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本日、天文衛星「すざく」が楕円軌道から予定されていた円軌道に投入されたとのニュースを見ました。
そこで、軌道について質問なのですが、
静止衛星は円軌道、同期衛星や回帰衛星には楕円軌道を描くものもありますよね。
どのような場合に円軌道で、どのような場合に楕円軌道、という線引きはできるのでしょうか。

A 回答 (3件)

こんにちは。


「円軌道」は地表との「距離(高度)を確保するため」、
「楕円軌道」は地表との「周期を確保するため」、
このような目的で選択されているのではないでしょうか。

「円軌道」は高度が一定ですので交信や地表観測全般に適していますし、「楕円軌道」は同期衛星や回帰衛星に使われ、ある一定の周期で元の場所に戻って来るために調性されています。地表観測衛星の多くが円軌道を回っているようですが、決して楕円軌道が地表観測に向かないというわけでもなく、逆にランドサットなどは楕円軌道を回ることによって精密な観測を行なっているそうです。
静止軌道は、どちらかと言えば地表との周期を確保するためのものですが、こちらはどうしても円軌道でなければ実現できません。その他に、衛星が目的の軌道に到達したり遷移したりするためには、最初は楕円軌道に投入されますよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
惑星、衛星の本来の軌道は楕円ですもんね。
「周期」を必要とする衛星に楕円軌道が多い理由がやっとわかりました。
ランドサットについては、興味を持ったので自分でも調べてみようと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2005/07/23 20:55

こんにちは、



 円軌道に投入するのには燃料を食いますので、円軌道(静止軌道も含まれますよね)でなければならない衛星は円軌道、そうでないなら楕円軌道です。

 静止衛星や地球観測衛星が円軌道でないといけないのは御理解していると思います。では、宇宙を観測する衛星は、何故円軌道の必要があるかと言いますと、それは軌道の形ではなく、移動速度です。自分自身の移動速度が一定でないと観測しずらいのは当然ですね。

 御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

お礼ポイントの発行順位をつけるのがとても難しいほど、どれも参考になりました。
ポイントを発行できなくて申し訳ありません。

観測という目的のためには、円軌道である必要があるのですね。
軌道の形の違いがどう衛星に違いをもたらすのかわかっていませんでしたが、すっきりしました!

お礼日時:2005/07/23 21:00

お聞きになりたい内容は、どのような用途の衛星が円軌道で、どのような用途の衛星が楕円軌道かということだと思いますので、その線でお答えします。


例外はありそうですが、
円軌道: ほぼ全ての地球を周回する衛星。
楕円軌道: 系外探査機など、地球の重力圏外を移動する衛星。
といった線引きはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

私の質問文に足りないところまで推測し、補っていただいてありがとうございます。

本日、宇宙研の一般公開に行って、月の衛星SELENEの展示を見て参りましたが、その衛星も円軌道でした。
これは月の重力圏内を移動する衛星、として考えれば良いのですね。

将来、衛星についてもっと学びたいと思っている人間なので、(それにしては無知ですが)、
とてもとても参考になりました。
ありがとうございます!!

お礼日時:2005/07/23 21:03

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