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ポリアクリルアミドゲルの合成に重合促進剤としてTEMED(テトラメチルエチレンジアミン)、開始剤としてAPS(過硫酸アンモニウム)を用いて実験しました。実験をしていて疑問に思ったのですが・・・

開始剤、促進剤を多く入れれば入れるほど、重合速度は速くなるものなのでしょうか?また、速くなるのであれば理由を教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

こんな感じかな:


http://www.246.ne.jp/~takeru/chalk-less/lifesci/ …
この中でTEMEDを「重合開始剤」と書いてありますが、これはご質問にある「重合促進剤」の方が正しいと思います。
さて、ラジカル重合で過酸化物からラジカルが発生しますから、APS量を増やせば重合速度は大きくなるでしょう。ただし、ラジカル重合のつねとして、ラジカル濃度が大きくなりすぎると、停止反応(もっぱらラジカル同士が相互作用して非ラジカル種になってしまう)が急激に(当然ラジカル濃度の2乗で)多くなってきますから、穏やかな、分子量の均一な重合物を得たいときは、開始剤も、促進剤も、その量を良く選んでおかねばなりません。
特に、分析の展開媒体などの場合、「再現性」が命ですから、できれば、あまりゲルの制作条件を変えない方が良いわけです。
もちろん、解析条件を「探索する」必要がある場合、ゲルの作り方にまで踏み込む必要が出て来ることがあるでしょう。そうなったら幸せ。
m(_ _)m
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レドックス系の重合ですね。


このラジカル重合はフリーラジカルの系ですので、教科書に載っているような速度式が当てはまります。

重合速度(=モノマーの消費速度)ですので、重合速度Rpは、
Rp=K[I]^0.5[M]
となります。
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この回答へのお礼

皆様ご回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/03/14 21:07

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