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素人の質問ですみません。
輪廻転生の考えは主に仏教の教えなのでしょうか。
キリスト教や哲学の考えには存在しないのでしょうか。

ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

A 回答 (6件)

3番です。



回答者同士のでの意見は禁止されていますが、4番の方にお聞きしたい事があります。

ミトラ教ですが、私の知る限り、ミトラ教も、原始キリスト教も、輪廻転生を論じた例を知りません。
どちらかというと、終末論的なものを感じています。
ただ、ミトラ教に関しては、地域格差が激しく、一部に輪廻転生を信ずる宗派が無かったとは言い切れません。

ミトラ教が、輪廻転生を信仰していたとするのは、どこに書かれているのでしょうか?
ミトラ教の場合、転生ではなく、復活が強調されていたように思います。

弥勒信仰は、輪廻転生の考え方と矛盾する考え方です。
弥勒信仰は、仏教が、最後の審判型の宗教に影響されたために生まれたと考えるのが適切だと思います。
阿弥陀信仰も同様です。

本来仏教の持っていた輪廻転生の考え方が、ゾロアスター教やマニ教、ミトラ教などの影響で、転生から最後の審判型に変化したと考える方が、自然ではないかと思います。
その過程で、一部の宗派に、転生の考え方が取り入れられたかもしれませんが。

原始キリスト教が、輪廻転生の考えが有ったが、ローマカトリックが教義から外したのは、いつの事でしょうか?

そのような重要な事は、必ず公会議で決定されているはずですが、輪廻転生の考えを持ったキリスト教は、カタリ派以外知りません。
グノーシス派の一部に、輪廻転生に近い考え方も有りますが、まとまった宗派とはとてもいえない状況です。

プラトン哲学の中に、転生に近い考えは有るようです。
プラトン哲学を、あたかも宗教のように扱った宗派がヘレニズム時代のギリシャに有りました。
オルフェウス教です。
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3番の方より私の誤りが分かりました。

4番の回答は誤りです。ミトラ教ではなくオルフェウス教のことが言いたかったんです。
「2世紀ごろにローマ帝国全土に広まりましたが」、「(ミトラ教の最大の祭日が12月25日など)」が誤りですが、4番の回答は無かったことにしたほうがいいです。大変失礼しました。
オルフェウス教は古代宗教だと書籍から認識しています。カタリ派は聞いたことがあります。ローマカトリックが教義から外した件は10年前に研究したことですのでその引用元はよく覚えていません。
3番の方、ありがとうございました。
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この回答へのお礼

みなさん、本当にありがとうございます。
とても興味深く読まさせていただきました。

本当にありがとうございます!

お礼日時:2005/09/28 10:34

古代ペルシャにおいて秘儀として伝わっていたミトラ教が「輪廻転生」の教えを打ち出したのが史上初めてです。

2世紀ごろにローマ帝国全土に広まりましたが、その教義発祥はとても古いとされていて、イエス・キリストが生まれる遥か前にはミトラ教が確認されていたようです。キリスト教は色濃くミトラ教の影響を受けており(ミトラ教の最大の祭日が12月25日など)、研究者の間ではイエス自身がミトラ教の信徒であるとみなされています。原始キリスト教の時代はまだ「輪廻転生」が信じられていましたが、ローマカトリックが「輪廻転生」を教義から外しました。

ミトラ教のミトラは「契約」という意味で、大乗仏教で言うと「弥勒菩薩」となります。
ゾロアスター教アフラ・マズダは「阿弥陀如来」と仏教は古代オリエントから影響を受けています。
「輪廻転生」の思想はプラトンの著作においても見られ、著作「国家」においても転生の形態の説明がされています。ソクラテスの口からミトラ教と思われる存在をも語らせています。
強力な霊能者(零能者ではないようです)集団がミトラ教を支えていて、キリスト教の修道院での数時間、数日間における祈りの苦行はミトラ教の真理の力により天と地を支える、すなわち善と悪の拮抗を計るものであり、ミサやエクソシストはミトラ教より引き継いでいるようです。
興味深い宗教ですが、ミトラ教は密教であるためにその教えの全容はよくわかっていません。
参考文献:プラトン著作集、シークレット・ドクトリン、ヘーゲル著作集
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一般的なキリスト教には、輪廻転生の考え方はありませんが、過去に異端とされた宗派で、キリスト教ながら、輪廻転生の考えを持った宗派があります。



カタリ派という宗派です。
カタリ派は、絶対的二元論(二つの神を想定する宗派)と言われる考え方で、魂を造った神と、肉体を造った神を想定します。

魂は、永遠であり、死んだ後も別の肉体に宿ると考えられていました。
カタリ派は、カトリックによるアルビジョワ十字軍により衰退し、徹底した異端審問の結果消滅します。

多分キリスト教では、カタリ派だけが、輪廻転生の考え方を持っていたと思われます。

一方、イスラム教の中でも、輪廻転生を主張するグループがいます。

シーア派の分派であるドズール派です。
ファティマ朝のカリフであるハーキムの考え方を評価するグループで、現在でもシリアやレバノンに存在しています。
ただし、イスラムの中では異端的で、人によっては、ドズール派を、イスラムとして認めない人もいます。

ヒンズー教、ジャイナ教も、輪廻転生の考え方を持っています。
仏教の輪廻転生は、インド起原のように思われます。

仏教でも、大乗仏教には弱く、上座仏教やチベット仏教には、強くでています。
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こんにちは。



 ひとくちに仏教と言っても、いろいろな考え方があって、なかなか一言でまとめてお答えしにくいご質問です。
 輪廻転生は仏教に限らず、インドでは非常に一般的な世界観です。
 生きることそのものを「苦」としたのは仏教の特徴の一つと言えるでしょうが、輪廻する世界=人が生きる世界(俗世間)という構図は仏教オリジナルの考え方ではないでしょう。仏教の諸々の教えの中にも輪廻転生を前提としたものが見られますが、自分は、仏教が輪廻説を採用して教えを説くのは、一種の方便だろうと考えています。
 仏教は諸行無常・諸法無我を根本義においていますから、輪廻する主体を想定できません。何が輪廻するか?という何かがないわけです。行い(=業)を持ち出すことはよく見受けられ、業を輪廻の主体や原因として想定する考え方もありますが(自分もそういう言い回しをすることもあるのですけど・・・)、そもそも無我なるものに業があるか?というと???となるわけです。
 仏教とくに大乗仏教では、縁という一種の相関関係のみによって世界を観ているので、実体を持った何か(霊とか精神とか)が輪廻転生するという考え方と仏教は、本来は合わないものだと思っています。

 ただ、それはそれとして、世間一般には「輪廻転生は仏教思想」という見方は昔からありましたし、仏教側もそういう見方を積極的に否定せず、むしろ利用して布教伝道に用いてきたのは事実だと思います。

 キリスト教や他の哲学に関しては、よく知らないので・・・ご寛容ください。では。
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 キリスト教は神との契約で、死後、天国に行くか、この世から全く消えてなくなるかということです。

輪廻転生という考えはありません。だいたい万物の創造主の神ですから、生まれ変わりという発想はないでしょう。
 哲学で死後の世界まで考えたものはないと思います。哲学は現世のみではないでしょうか。
 仏教以外にも輪廻転生の考えはあるでしょうが、やはり仏教が主でしょうね。多くの経典に生まれ変わり、前世のことが書かれていますから。仏教は因縁をときますから、前世、現世、来世のすべての縁起を説きあらわしています。
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