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ある人が自宅に1億円を置いておいたら、家事で燃やしてしまいました。日本の富が1億円失ったことになりますが、お金は刷ればよいので、これを無かった事に出来ないのでしょうか。また、株や不動産の価値がさっがて日本の多くの富が失われたのですが、株や不動産の値段は人のマインドで決まる事なので、これも無かったことにして一斉に値を上げる事は出来ないのでしょうか。勿論現実には不可能でしょうが、理屈としてはどうなのでしょうか。子供のような質問ですみません。

A 回答 (3件)

> 日本の富が1億円失ったことになりますが、お金は刷ればよいので、これを無かった事に出来ないのでしょうか。



はい、無かったことにすること自体に問題はありません。具体的にどのようにするかの問題であって(例えばこの人が「1億円は燃えてしまった」と証言しながら、実際はどこかに隠していた、ということをどう防ぐかなど)、方法論を抜きにすれば「無かったことにする」こと自体には問題はありません。

> 株や不動産の値段は人のマインドで決まる事なので、これも無かったことにして一斉に値を上げる事は出来ないのでしょうか。

こちらは少々問題があります。火事によってお札が焼けて無くなってしまうことは単純な事故であって、無かったことにしても問題はないのですが、株や不動産の値段は需要と供給、利益と損失の狭間で決定するものですから、値下がりは事故ではなく必然のなせることです。この値下がりをいつでも「無かったことにできる」とするなら、「この株券(土地)は値下がりすることなく現状維持か値上がりしかしません」というようなもので、それは厳しい統制経済ということになります。
自由経済のもとで「損失を無かったことにできる」とするなら、経済の実態とものの価格が乖離することになり、結局のところデフレかインフレが起きてお金の価値が(額面が、ではなく)実態に合わされることになります。
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ある人が燃やした紙幣は、その時点でもう日本の富ではありません。


しかも日本がその時点の1億円の価値を失ったことになりません。
理論上、減った1億円紙幣の枚数分だけ、全体の貨幣の価値が少しだけ上がっているからです。
結果として、ある人が1億円失っただけです。
紙幣は、ある人のために刷られるという事はありえません。
再発行はないのです。
それに、日銀は紙幣をやたらと発行したりしません。
なぜなら発行した分だけ全体の貨幣の価値が下がるからです。

株や不動産の値段は人のマインドで決まるということについては
売り手と買い手においてはその通りと言えますが、
全ての人のマインドを高値での購買に今すぐ急激に引き上げることが可能でしょうか。無理です。
現実的に売れる値段を付けないと売れません。
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この回答へのお礼

昔から経済学に興味があったのですが、私は数学が苦手で、数式や関数を使った授業が解らず、経済や金融の科目はとりませんでした。今後少しずつ勉強していこうとおもいます。親切な回答ありがとうございました。とても参考になりました。

お礼日時:2005/08/29 17:34

確かに火事で現金が燃えれば損失となりますね。


その部分を無しにしてお金を多く刷った場合、その分、刷ったお金の量は増えます。損失したことを無かったことにすれば金額は増えますがお金の価値はドンドン下がります。
つまりインフレーションとなります。お金の価値が下がりますので物価が上昇します。今まで貯金などで貯めてきたお金が紙くずになっていくんですよね。

また、外貨とのバランスも崩れます。輸出企業はいいかもしれませんが材料を輸入するような業種は大打撃です。

お金が無いから一杯刷っちゃえと言う論理は結局成り立たないんですよね。
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この回答へのお礼

こんなに早く、知らない方から回答していただき感激です。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/29 17:24

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