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スペースシャトルが地球に帰還して、タラップから降りてくる宇宙飛行士の映像を見て思いました。スペースシャトルの外壁は宇宙線の被曝を受けてはいないのでしょうか。もし受けていたら、そこから放射線を出すと思うのです。実際のところはどうなのでしょうか?

A 回答 (7件)

一応宇宙開発でメシを食っているものです。



スペースシャトルも被曝します。しかし、通常であれば問題ないレベルでしょう。

地球に降り注ぐ放射線は、主に太陽からやってきますが、ほとんどは地球の磁気圏に遮られます。遮られた陽子・電子は、「ヴァン・アレン帯(バン・アレン帯)」というドーナツ状の空間に吹きだまる(?)のですが、スペースシャトルの飛行高度は「ヴァン・アレン帯」よりかなり低いからです。
「ヴァン・アレン帯」の中は非常に放射線が強いので、おそらく人間は生存できないでしょう。(アポロ宇宙船のように突っ切るだけならともかく。)
なお、静止衛星は「ヴァン・アレン帯」より高い高度を飛んでいます。
http://www.tric.u-tokai.ac.jp/rsite/r2/kodou/kod …

スペースシャトルや低軌道の人工衛星にとってやっかいなのは、太陽フレアです。測定方法にもよりますが、低軌道における年間被曝量より、大規模フレア1回の被曝量の方がかなり大きいように記憶しています。このため、太陽フレアの発生時には、船外活動を行なわないようになっているはずです。
太陽フレア等に対処するため、「宇宙天気予報」というものもあったりします。
http://hirweb.nict.go.jp/index-j.html

スペースシャトルは、宇宙で被曝するためわずかに放射能を帯び、放射線を発していると思います。ただし、その量はごくわずかで問題にならないでしょう。スペースシャトルの高度では、通常は宇宙飛行士が船外活動をしても問題ない放射線レベルなわけですから。
我々は、地上にいても「自然放射線」と呼ばれる、ごく弱い放射線を浴びていることですし…。
http://www.yonden.co.jp/denryoku/ikata/ikata/ikt …

ちなみに、上野の国立科学博物館新館2Fには、日本の「SFU(スペースフライヤーユニット)」という人工衛星の実機が展示されています。これは、約10ヶ月間宇宙空間で実験を行ない、スペースシャトルで回収されてきたものです。
スペースシャトルよりはるかに長期間宇宙にいましたし、高い高度(=放射線が強い)を飛んでいましたので、おそらくスペースシャトルよりだいぶ高い放射能を帯びていると思いますが、特に問題があるという話は聞いたことがありません。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/
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 宇宙船が受ける被爆については、アメリカや日本の


宇宙開発の話には殆ど出てきませんが、旧ソビエト、
現ロシア側の話としてはよく出てくるんです。

 アメリカ側は何か隠しているように思えますし、
日本は経験不足でよく分かっていないように
思えます。

>、「放射線を浴びた物質も放射能を得る」

 キュリー夫妻は、強い放射線を使って、
原子核変換という実験をやっていたんです。
放射線を出さない原子を、放射線を出す
放射性同位体というのに変えていたようです。
 ただこれが起こる条件があって、放射線を
当てたからといって、どんな物質も放射線を出す
ようになるわけではありません。
 
>スペースシャトルの外壁は宇宙線の被曝を受けてはいないのでしょうか。

 スペースシャトルの初期の計画では、放射線を
通しにくい鉛の素材が検討されたようですが、
重量が極端に大きくなり、エンジンも巨大化
するので、打ち上げコストも上がることから
採用されなかったようです。
 地球の周囲の宇宙空間では、自然の放射能も
地上より強いばかりでなく、アメリカが
行った、宇宙核実験のときの放射性物質の
粒子がスペースデブリ(宇宙のクズ)として
漂っていると言われているんです。

 日本発の宇宙飛行士、秋山さんがロシアの
宇宙ステーション、ミールに行ったとき、
お金を出した日本にいろいろ自由に取材させて
くれたロシアでしたが、着陸直後のカプセルには
近づかせてくれませんでした。放射能の影響を
考えて、カプセルに近づくスタッフが少数に
限定されていました。

 アメリカの宇宙計画では、初期のアポロ計画で、
宇宙飛行士は白人に限定されていたのに、
シャトル計画では、日本人のような有色人種の
乗り組み員が増えました。
 シャトルミッションを見ていても、
ロボットが出来る作業を、わざわざ人間が
宇宙服を着て、船外活動でやっています。

 つまりシャトルミションは、わざと
人間を宇宙の放射能にされして、効果を
見る、人体実験ではないかという噂も
あるんです。今だにアメリカは、白人優性な
国ですから、危険な人体実験は、有色人種に
任せればいいということなのかもしれません。

 
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ANo.#2さんの言う通り、問題になるのは放射化だと思います。

放射化されるとその同位体に応じた半減期をもつことになります。放射化には中性子線が一番効いて(中性なので原子核内部まで入りやすいのです)、その次に陽子やα線、重粒子線かと思います。原発は炉心は放射化されてしまうため最終的に中レベル放射性廃棄物になってしまいます。γ線が放射化に効くという話はよく知りません。γ線の連鎖反応が半減期をもつような長い時間続くとは思えません。
いずれにしてもきっと量が知れているのでしょう。
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こんにちは。


大気圏の外に出て行くスペース・シャトルは、宇宙線、主に太陽からの放射線によって被曝します。
α線、β線、γ線とありますよね。これらは高いエネルギーを持っており、照射された原子核の周りの電子を電離させたり励起させたりしますので、電離放射線と呼ばれています。
放射線とはいいますが、α線は中性子、β線は電子で、厳密には高速の粒子の流れです。太陽から飛んで来るのは主にこのふたつで、何かの原子に衝突しますと、高いエネルギーでもってそれを電離させます。
α線やβ線の衝突によって電離させられた原子は、元の状態に戻ろうとしてエネルギーを放射します。これがγ線です。そして、このようなγ線が放射されることによって、周りの原子を次々と電離させるという連鎖反応が起こります。
α線やβ線は粒子線ですので、衝突してしまえばそれで終わりです。ですから、太陽風によって被曝したスペース・シャトルの外壁に残る放射能とは、上記のようなγ線の連鎖反応ということになります。
ですが、γ線というのはα線やβ線が衝突することによって発生する二次放射線ですから、元のエネルギーよりも大きいとうことはありませんし、被曝したからといって、その物質がウランやプルトニウムのように自ら放射エネルギーを産み出せるようになるわけでもありません。ですから、スペース・シャトルが地上に降りて来て、新たなα線やβ線が衝突しなくなれば、γ線の連鎖反応は、しだいにエネルギーを失って終息するということになるのだと思います。
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太陽は核融合反応なので、スペースシャトルが被爆するとしても、高速の陽子や中性子かガンマ線なので、地上に降りる頃には無害になってると思います。



核分裂の場合は、ウランやプルトニュウムなど核物質が放射能を出し続けるのでやっかいです。

どこかの超新星爆発で飛び散った核物質が、『一粒たりとも付いて無い』とまでは言いませんが、それなら毎日降ってます。
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放射性物質 - Wikipedia


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84% …
原子力百科事典 ATOMICA - 放射化
http://sta-atm.jst.go.jp:8080/dic_1378_01.html

こちらの説明で言う「放射化」の話ですね。
実際には程度の問題なのですが、元の放射線量に比べて十分小さく、シャトルの外壁にガイガーカウンターなんか当てれば多少ガーガー言うかも知れませんが、慌てて遠ざかるほどじゃないという事だと思います。
(とはいえ、太陽から飛んでくる放射線量も桁外れに莫大なのですが…)

数値的な話は…ちと見つかりませんでした。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84% …
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被爆はしますが、



> そこから放射線を出すと思うのです。

こういう事は無いです。
外壁は被爆によって多少ボロになる程度です。


放射線に被曝した物質が放射能を持っていくとしたら、原発の炉心を覆っている隔壁が放射能を持ち、その外側の外壁も次々に放射能を持つ…となると、放射線は遮蔽できない理屈になります。(ゾンビ映画?)
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
キュリー夫人の伝記で、「放射線を浴びた物質も放射能を得る」旨のことを読んだ記憶がありましたのでこの質問をしたのですが、スペースシャトルの外壁には当てはまらないのでしょうか。
後半に関しては、厚みがあれば漸次に入ってくる放射能を弱めることができると思いました。

お礼日時:2005/09/20 19:38

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