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リズムについての質問です。

タンターンタ、タンターンタ、タンターンタ(、は拍の区切り、一拍は8部音符3つ分、8分の9拍子です)というリズムが続く箇所(展開部の前のtuttiで盛り上がるところです)のリズムが、時々ターンタタと聴こえてしまいます。ベートーヴェンの7番の舞踏のリズムのようにです。

こんな体験された方おられますか?
わかりにくくてすみません。宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

こんにちは。



感じ方に「二(多)重性」をもたせるような書法はよくありますよね。現代音楽系は言うに及ばず,チャイコフスキーやブラームスも結構好きだったみたいです(ひねくれ者?)。
楽譜通りの感じ方と直感的な感じ方,両方を感じ取るのが面白いのだと思うのですが,私はついついムキになって楽譜通りに感じようとしてしまいます。
#1さんへのお礼に挙げていらっしゃるブラームス3番第1楽章は,楽譜通りに感じられるまでしつこく聴き込みました(笑)

その他ですと,チャイコフスキー5番第3楽章,「新世界より」第3楽章,シベリウス1番第3楽章,シベリウス5番第1楽章なども混乱しやすいです(シベ5は,混乱どころか,楽譜なしでは拍子がまったく分からないです)。チャイコフスキー「悲愴」第1楽章の展開部にも1拍ずれそうなところがありますね。

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チャイコフスキー4番の第1楽章は,リズム処理という点では,難曲中の難曲と思います(2度演奏経験あります)。質問者さんが挙げている部分も難しいですし,展開部の最後の方は,結局2回とも指揮者頼みで,他の楽器とのアンサンブルをきちんと把握する事はできませんでした(CDでも,アンサンブルとして成り立っているものに出会ったことがありません・・・っていうのは私が分からないだけかも,泣)。

質問者さんが気にしていらっしゃるところは,強拍がずれるどころか,8分の2/5/8拍目の位置そのものが後ろにずれて,複合拍子っぽくなってしまっている演奏もあるように思います(第1楽章の結尾部が始まったところのリズムは,よりその傾向が強いですね。これは「タンターンタ」が前につんのめって「タタッタ」ですが)。
こういう場合は,感じ方ではなくて,演奏が悪いという事で(笑)
(ちなみに私は,この曲に関しては,今なおムラヴィンスキー派です)

その部分を演奏する時は,1/4/7拍目が強拍であると強く意識する,2/5/8拍目の場所は絶対にずらさない,2/5/8拍目は強さも大事ながら音の伸びをより意識する,といった感じでやっていました。そこまでやって,やっと普通に楽譜通りに聴こえるくらいだったと思います。
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この回答へのお礼

ta595様

いつも丁寧なご回答ありがとうございます。

そうなんです。まさしく共感して読ませて頂きました。
シベ1もチャイ6も疑問に感じておりました。ちょっと疑問に思って、楽譜で確認してました。

シベ5も難しいのですね。好きな曲ですが、大きく勘違いしているかもしれませんね。楽譜で確認したいと思います。

>ついついムキになって楽譜通りに感じようとしてしまいます

そうですよね。ついついムキになります。
作曲家は、わざとそういう書き方をしているのだと思います。ある種前衛的な試みなのだと思います。

ブラームスのピアノトリオ一番の一楽章の展開部などで、4拍子3小節をピアノが3333にも分割して捉えられるような形になったりしています。これにヴァイオリン、チェロが加わって、なんとも捉えがたいです。

やはり、騙されそうになりつつも、きちんと拍子を持って聴く、ムキになるのが正しい捉え方と僕は考えています。

3拍子で演奏して欲しいと思うなら、3拍子で書くと思います。4拍子だから意味があると思っています。

長文失礼いたします。

お礼日時:2005/10/14 06:43

私も演奏経験者です。



第一楽章のリズムはホントに大変で、
休みの小節数を数えるのにも難儀しました。

アタマをリフレッシュさせるためにも、
『白鳥の湖』第1幕のワルツを
聴いてみられてはいかがでしょう。
第4番と同じ音形が、
第4番よりも分かりやすい形で出てきますから。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
聴いてみたいと思います。

お礼日時:2005/11/08 21:51

演奏しているとボウイングの関係でそういう風にリズムを刻まなければならないので注意していますが、CDで聴いているとアクセントの関係でそういう風に聴こえてきます。

しかし、チャイコフスキーの曲はえてしてそういうのが多いようにも思えます。どうしてもアウフタクトやシンコペーションが続くとそういう錯覚に陥ることがあります。特に裏拍にアクセントがあると実際の楽譜とは違う音楽が聞こえてくるものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ADEMUさんの書かれているような裏拍にアクセントがあると錯覚に陥りやすいですね。ただ、そのような曲でも、僕の基本的な考えとして、確かに裏拍にある、として感じたいと思っています。

ブラームスの3番シンフォニーの一楽章の第二主題の場面なども、裏拍からはじまり、タイやアクセントが入り乱れているからこそ、面白い音楽です。

表題の曲はよほど注意しないと、ターンタタになってしまうんですよねぇ。他の曲に際立って、きちんと聴くのが難しいんです。

お礼日時:2005/10/13 19:16

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