nougi/hygnogyo/no111txt …
の7番。PDFファイルは
http://web.pref.hyogo.jp/nougi/kaisetusyo/kaiset …
の32番目。
屋外で有効かどうか分かりませんが、研究が進めば、野菜にも応用できるかもしれません。

昆虫にとって、植物の食べ易さは野生種か栽培種かで決まるものではありません。
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私がお礼を言う場合ではないのですが、回答に対するコメントを頂きありがとうございます。



アリでいえば、実際問題として、「戸棚のケーキ」より近くに、他の餌になるものがなかった、ということは考えにくいと思います。たいていのアリの巣は、外にあるから、家の中までアリが入ってくるからには、「わざわざ」やってくると考えたほうが自然です。
元の質問では「推測抜き」とあるのですが、アリの社会は「分業制」なので、たとえ近くに他の餌があっても、「偵察隊」は次の餌をさがしに動き回っているはずです。(餌がなくなってから探したのでは遅い)
したがって、「偵察隊」の報告で、「死骸」よりも優先して食べに来るような餌に毒をまぜれば効果があります。
ちなみに、「アリの巣コロリ」は、最初はよく効くのですが、2回目以後、好みの違うやつが生き残っているせいか、危険を察知しているせいか、効き目が落ちます。

「アリメツ」という薬(液体)は、ホウ酸に砂糖を混ぜてあるということです(メーカーより)。

フィトンチッドは、もちろん、完全ではないでしょう。完璧なら、製薬会社はフィトンチッドだけで、虫除け薬が作れます。

「耐虫性作物」というのも、普通の作物に比べて虫に強い、ということで、そのへんにはえている草にくらべて強い、ということではないと思います。野生の草のほうが食べられやすいなら、畑のまわりに草をはやしていたら、畑に侵入する前に草を食べるので、そこで退治できます。
(蓼食う虫も好き好きですから、人間の好みと虫の好みは当然違いますが)
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もともとのppooooさんの質問からはずれて、申し訳ございませんが・・・。



>蟻にとっておいしい味がつけてあるはずです。味の好みがあるのが判った上で、何を食べさせるか、ということなのでしょう。(毒物自体は無味無臭でかまわない)
アリに食べさせるものはアリの好みに合わせて、毒物自体は無味・無臭と言うことを前提にしています。
これは、毒を盛る相手が、虫に限らず、人間を含む動物の場合にも当てはまりますけど。
毒が入っていると分かっていて、食べる昆虫なり動物なりっていると思いますか?
食べ物の良し悪しを見極めているわけではないし、たまたま近くにあったからだと考えられませんか?

>移動速度が速いので、えりごのみはするでしょう。
アリの巣の近くに昆虫の死骸、遠くに甘い物を置いておくとして、
昆虫の死骸を避けて、甘いものだけを餌とすることってありますか?

>「フィトンチッド」などは、虫をよける働きがあるはずです。
にしても、完全ではありません。
例えば、ヒノキはフィトンチッドとしてヒノキオールを放出していますが、
カレハガの一種は、ヒノキを食害します。

>人間が食べるような野菜だと、品種改良されて「食べやすく」なっています
作物の育種目標に、病害虫抵抗性品種の育成というものもありますので、
人間が食べる野菜が必ずしも昆虫にとっても食べやすいとは限りません。
今でこそ、遺伝子組み換えによる害虫抵抗性のトウモロコシやジャガイモが話題になっていますが、
それ以前から、耐虫性を持った作物の研究が行われています。
ただし、実際に利用されている作物は、日本では極限られています。

edogawaranpoさんの
>「虫のついていない食品」は有害であろうは.結構当たります。
植物工場を利用すれば、昆虫の発生が少なく、かつ低農薬(無農薬も可能らしいです)で、野菜を作れると思います。


ついでなので、誤字の訂正です。
No.1の答えの中に、一カ所だけ「接触」と書きましたが、「摂食」の誤りです。
すみませんでした。
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>それと、昆虫に食べ物の良し悪しが判断できるなら、


>オルトランや、アリの巣コロリのような毒薬系の農薬が効かなくなる

アリの巣・・については、蟻にとっておいしい味がつけてあるはずです。味の好みがあるのが判った上で、何を食べさせるか、ということなのでしょう。(毒物自体は無味無臭でかまわない)

アリなんかは、移動速度が速いので、えりごのみはするでしょう。戸棚のドーナッツなんか、どこからかやってきます。

キャベツの葉ですが、あれは内側から次々に出てくるので、若葉のうちにやっつけてしまえば、大きなキャベツの本体が成長するのに障害はないだろう、という意味です。食われておいて葉っぱをめくったのでは、そりゃあバレます。畑からとる時、一番外の大きな開いてしまった葉っぱまで出荷しませんから、そのへんの初期の虫害なら、大丈夫ということです。
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食品材料については.販売業者の希望に合わせた各種規格があります。

これを外れたものは販売ルートがなく販売されません。せいぜい地方卸売市場に農家が持ち込む程度ですが.価格が低く(規格外ですから.1箱100円程度.普通は500-1000円)で.箱代程度しか残りません。したがって.規格外の商品は販売ルートから外れます。

キャベツの価格を決定する因子に色があります。表面をはいて中身だけ出荷した場合に.「皮が向いてある」ので(病気が出ているのを隠すために皮をむいたろうから)「腐りやすいだろう。やすくしてしまえ」というのが.近所の競人の考え方です。

また.販売側が農家に求めるのは.販売側の販売計画に沿った適正な商品供給ですから.単作にしないと該当出荷量を確保できません。(チェーン店でどのくらい販売するので.その販売量に相当する)同じ規格の商品をこれだけ.*日に*市場に出荷してくれと.電話がかかってきます。消費者の意見を代表するとして強い発言力を持つ大手チェーン店の仕入れ担当の発言は無視できるものではありません。もし.電話に逆らったらば.取り引きを停止されてしまいます。販売計画にしたがって適切な商品供給は.農薬の使用を前提としているものであり.販売計画に従わず商品を出荷したらば.即引き取りを拒否されてしまい.価格暴落となります。

TV等マスメディアで放送される内容は.一般的手法と異なっているから報道価値があるのであり.該当方法はまったく使われていないと解釈できます。自分で関係地域を回ってみると理解できるでしょう。私の場合には日本国内だけですが.いろいろな地域の収穫期を迎えた産地を回ってみるといろいろ面白いことがわかります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
収穫地巡りというのは時間があったら是非してみたいきがするものです。できれば子供のころにしたかったです。
農家の思い通りに販売できないという事情はとても参考になります。

お礼日時:2001/10/11 17:36

>「虫のついていない食品」は有害であろうは.結構当たります。



これは、農薬や遺伝子組み替え意外に無視を防ぐ方法がない、という前提(遺伝子組み替えが有害かどうかは別問題として)にたっています。
そもそも、何故殺虫剤を撒くか、というと、手っ取り早く虫を殺せるからですが、横着をせずにまめに虫取りをすれば、食われるより早く成長するので食い跡はつきません。(キャベツなど、外側の葉は落として出荷する)
アメリカでは、巨大吸引式掃除機みたいなやつで害虫を取っているところもあるらしい(以前、TVでやってました)。ただ、栽培規模を拡大して、単一作物にすると害虫を招きやすいですから、少量多品目だと、そんなに虫の集中攻撃はうけません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
虫をとるがわのことやコストを考えるとなかなか理想というのは遠い印象があります。虫をとるも人件費はかかるわけですからね。

お礼日時:2001/10/11 17:30

虫は一般に特定のにおいのある植物に産卵しそたぢます。


だから特定のにおいの有無です。

「虫のついていない食品」は有害であろうは.結構当たります。
しかし「虫食い跡」のある食品は.無害とはいえません。「虫」に気がついてあわてて農薬をたくさん撒いた」場合がありますから。
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この回答へのお礼

有り難うございます。

お礼日時:2001/10/09 17:41

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